2025年01月15日 10:30

ポリアモリー(複数恋愛)の認知度は?──男女3,000人にアンケート調査【第1報】

既婚者向けマッチングアプリ「既婚者クラブ」のユーザーを対象にノマドマーケティング株式会社(東京都渋谷区)が、20歳~59歳までの男女3,000人を対象に「ポリアモリーに関する意識調査」を実施しました。




<ポリアモリーとは>

関係者全員の合意を得た上で、複数のパートナーと関係を結ぶ恋愛スタイルのこと。二股や浮気とは異なり、全員との合意を得ている点が異なる。



■あなたは「ポリアモリー」を知っていますか?

まず、全国の男女3,000人(男性1,586人・女性1,414人)に、「“ポリアモリー”が何かを知っているかどうか」を聞きました。

ポリアモリーを「知っている」と回答したのは、3,000人のうち302人(10.1%)。ポリアモリーという言葉の認知度は、全体の1割ほどでした。

続いて、男女別の認知度についてですが、
男女別で大きな差は見られなかったものの、ポリアモリーを知っているのは男性のほうが多い結果になりました。


男女ともに、ポリアモリーを知っていると回答した人がもっとも多かったのは40代でした。女性は若い年代のほうがポリアモリーを知っている割合が増えているようです。

■ポリアモリーにどのようなイメージがありますか?

「ポリアモリー」について、どのようなイメージを持つかどうか聞きました。

「理解できない」「自分には無理だと思う」など、ネガティブなイメージが大きく票を集めた一方で、「全員が幸せならいいと思う」「同意を得ているならいいと思う」と、当事者への理解を示す結果となりました。

男女それぞれで票を集めた項目は以下の通りです。

【男性の票が多かった項目】
・楽しそう…295人(68.9%)
・うらやましい…289人(81.1%)
・自分もしてみたい…184人(77.3%)
・幸せそう…147人(73.9%)

【女性の票が多かった項目】
・気持ち悪い…201人(73.3%)

男性はポリアモリーに対してポジティブな感情を抱く人が多かった一方、女性は嫌悪感があらわに。

また、自由記述回答は次の通りでした。
■自分のパートナーからポリアモリーだとカミングアウトされたら?

もし、自分のパートナーから「ポリアモリーだ」とカミングアウトされたらどうするかを聞きました。
男女3,000人のうち、「問題なく受け入れて関係を続ける」と回答したのは1割未満。反対に、「受け入れられないので別れる」と回答したのは5割でした。


ポリアモリーに対してポジティブなイメージを抱く人が多い男性と、ネガティブなイメージを抱く人が多い女性とでは、回答の割合が異なる結果となりました。

「問題なく受け入れて関係を続ける」と回答した人は、男性が女性の倍以上に。一方、「受け入れられないので別れる」と回答した人は、女性のほうが上回る結果でした。

また、男女それぞれで年代別の回答割合を見てみましょう。

男性の場合、「受け入れられないので別れる」と回答した割合がもっとも高かったのは20代でした。

30代以降は、「問題なく受け入れて関係を続ける」の回答割合がぐんと上がる結果に。ポリアモリーという考え方を受け入れられない人は一定数いるものの、関係を続ける・別れないという選択をした人が多くなりました。

女性は年代が上がるほど「別れる」を選択する人が増える結果に。若い世代のほうが「受け入れようと努力する」という姿勢が見えました。

自由記述回答では、男女ともに多くの人が「わからない」と回答。ポリアモリーという恋愛スタイルが一般的ではなく、まだまだ知られていないことも理由の一つです。

その時にならないとわからない、もしそうなった場合は自分以外の相手とは別れてもらうという回答が目立った女性に対し、男性は「自分も(複数恋愛を)認めてもらう」という回答が複数ありました。

ポリアモリーは本命とそれ以外の遊び相手がいるという恋愛スタイルではなく、複数のパートナーが全員本命です。複数の相手一人ひとりに愛情をかけることは「楽しそう」「うらやましい」と思うかもしれませんが、実際には悩みも多く大変なことと言えるでしょう。

■まとめ

「ポリアモリー」という言葉を知っている(理解している)人は、男女3,000人中302人で1割ほどでした。

この恋愛スタイルに対し、男性は「楽しそう」「うらやましい」というポジティブなイメージを、女性は「気持ち悪い」というネガティブなイメージを抱く人が多くなっています。

また、自分のパートナーがポリアモリーだったらどうするかという設問では、半数の人が「受け入れられないので別れる」と回答。自由記述回答では「他の人とは別れてもらう」という答えが多数寄せられたことからも、複数恋愛を受け入れる人は少数派であると言えます。

一方、ポリアモリーという恋愛スタイルへの「理解」は進んでいます。ポリアモリーに限らず、同性婚やLGBTQなどの認知・理解が徐々に深まっており、多様性を尊重する動きがあるからです。

ポリアモリーの人との恋愛は戸惑ってしまうかもしれませんが、それでも受け入れようとしたり理解しようとしたりする人は多くいることが本調査でわかりました。

次回調査では、「ポリアモリーとの交際」について焦点を当てます。実際にポリアモリーのパートナーを持った人は交際中どう感じたか、悩みなどを調査します。

「ポリアモリー」に関する記事はこちら
https://e-venz.com/column/25585/

調査期間:2024年12月5日~2024年12月5日

調査対象:全国の20歳~59歳以下の男女

調査方法:インターネットを利用
・アンケートサイトFreeasy(https://freeasy24.research-plus.net/
・引用元データ(https://kikonclub.com/questionnaires/14

調査エリア:全国

有効回答数:3,000(男性:1,586人・女性:1,414人)
・20代…275人
・30代…611人
・40代…965人
・50代…1,149人

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〒150-0022
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TEL
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コンテンツ
上場先
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従業員数
10名未満
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