2024年12月24日 15:00

HMIアプリケーションを加速する産業用システムオンモジュール「phyCORE-STM32MP15x」販売開始

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2024年12月24日、東京都渋谷区 - ポジティブワン株式会社は、産業用モジュール phyCORE-STM32MP15x の販売を開始いたします。この製品は、リアルタイム要件を持つHMIアプリケーションに最適なソリューションです。
◆phyCORE-STM32MP15x特長
phyCORE-STM32MP15xは、STMicroelectronicsの最新技術とPHYTECの高品質な設計が融合した産業用マイクロプロセッサモジュールです。本モジュールは、高度な拡張性、低消費電力、高いパフォーマンスを兼ね備え、以下の特徴を提供します:

1.プロセッサ性能
・ STM32MP15xシリーズ(Arm Cortex-A7 2コア、Cortex-M4 1コア)を搭載。最大650 MHzの動作周波数でリアルタイム処理を実現

2・豊富なインターフェース
・ CAN-FD、I2C、SPI、UART、Gigabit Ethernet、USB 2.0 OTGなど、産業用途に必要な幅広いインターフェースを搭載

3・マルチメディア対応
・ 3D GPU Vivanteを搭載し、OpenGL ES 2.0をサポート。1080pビデオのエンコード/デコード機能やMIPI DSI-2/HDMIディスプレイに対応

4.エネルギー効率
・ Cortex-A7とCortex-M4を独立して動作させることが可能。低電力およびディープスリープモードにより、柔軟な電力管理が可能
◆開発の迅速化と拡張性
開発者向けキャリアボードは、以下の主要なコネクタを備えています:

・ Arduinoコネクタ
・ Raspberry Pi HATコネクタ
・ STM-Motor制御コネクタ
・ PHYTEC PEB拡張コネクタ
・ MIPI DSI-2、JTAG、2x USB-UART

これにより、既存の拡張ボードやアクセサリを簡単に利用し、迅速なプロトタイピングが可能です。
◆ソフトウェア開発ツール
・ STM OpenSTLinuxおよびSTM32Cube互換

STMicroのOpenSTLinuxおよびYocto SDKを活用し、カスタムBSPの構築が可能。既存のSTM MCU向けコードを再利用し、Cortex-M4とCortex-A7でLinuxを実行できます。
◆仕様概要
1. プロセッサ
・ モデル: STM32MP151A/C, STM32MP153A/C, STM32MP157A/C
・ アーキテクチャ: Arm Cortex-A7(デュアルコア) + Arm Cortex-M4
・ 周波数: Cortex-A7: 最大650 MHz x2、Cortex-M4: 最大209 MHz
2. メモリ
・ RAM: 256 MB - 1 GB DDR3L
3. ストレージ:
・ eMMC: 4 GB - 128 GB
・ NAND: 256 MB - 1 GB
・ NOR: 最大16 MB(Quad SPI)
・ EEPROM: 最大32 KB
・ SD/SDIO/MMCインターフェース: 3系統(うち1系統はeMMC用に予約)
4. 通信インターフェース
・ Ethernet: 1x 10/100/1000 Mbps(オプションでRGMII対応)
・ CAN: 2系統(1系統はTTCAN対応)
・ USB:1x USB 2.0 ホスト、1x USB 2.0 OTG
・ UART: 4x USART / 3x UART
・ I2C: 6系統
・ SPI: 4系統
・ PWM: 4系統
5.マルチメディア
ディスプレイ:MIPI DSI-2、パラレル18ビットHDMI
6.グラフィックス: 3D GPU Vivante(OpenGL ES 2.0対応)
・ カメラ: パラレル8-14ビット1系統
・ ビデオ:1080p30エンコード、1080p60デコード
・ オーディオ:SAI最大3系統のI⊃2;S、
7.セキュリティ機能
・ 暗号化アクセラレータ:3DES, AES, HMAC, MD5, SHA-1/224/256
・ トゥルーランダム数生成(TRNG)
・ タンパー保護: 対応
8.機械仕様
・ サイズ: 40 mm x 44 mm
・ コネクタ: 2x 120ピン(ピッチ0.5 mm)
9.動作条件
・ 温度範囲: -40°C ~ +85°C
・ 供給電圧: 5.0V
10。消費電力:
・ 標準: 1.19 W
・ 最大: 2.10 W

◆OEMおよびカスタム開発対応
ポジティブワン株式会社は、標準モジュールの提供に加え、カスタムキャリアボードの設計および製造にも対応しています。
モジュールとキャリアボードを組み合わせたOEMソリューションを提供し、お客様の仕様やアプリケーションに完全対応した設計をサポートします。

◆ソフトウェア受託開発
ソフトウェア開発においても、STMicroのOpenSTLinuxおよびSTM32Cubeを活用した、最適化されたBSPのカスタマイズからアプリケーション開発まで対応可能です。
お客様の既存コードやアーキテクチャを活用し、Cortex-A7とCortex-M4コアを組み合わせた効率的なソリューションをご提案します。

【ポジティブワン株式会社について】
社名 ポジティブワン株式会社(POSITIVE ONE CORPORATION)
東京本社 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F
関西本社 〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6神戸国際会館 22F

URL https://www.positive-one.com

ポジティブワン株式会社は、2004年の設立以来、世界の半導体メーカーと最先端技術を利用した製品開発に携わっています。世界の半導体メーカーの動向に合わせて、3つの事業を展開しています。海外の半導体関連製品(基板、開発~検証認証ツール、ミドルウエア)の輸入販売サポート、ODM・OEM向け製造サービス(仕様設計、回路設計、基板設計、ソフトウエア開発、筐体設計、信頼性試験)、EMV・CANopen・車載ネット―ワーク等の標準安全試験認証を行う第三者検査機関サービスを行っています。ハードウエアは高速デジタル回路設計、 3Dセンサー、ニューラルネットワークと深層学習の開発、ネットワーク・ソフトウェア・ハードウェアがクロスボーダーするような領域での開発を強みとしています。

【本件に関するお問い合わせ先】
ポジティブワン株式会社
メールアドレス:poc_sales@positive-one.com
TEL:03-3256-3933 FAX:03-4360-5301

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • IT、通信、コンピュータ技術

会社概要

商号
ポジティブワン株式会社(ポジティブワンカブシキカイシャ)
所在地
〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F
TEL
03-3256-3933
業種
その他IT関連
上場先
未上場
従業員数
50名未満
会社HP
https://www.positive-one.com
IR情報
https://www.positive-one.com
公式ブログ
https://www.yoshin-kan.com

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