2024年11月19日 11:00

最新の調査結果:AIとローコードの相乗効果により、アジア太平洋地域のアプリケーション開発を加速

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2026年までに、アジア太平洋(APAC)地域の新規アプリケーションの40%が、生成AIを搭載してユーザーエクスペリエンスを強化し、新たなユースケースを創出する「インテリジェントアプリ」となる見通し


(シンガポール発、2024年11月5日発表) - ソフトウェアを通じて企業のイノベーションを変革するグローバルリーダーであるOutSystems(本社:ポルトガル・リスボン、CEO:Paulo Rosado)は本日、同社が後援するIDC InfoBriefの最新版レポート「ミッションクリティカルなソフトウェア開発:ローコードと生成AIがもたらす相乗効果」の調査結果を発表しました。デジタル化への対応に向け、APAC地域の企業においてアプリケーション開発の迅速化が求められる中、AIを活用したローコードソリューションにより、組織はイノベーションを推進し、生産性を向上することが可能になります。https://www.outsystems.com/es-es/low-code-platform/

本調査によると、APAC地域のアプリケーションの60%以上がレガシーシステムであり、硬直したアーキテクチャや高い保守コストなどの課題が生じています。また、従業員のスキル不足により、こうした問題が悪化しており、企業がこれらのシステムを刷新することが優先事項となっています。しかし、時代遅れのフレームワークや開発者の生産性の低さにより、事態が改善されていないのが現状です。こうした障害を克服するにあたり、APAC企業の68%は、ローコード、統合開発環境(IDE)、DevOpsなどの先進的な開発ツールを導入しています。

ローコードプラットフォームは、最小限のコーディング作業でアプリケーション開発を迅速化することで、ソフトウェア開発を効率化します。一方、AIを活用したローコードソリューションは、こうした取り組みをさらに一歩先へと進めるもので、複雑なプロセスを自動化し、インテリジェントなインサイトを提供することで、効率を高めてイノベーションを推進します。その結果、現在ではAPAC企業の25%が、アプリケーション開発のインテリジェント化に向けて開発者ツールに生成AIを統合することに優先的に取り組んでいます。こうした傾向はAPAC地域全体で一貫しており、オーストラリア(25%)、インド(24%)、日本(26%)、東南アジア(23%)において高い割合となっています。

OutSystemsのアジア太平洋地域担当バイスプレジデントであるMark Weaserは、次のように述べています。「生成AIとローコードの相乗効果により、APAC企業は前例のない水準の生産性とイノベーションを享受しています。OutSystemsは、昨今の競争環境において、ミッションクリティカルなアプリケーションを大規模に提供し、人材不足や市場ニーズの変化といった課題を克服できるよう、APAC企業を支援しています」

AIとローコード:インテリジェントアプリケーション開発の未来
IDCの予測によると、生成AIを搭載することで、既存のユーザーエクスペリエンスを進化させて新たなユースケースを創出する「インテリジェントアプリ」がAPACの新規アプリケーションに占める割合は、2026年までに40%に到達する見通しです。ソフトウェアの開発・設計において生成AIの影響が大きい領域としては、生産性の向上(61%)、価値の高い開発タスクや創造性(50%)、開発スピードの加速(40%)が挙げられます。

このほか、本調査からは、AIや自動化関連のイニシアチブとアプリケーション開発プラットフォームは、先行き不透明な経済状況下でも、予算削減による影響が最も少ないことが明らかになっています。事実、APAC企業の30%は、アプリ開発環境に組み込まれた生成AI機能に対し、11~20%の上乗せ価格を支払うと回答しています。

IDC Asia/Pacificのデジタルイノベーション、CX・ソフトウェア、DNB/スタートアップ企業、中小企業、コンシューマー・チャネルリサーチ担当バイスプレジデントであるDaniel-Zoe Jimenez氏は、次のように述べています。「当社の調査によると、APAC地域の多くの企業は、生成AIとローコードテクノロジーを併用する機会を積極的に模索しています。この統合の主なメリットの1つは、組織がレガシーモダナイゼーションの取り組みを加速できることです。こうしたアプローチにより、ソフトウェア開発ライフサイクルを短縮し、アプリケーションの高いパフォーマンスを維持することができます」

