一般社団法人日本観光文化協会(東京都北区赤羽西1-22-15:会長 小塩稲之)と連携する日本販売促進協会は、2024年12月17日(火)『日本プロモーション大賞2024』を発表、グランプリは「すなば珈琲」(有限会社SUNABACOMPANY)に決定しました。また、金賞を「栃木紅茶サミット2024」(Y's Tea)に、特別賞を「茎わかめシャキシャキCMによる購入率向上プロモーション」(株式会社 壮関)に決定しました。
大賞を受賞した「すなば珈琲」は、2014年に鳥取県で誕生したユニークなカフェチェーンです。その名称は、当時の平井伸治鳥取県知事が「鳥取にはスタバはないけど、日本一のすなば(砂場)がある」と発言したことに由来しています。2015年、米大手コーヒーチェーンが鳥取県に進出することが決定し、「すなば珈琲」は存続の危機に直面しました。しかし、これを逆手に取り、「大ピンチキャンペーン」と称して、競合店のレシート持参でブレンドコーヒーを半額で提供するなどのプロモーションを展開しました。この大胆な戦略は大きな話題を呼び、県内外から多くの来客を集めることに成功しました。現在、「すなば珈琲」は鳥取県内に複数の店舗を展開し、地域の観光資源としても注目されています。また、オンラインショップを通じて、コーヒー豆や関連商品を全国に提供しています。このように、「すなば珈琲」は自虐的なユーモアと逆転の発想を活かしたプロモーションで、地域活性化とブランドの確立に成功した事例として知られています。
「日本プロモーション大賞」(https://www.jsp.or.jp/award/index.html)日本プロモーション大賞はわが国における販売促進、広告宣伝、広報部門等の担当者の向上およびプロモーションに対する一層の理解促進を図ることを目的として本年より開催しています。受賞作は2025年1月18日(土)に開催されるMMPグループの全国大会で紹介します。
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日本販売促進協会 小塩会長からのコメント
販売促進、広告宣伝、広報部門等の担当者にとって、イベント、プロモーションやマスメディア、SPメディアなどの知識は必要不可欠です。しかし、実際、広告代理店や印刷会社の方に必要な知識は、クライアント側に立った「商品開発」「販売」「販売促進」「マネジメント」の知識です。これを当協会では「商・販・販促・マネジメント」と表します。当協会員だけでなく、一般企業・団体の販売促進、広告宣伝、広報部門等や広告代理店、印刷会社、その他制作会社等が企画実施する販促活動(広報を含む活動)の事例を自薦・他薦問わず広く募集し、審査を通して日本を代表する優秀な活動を表彰、公開するものとして、本年より実施しています。
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■日本プロモーション大賞 グランプリ「すなば珈琲」
◆受賞団体 有限会社SUNABACOMPANY
◆プロモーション活動 鳥取県に拠点を置くコーヒーチェーンで、鳥取砂丘の砂を使用して焙煎した「砂焼きコーヒー」を提供しています。この独特な製法により、ほどよい苦味とまろやかな味わいが特徴のコーヒーが楽しめます。自社のサイトでは、店舗情報や商品の詳細、オンラインでの購入方法などが確認できます。
◆推薦のことば
・「スタバは無いが砂場はある」という知事発言をヒントに、地域資産の鳥取砂丘を絡ませた商品及びネーミングの開発、情報発信を立体的に展開(吉留景子)
・砂丘「砂場」を利用した独特な「砂焼きコーヒー」の情報提供を評価(日野隆生)
■金賞 「栃木紅茶サミット2024」
◆受賞団体 Y's Tea
◆プロモーション活動 紅茶サミット、プロモ、地域創生の上手さを評価されてのエントリー。地元に活気を取り戻したいという想いで「宇都宮を紅茶の街に」するため、商店街での茶葉販売やティールームの経営、また紅茶教室の開催や小学校での紅茶指導など、紅茶文化を地域に根付かせる様々なキャンペーンを展開しています。そのうちの一つ「紅茶サミット」は今回で4回目を数え、本年は栃木県外の企業も初めて来場し、同社の取引先各社が独自に企画した紅茶関連のスイーツなどが発表され、地元紙を中心に各種報道に取り上げられました。また、取引先各社においてワイズティーの紅茶を用いた商品や企画が展開され、初回の2020年に参加したのは20社だったのが、認知度が高まり今年は75社が関係し、初めて北海道や沖縄県の事業者も参加しました。
