2025年03月27日 13:00

ETAPとシュナイダーエレクトリック、NVIDIA Omniverse を使用して、系統からチップレベルまでAIファクトリーの電力要件をシミュレーションする世界初のデジタルツインを発表

※本リリースは3月18日に USA マサチューセッツ州 ボストンにて発表されたプレスリリースの抄訳です。

ETAPとシュナイダーエレクトリック、NVIDIA Omniverse を使用して、系統からチップレベルまでAIファクトリーの電力要件をシミュレーションする世界初のデジタルツインを発表

● デジタルツインにより、AIファクトリーの電力システムと電力要件に関するインサイトと制御を強化
● 製品コラボレーションにより、ETAP が持つ電力領域の高度なデジタルツインテクノロジーを NVIDIA OmniverseTM クラウド API に統合
● オペレーターは、高度なエネルギー効率、予測メンテナンス、総所有コストの削減のメリットを享受

エネルギーマネジメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであるシュナイダーエレクトリックと、電力システムの設計・運用の業界およびテクノロジーのリーダーであるETAP(https://etap.com/)は、NVIDIAが提唱するAI ファクトリーの電力ニーズを正確に設計およびシミュレーションできる最先端のデジタルツインを発表しました。AIファクトリーのデジタルツイン向けの NVIDIA OmniverseTM ブループリントを活用することで、シュナイダーエレクトリックと ETAPは、機械、熱、ネットワーク、電気システムといった複数の入力情報をまとめて、AIファクトリーの運用をシミュレートするデジタルツインの開発を可能にします。このコラボレーションにより、電気システムと電力要件に関するインサイトと制御が強化され、AIファクトリーの設計と運用の変革を実現し、効率、信頼性、持続可能性を大幅に向上させる機会が生まれます。

電気システムの基本的な可視化はこれまでも可能でしたが、ETAP と NVIDIA Omniverse(https://www.nvidia.com/en-us/omniverse/) テクノロジーの統合により、複数のダイナミクスがシームレスに相互作用する包括的な AI ファクトリーのデジタルツイン構築が可能になります。ETAPの高度なモデリングテクノロジーは、データセンターの電力インフラの仮想レプリカを作成し、それをリアルタイムの電力システムデータ、高度な分析、およびインサイトと組み合わせます。インテリジェントなアルゴリズムが電力消費と配電パターンを分析および予測し、以下のような前例のないインサイトを可能にします。

● 高度な電力システムの設計とシミュレーション
● 動的な「What-If」シナリオ分析
● リアルタイムの電力インフラパフォーマンストラッキング
● 高度なエネルギー効率の最適化
● 予測メンテナンスとシステム信頼性評価
● 総所有コストの削減に役立つ電力使用量に基づくインフラのニーズ

大規模なトレーニングクラスターからエッジ推論サーバーに至るまで、AI ワークロードはデータセンターの電力消費を大幅に増加させています。従来のコンピューティングタスクとは異なり、AI 稼働 (特にモデルトレーニングと複雑な推論プロセス) には相当の計算能力が必要であり、ラックの電力密度が高くなります。AI の導入が加速するにつれ、スタートアップや企業、コロケーションプロバイダー、インターネット大手は、増大する電力効率のニーズに対応するために、データセンターの設計と運用を再考しなければなりません。

ETAPとNVIDIA のコラボレーションにより、AI 時代の電力管理、パフォーマンスの最適化、エネルギー効率という重要な課題に対処する革新的な「Grid to Chip」、つまり系統からチップまでのアプローチが導入されます。現在でもデータセンター事業者は、ラックレベルで平均電力消費量を推定することができますが、ETAPの新しいデジタルツインは、チップレベルで動的な負荷動作をモデル化する精度を高め、電力システム設計を改善してエネルギー効率を最適化することを目指しています。

この共同アクションは、ETAP と NVIDIA の両者が、データセンターセクターでイノベーションを推進し、企業が運用を最適化し、AIワークロードに関連する課題を効果的に管理できるようにするというコミットメントを強調するものです。このコラボレーションは、データセンターの効率を高めながら、電力系統の信頼性とパフォーマンスを向上させることを目指しています。