APAC企業によるローコードの導入
ローコードの導入はAPAC全域で加速し続けており、企業の3分の1(33%)は、自動化を推進し、ビジネスの将来を支える重要なツールと認識しています。こうした傾向はAPAC地域に限定したものではなく、IDCの予測によると、アプリケーションデリバリーの迅速化と業務効率の向上のため、2025年までに世界の企業の60%以上がローコードテクノロジーを導入すると予測しています。

自動化ソリューションとしてローコードを採用する企業の割合を地域別で見ると、東南アジアと香港がそれぞれ49%でAPACをリードしており、インド(35%)とオーストラリア(31%)がこれに続きます。経済の不確実性や高いスキルを持つ開発者の不足を受け、各社がより効率的にアプリケーションを提供し、イノベーションを実現するという要求に応えようとする中、上記の数字からは、混乱した状況下で競争上の優位性を推進するローコードの戦略的価値が引き続き評価されていることがわかります。

IDC Asia/PacificのXOpsソフトウェア開発・AI開発戦略プラクティス担当シニアリサーチマネージャーであるDhiraj Pramod Badgujar氏は、次のように述べています。「生成AIとローコードテクノロジーの統合は、アプリケーションの迅速なデリバリーとレガシーモダナイゼーションの需要の高まりに応えるものと考えられます。当社の調査では、この組み合わせの強みをいち早く取り入れ、ソフトウェアのリリースサイクルを短縮し、生産性を大幅に強化している組織が地域全体で見られます」

調査結果の完全版は、こちらのIDC InfoBriefでご確認いただけます。
https://www.outsystems.com/es-es/1/low-code-generative-ai/

日本語版の調査結果は、こちらでご確認いただけます。
https://drive.google.com/file/d/1QM9JhifR7s5StC2FzjNBjIqoS5GaCnuZ/view

OutSystemsジャパン株式会社について
OutSystemsは、ソフトウェアを通じて企業のイノベーションを変革するグローバルリーダーとして、ビジネスの中核を担うソフトウェアの構築にあたり、ITリーダーに優れたソリューションを提供します。OutSystemsのプラットフォームは、ソフトウェアのライフサイクル全体を統合・自動化することで、ミッションクリティカルなアプリケーションの開発、デプロイ、保守を支援します。また、生成AIの活用により、ソフトウェアを迅速に開発し、要件の変更に即座に適応することができるほか、将来を見据えたプラットフォーム上で開発を進めることで技術的負債を削減します。OutSystemsは、主要な戦略的イニシアチブにおいて顧客のビジネス目標の達成を支援し、開発スピードを従来と比較して最大10倍高速化します。OutSystemsは世界中のアナリストやITエグゼクティブ、ビジネスリーダー、開発者から市場リーダーとして高く評価されており、何社ものグローバル企業がOutSystemsを活用して難度の高いプロジェクトに取り組み、大胆なアイデアをソフトウェアとして実現し、ビジネス、人々、そして世界を前進させています。

OutSystemsは2001年に設立され、コミュニティメンバー80万人以上、パートナー500社以上、75か国以上21業種にわたる顧客からなるネットワークを擁しています。日本法人であるOutSystemsジャパン株式会社は、2017年1月に設立されました。詳細については、http://www.outsystems.com/ja-jpをご参照ください。

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  • IT、通信、コンピュータ技術

会社概要

商号
OutSystemsジャパン株式会社(アウトシステムズジャパンカブシキカイシャ)
代表者
三重野 智博(ミエノ トモヒロ)
所在地
〒106-0032
東京都港区六本木1-4-5  アークヒルズサウスタワー9F
TEL
03-4574-1010
業種
その他IT関連
上場先
未上場
会社HP
https://www.outsystems.com/ja-jp/

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