◆推薦のことば
・紅茶サミットの状況の情報発信が認められ、宇都宮市ともタイアップして地域活性化の活動として継続性がある(大山充)
■特別賞 「茎わかめシャキシャキCMによる購入率向上プロモーション」
◆受賞団体 有限会社株式会社 壮関
◆プロモーション活動 「海と大地の素材をいかしたおいしさとすこやかさをお届けする」をブランドメッセージに据え、いち早くアップサイクルに取り組んだ企業の代表的商品の再ブランディングが評価されました。茎わかめの購入者属性を分析し、購入者当たり購入金額と購入率に着目したCM制作・広告投入をすることによって、茎わかめの購入率を上げ、「そうかんの茎わかめ」を売上前年比で110%以上に拡大させたプロモーションです。
◆推薦のことば
・購入者の属性の分析を通じてターゲットを設定し、ターゲットに届く広告を効率よく投入している(尾中謙治)
・目の付け所が面白い。ターゲットユーザーを分析してプロモーションを行うSTP戦略が良い(岡田吉晴)
<日本プロモーション大賞>
◆審査方法:審査委員長と5名の審査委員、事務局の計7名で構成される審査運営委員会による非公開審査会を経て審査します。全エントリーに対し厳正な審査を行い、「グランプリ」「金賞」「特別賞」の各賞を決定します。受賞者は第24回MMPグループ全国大会にて表彰します。
◆審査員(敬称略)
小塩稲之(東北経済連合会販売支援ディレクター、経済産業省ベンチャー 企業公的調達促進研究委員等を経て、現在、日本販売促進協会会長、日本プロモーション大賞審査会長)
大山充(厚生労働省地域雇用創造アドバイザー、経済産業省の中小企業支援事業に係る審査員を経て、現在日本販路コーディネータ協会副理事長、日本プロモーション大賞委員長)
日野隆生(東京富士大学教授を経て、MMP総合研究所 所長)
吉留景子((株)電通九州営業部長、(株)博多ステーションビル取締役事業推進部門長を経て、現在 広告アドバイザー、観光コーディネーター)
岡田吉晴(元中小企業大学校講師、MMP総合研究所 代表理事)
尾中謙治(MMP総合研究所 主任研究員)
【主 催】 日本販売促進協会
【問い合わせ】 日本販路コーディネータ協会事務局 担当 北(きた)TEL03-5948-6581
大賞を受賞した「すなば珈琲」は、2014年に鳥取県で誕生したユニークなカフェチェーンです。その名称は、当時の平井伸治鳥取県知事が「鳥取にはスタバはないけど、日本一のすなば(砂場)がある」と発言したことに由来しています。2015年、米大手コーヒーチェーンが鳥取県に進出することが決定し、「すなば珈琲」は存続の危機に直面しました。しかし、これを逆手に取り、「大ピンチキャンペーン」と称して、競合店のレシート持参でブレンドコーヒーを半額で提供するなどのプロモーションを展開しました。この大胆な戦略は大きな話題を呼び、県内外から多くの来客を集めることに成功しました。現在、「すなば珈琲」は鳥取県内に複数の店舗を展開し、地域の観光資源としても注目されています。また、オンラインショップを通じて、コーヒー豆や関連商品を全国に提供しています。このように、「すなば珈琲」は自虐的なユーモアと逆転の発想を活かしたプロモーションで、地域活性化とブランドの確立に成功した事例として知られています。
「日本プロモーション大賞」(https://www.jsp.or.jp/award/index.html)日本プロモーション大賞はわが国における販売促進、広告宣伝、広報部門等の担当者の向上およびプロモーションに対する一層の理解促進を図ることを目的として本年より開催しています。受賞作は2025年1月18日(土)に開催されるMMPグループの全国大会で紹介します。
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日本販売促進協会 小塩会長からのコメント
