2024年09月03日 13:00

【ams OSRAMメディアアラート】LiDARの新時代が到来――ams OSRAM、画期的な8チャンネル915nm 表面実装パルスレーザーを発表

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●8チャンネル915nm 表面実装パルスレーザーが、自動運転を支えるLiDARシステムを強化

●世界初となるAEC-Q102認定の8チャンネル QFNパッケージ。ams OSRAMの特許技術となる温度変動時における波長安定化テクノロジーを搭載し、優れた性能と電力効率を提供

●ams OSRAMは車載パルスレーザーの技術において、20年以上の経験を携える信頼と実績のメーカー
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※本メディアアラートは、2024年8月5日にオーストリア・プレムシュテッテンおよびドイツ・ミュンヘンで発表したプレスリリースの抄訳版です。

インテリジェントセンサとエミッタのグローバルリーダーであるams OSRAM(SIX:AMS)は、その画期的な8チャンネルパルスレーザーを携え、自動運転を実現するための最新の革新的技術を発表しました。システム設計を簡易化し、パフォーマンスの向上にも貢献するこのレーザーは、長距離LiDARシステムをより効果的にするとともに、その信頼性を高めます。QFNパッケージを採用した高性能な8チャンネル915nm 表面実装(SMT)パルスレーザーであるSPL S8L91A_3 A01は、乗用車やトラック、ロボタクシーなどの自動運転車向けのLiDARシステムに組み込まれます。この新製品は、それら車両の操作、ナビゲーション、データ処理能力を向上させます。

SPL S8L91A_3 A01は、自動運転向けの長距離・高解像度のLiDARシステムを大幅に改善するように設計されています。このQFNパッケージを採用した世界初のAEC-Q102認定8チャンネルEEL(端面発光レーザー)が新たに製品ポートフォリオに加わることで、開発者は多様性をさらに増したams OSRAMの赤外線コンポーネントから設計に最適なレーザー光源を選択することが可能になります。この新製品は、1,000ワットのピーク光出力と最大30%の発光効率という魅力的なパフォーマンスを提供します。

自動運転は、将来に向けて最も議論されている話題の1つです。システムプロバイダーの多くは、自動運転を進化させる上で、LiDARを避けて通ることはできないと確信しています。ams OSRAMは、20年以上にわたり、車載LiDAR向けパルス赤外線レーザーの開発と製造において市場をリードしてきました。これまでに、約2,000万個以上の赤外線レーザー製品が実地で使用されており、その実績は製品の品質の高さを証明するものです。SPL S8L91A_3 A01は、車載LiDARテクノロジーにおけるその豊富な経験に基づいて構築された、最新の製品となります。

最先端の赤外線高出力SMTレーザーであるSPL S8L91A_3 A01は、LiDAR向けとして最適な製品設計となっており、8チャンネルのレーザーダイオードがモノシリックに組み込まれています。この革新的な構成は、1レーザーチャンネルあたり125W、合計1,000Wのピーク光出力を実現し、高速道路での自動運転に不可欠な長距離LiDARシステムの性能を大幅に向上させます。このレーザーは、4つのアノードパッドを備え、各アノードが並列動作する2つのレーザーチャンネルに接続されており、2チャンネルずつを個別に駆動させることができます。これにより、LiDARのシステム開発における設計の柔軟性をお客様に提供することが可能になります。

単一レーザーパッケージの採用により、小型で効率的なセットアップが可能になり、複数のコンポーネント間での調整が不要になるため、設計と製造のプロセスが簡素化されます。この統合により、開発期間が短縮されるだけでなく、最終製品の信頼性とパフォーマンスが大幅に向上されます。このレーザーの設計には、ams OSRAMの独自開発による波長安定化テクノロジーが含まれており、温度変化による波長シフトを最小限に抑えることで、LiDARシステムの信号対雑音比(SNR)を改善し、検出距離を拡大します。

SPL S8L91A_3 A01は、自動車業界の厳格な要件を満たすべく設計されています。AEC-Q認定規格に合格しており、車載アプリケーションへの適合性が確約されています。このレーザーのQFNパッケージ技術は、堅牢な製品設計の鍵となっており、車載環境の課題に対応した耐久性の高いソリューションを提供します。この製品は、乗用車やトラック、ロボタクシーなどの自動運転車向けLiDARシステムに組み込まれ、それら車両の操作、ナビゲーション、データ処理能力を強化します。さらに、この新しいレーザーは、ロボット工学やセキュリティ監視システム、スマートシティ、ラストマイルデリバリーなどの産業用途において、システムのパフォーマンスを向上させることができます。

ams OSRAMのLiDAR担当シニアプリンシパルエンジニア、Clemens Hofmannは、次のように述べています。
「当社の新しい8チャンネルレーザーモジュールは、自動運転業界を変革するものです。システム設計の簡素化と、パフォーマンス向上を実現し、長距離LiDARシステムをより効率化にするとともに、信頼性を高めることが可能です。当社独自特許技術となる高度な波長安定化テクノロジーを搭載し、多様な運用条件下における優れたパフォーマンスを確約します」

SPL S8L91A_3 A01は、2024年秋の発売予定です。LiDARと自動運転に関する詳細情報は、ams-osram.com/applicationsをご覧ください。


製品画像
画像:ams OSRAM


アプリケーション画像
画像:ams OSRAM


ams OSRAMについて
ams OSRAM Group(SIX:AMS)は、インテリジェントセンサとエミッタのグローバルリーダーです。照明にインテリジェント性を持たせてイノベーションに情熱を注ぐことで、私たちは人々の生活を豊かにします。

合計して110年以上の歴史を持ち、センサと照明テクノロジーでグローバルな産業能力を提供可能な想像力、深い技術的専門知識、企業力を中核としています。当社は、自動車、産業、医療、コンシューマー市場のお客様が競争力を維持することを可能にするイノベーションを創出し、環境負荷の軽減を行う一方で、健康、安全、利便性の面で生活の質を向上させるイノベーションの推進を行っています。

世界中の約20,000人の従業員は、センシング、イルミネーション、ビジュアライゼーションの分野でイノベーションを起こし、運転をより安全に、医療診断をより正確に、そして日々のコミュニケーションをより豊かにしています。その業務は画期的なアプリケーションのための技術を生み出しており、これは15,000件以上の特許の取得・出願に反映されています。また、オーストリアのプレムシュテッテン/グラーツに本社を置き、ドイツ・ミュンヘンに共同の本社を設置しています。そしてグループは2023年に36億ユーロを超える収益を達成しており、ams-OSRAM AGは、スイス証券取引所に上場しています(ISIN:AT0000A18XM4)。

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商号
ams OSRAM Group(エーエムエスオスラムグループ)
代表者
針田 靖久(ハリタ ヤスヒサ)
所在地
〒141-0032
東京都品川区大崎二丁目11番1号 大崎ウィズタワー20階
TEL
03-6421-7016
業種
製造・メーカー(電気・電子)
上場先
未上場
会社HP
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