「AI ワークロードの複雑さと規模が増すにつれ、効率・信頼性・持続可能性を確保するために正確な電力管理が欠かせなくなっています」と、NVIDIA の HPC および AI ファクトリーソリューション担当シニアダイレクターの Dion Harris 氏は述べています。「ETAP および Schneider Electric とのコラボレーションを通じて、データセンター事業者に、前例のない電力動態の可視化や制御、インフラの最適化、AI 導入の加速と運用のレジリエンス向上の両立を可能にします。」

「このコラボレーションは単なる技術ソリューション以上のものです」と、ETAP の CEO である Tanuj Khandelwal 氏は述べています。「我々は、AI 時代のデータセンターの設計、管理、最適化の方法を根本的に再考しています。電気工学と、高度な仮想化および AI テクノロジーとを橋渡しすることで、インフラ管理の新しいパラダイムを創造しています。」

シュナイダーエレクトリックのデータセンター、ネットワークおよびサービス担当エグゼクティブバイスプレジデントのPankaj Sharmaは、次のように述べています。「コラボレーション、スピード、イノベーションは、AIワークロードに対応するために必要なデジタルインフラ変革の原動力です。ETAP、シュナイダーエレクトリック、NVIDIA は協力して、データセンターテクノロジーを進化させるだけでなく、企業が運用を最適化し、AI の電力要件にシームレスに対応できるように支援します。」

参考:AIファクトリーとは(https://www.nvidia.com/en-us/glossary/ai-factory/?nvid=nv-int-solr-656273-vt34

Schneider Electricについて
シュナイダーエレクトリックのパーパスは、あらゆる人がエネルギーや資源を最大限活用することを可能にし、進歩と持続可能性を同時に実現することによってインパクトをもたらすことです。私たちはこれを「Life Is On」と表現しています。

私たちのミッションは、持続可能性と効率性のための信頼のおけるパートナーとなることです。

私たちは、電化、自動化、デジタル化における世界トップクラスの専門知識を、スマート化された製造業、レジリエントなインフラ、未来仕様のデータセンター、インテリジェントなビル、直観的なホームオートメーションに提供する、グローバルな産業テクノロジーのリーダーです。深い専門知識を基盤に、つながる製品、オートメーション、ソフトウェア、サービスにより、エンドツーエンドのライフサイクル全体で統合された、AI対応の産業用IoTソリューションを提供し、デジタルツインの実現によってお客様の利益と成長を支援します。

私たちは、150,000人の従業員と 100万を超えるパートナーというエコシステムを持つ、人を中心に考える企業として、100か国以上で事業を展開し、お客様やステークホルダーと緊密な関係を築いています。すべての人々にサステナブルな未来を、という意義深いパーパスの下、あらゆる活動においてダイバーシティとインクルージョンを大切にします。
https://www.se.com/jp/ja/


ETAPについて
ETAP は、設計、エンジニアリングから運用と保守まで、電気システム向けの市場をリードするソフトウェアソリューションを提供します。

統合された電気デジタルツインプラットフォームを通じて、ETAPは、クラス最高のシームレスな顧客エクスペリエンスとクラウド活用テクノロジーを提供し、最も規制の厳しい環境でも、設計者、エンジニア、オペレーターがデジタルなエネルギー変革を加速できるよう、普遍的なアクセシビリティを保証します。
世界中の 20,000 社を超える企業が、ETAP を利用して、ユーティリティ、インフラストラクチャ、産業、建物のライフサイクルのすべての段階で総合的な効率性と持続可能性を実現しています。38年以上にわたり卓越性、革新性、顧客満足度を追求してきた ETAPの深い専門知識は、1,000 人を超える従業員の献身的な取り組みと、活発なユーザーの強力なコミュニティによって支えられています。

ETAP はカリフォルニア州アーバインに本社を置き、世界中の地域に事業所を構えて地元のお客様をサポートしています。

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • IT、通信、コンピュータ技術

添付資料

  • Schneider Electric_ETAP-Electrical Digital Twin_NVIDIA

会社概要

商号
シュナイダーエレクトリック株式会社(シュナイダーエレクトリックカブシキガイシャ)
代表者
白幡 晶彦(シラハタ アキヒコ)
所在地
〒108-0023
東京都港区芝浦2-15-6 オアーゼ芝浦MJビル
TEL
03-5931-7500
業種
製造・メーカー(機械)
上場先
未上場

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