販売促進、広告宣伝、広報部門等の担当者にとって、イベント、プロモーションやマスメディア、SPメディアなどの知識は必要不可欠です。しかし、実際、広告代理店や印刷会社の方に必要な知識は、クライアント側に立った「商品開発」「販売」「販売促進」「マネジメント」の知識です。これを当協会では「商・販・販促・マネジメント」と表します。当協会員だけでなく、一般企業・団体の販売促進、広告宣伝、広報部門等や広告代理店、印刷会社、その他制作会社等が企画実施する販促活動(広報を含む活動)の事例を自薦・他薦問わず広く募集し、審査を通して日本を代表する優秀な活動を表彰、公開するものとして、本年より実施しています。
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■日本プロモーション大賞 グランプリ「すなば珈琲」
◆受賞団体 有限会社SUNABACOMPANY
◆プロモーション活動 鳥取県に拠点を置くコーヒーチェーンで、鳥取砂丘の砂を使用して焙煎した「砂焼きコーヒー」を提供しています。この独特な製法により、ほどよい苦味とまろやかな味わいが特徴のコーヒーが楽しめます。自社のサイトでは、店舗情報や商品の詳細、オンラインでの購入方法などが確認できます。
◆推薦のことば
・「スタバは無いが砂場はある」という知事発言をヒントに、地域資産の鳥取砂丘を絡ませた商品及びネーミングの開発、情報発信を立体的に展開(吉留景子)
・砂丘「砂場」を利用した独特な「砂焼きコーヒー」の情報提供を評価(日野隆生)
■金賞 「栃木紅茶サミット2024」
◆受賞団体 Y's Tea
◆プロモーション活動 紅茶サミット、プロモ、地域創生の上手さを評価されてのエントリー。地元に活気を取り戻したいという想いで「宇都宮を紅茶の街に」するため、商店街での茶葉販売やティールームの経営、また紅茶教室の開催や小学校での紅茶指導など、紅茶文化を地域に根付かせる様々なキャンペーンを展開しています。そのうちの一つ「紅茶サミット」は今回で4回目を数え、本年は栃木県外の企業も初めて来場し、同社の取引先各社が独自に企画した紅茶関連のスイーツなどが発表され、地元紙を中心に各種報道に取り上げられました。また、取引先各社においてワイズティーの紅茶を用いた商品や企画が展開され、初回の2020年に参加したのは20社だったのが、認知度が高まり今年は75社が関係し、初めて北海道や沖縄県の事業者も参加しました。
◆推薦のことば
・紅茶サミットの状況の情報発信が認められ、宇都宮市ともタイアップして地域活性化の活動として継続性がある(大山充)
■特別賞 「茎わかめシャキシャキCMによる購入率向上プロモーション」
◆受賞団体 有限会社株式会社 壮関
◆プロモーション活動 「海と大地の素材をいかしたおいしさとすこやかさをお届けする」をブランドメッセージに据え、いち早くアップサイクルに取り組んだ企業の代表的商品の再ブランディングが評価されました。茎わかめの購入者属性を分析し、購入者当たり購入金額と購入率に着目したCM制作・広告投入をすることによって、茎わかめの購入率を上げ、「そうかんの茎わかめ」を売上前年比で110%以上に拡大させたプロモーションです。
◆推薦のことば
・購入者の属性の分析を通じてターゲットを設定し、ターゲットに届く広告を効率よく投入している(尾中謙治)
・目の付け所が面白い。ターゲットユーザーを分析してプロモーションを行うSTP戦略が良い(岡田吉晴)
<日本プロモーション大賞>
◆審査方法:審査委員長と5名の審査委員、事務局の計7名で構成される審査運営委員会による非公開審査会を経て審査します。全エントリーに対し厳正な審査を行い、「グランプリ」「金賞」「特別賞」の各賞を決定します。受賞者は第24回MMPグループ全国大会にて表彰します。
◆審査員(敬称略)
小塩稲之(東北経済連合会販売支援ディレクター、経済産業省ベンチャー 企業公的調達促進研究委員等を経て、現在、日本販売促進協会会長、日本プロモーション大賞審査会長)
大山充(厚生労働省地域雇用創造アドバイザー、経済産業省の中小企業支援事業に係る審査員を経て、現在日本販路コーディネータ協会副理事長、日本プロモーション大賞委員長)
日野隆生(東京富士大学教授を経て、MMP総合研究所 所長)
吉留景子((株)電通九州営業部長、(株)博多ステーションビル取締役事業推進部門長を経て、現在 広告アドバイザー、観光コーディネーター)
岡田吉晴(元中小企業大学校講師、MMP総合研究所 代表理事)
尾中謙治(MMP総合研究所 主任研究員)
【主 催】 日本販売促進協会
【問い合わせ】 日本販路コーディネータ協会事務局 担当 北(きた)TEL03-5948-6581