公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団が運営する大分県立美術館では、7月26日(金)から、「北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦 江戸東京博物館コレクションより」を開催します。つきましては以下に展覧会概要をお知らせします。
本展では、風景版画で双璧をなす葛飾北斎(1760~1849)と歌川広重(1797~1858)、二人それぞれの風景画への「挑戦」に焦点を当て、名作「冨嶽三十六景」(ふがくさんじゅうろっけい)、「東海道五拾三次之内」(とうかいどうごじゅうさんつぎのうち)などの代表作を中心にご紹介します。「冨嶽三十六景」は期間を分けて全46図大公開!(会期中大規模な展示替えを行います)
九州では大分でのみご覧いただけます。
展覧会のみどころ
みどころ1
葛飾北斎「冨嶽三十六景」全点展示! ※作品は期間を分けて展示されます
葛飾北斎(かつしか・ほくさい 1760~1849)は長い画業のうちに春朗から宗理、北斎、戴斗、為一、画狂老人と名前を変え、摺物、読本、風景版画、肉筆浮世絵など幅広いジャンルで活躍した浮世絵師です。
北斎の名作「冨嶽三十六景」は36図に好評で追加となった10図の計46図からなる風景画シリーズ。70歳を越えた時期の作品ですが、舶来の新しい青色の顔料、ベロ藍(プルシアンブルー)を用いた鮮やかな色彩と、躍動感のある大胆な構図は今なお高い人気を誇ります。本展では新千円札の絵柄にも使用される「神奈川沖浪裏」(展示期間:7/26(金)~8/12(月))を含め、会期中に期間を分けて全点が展示されます!
九州では大分でのみご覧いただけます。
展覧会のみどころ
みどころ1
葛飾北斎「冨嶽三十六景」全点展示! ※作品は期間を分けて展示されます
葛飾北斎(かつしか・ほくさい 1760~1849)は長い画業のうちに春朗から宗理、北斎、戴斗、為一、画狂老人と名前を変え、摺物、読本、風景版画、肉筆浮世絵など幅広いジャンルで活躍した浮世絵師です。
北斎の名作「冨嶽三十六景」は36図に好評で追加となった10図の計46図からなる風景画シリーズ。70歳を越えた時期の作品ですが、舶来の新しい青色の顔料、ベロ藍(プルシアンブルー)を用いた鮮やかな色彩と、躍動感のある大胆な構図は今なお高い人気を誇ります。本展では新千円札の絵柄にも使用される「神奈川沖浪裏」(展示期間:7/26(金)~8/12(月))を含め、会期中に期間を分けて全点が展示されます!
みどころ2
北斎への挑戦状!?広重の旅情豊かな「新・風景画」
歌川広重(うたがわ・ひろしげ 1797~1858)は、定火消 (江戸幕府の職名のひとつで、消防の役割を果たした)の安藤家に生まれましたが、浮世絵師の歌川豊広に弟子入りし、20歳過ぎには作品制作を始めました。定火消との兼業で制作を続けますが30代半ばで遂に隠居し、その後に刊行した「東海道五拾三次之内」でブレークを果たしました。
広重の名作「東海道五拾三次之内」は、ちょうど「冨嶽三十六景」の刊行が終了した後に刊行が始まりました。江戸と京都を結んだ東海道の53の宿場を描いたこの風景画シリーズは、風景に季節や時間、天候の移ろいの描写を加えることで旅人の心情までも感じ取れるような作風が風景画の新機軸として評価され、人気を獲得しました。
「東海道五拾三次之内」中の富士山を描いた作品や、他シリーズで「深川万年橋」など北斎と同じ場所を描いた作品には、広重による北斎作品への意識が感じられます。ぜひ風景版画の双璧・北斎と広重の作品をこの機会に比較して見てください!
北斎への挑戦状!?広重の旅情豊かな「新・風景画」
歌川広重(うたがわ・ひろしげ 1797~1858)は、定火消 (江戸幕府の職名のひとつで、消防の役割を果たした)の安藤家に生まれましたが、浮世絵師の歌川豊広に弟子入りし、20歳過ぎには作品制作を始めました。定火消との兼業で制作を続けますが30代半ばで遂に隠居し、その後に刊行した「東海道五拾三次之内」でブレークを果たしました。
広重の名作「東海道五拾三次之内」は、ちょうど「冨嶽三十六景」の刊行が終了した後に刊行が始まりました。江戸と京都を結んだ東海道の53の宿場を描いたこの風景画シリーズは、風景に季節や時間、天候の移ろいの描写を加えることで旅人の心情までも感じ取れるような作風が風景画の新機軸として評価され、人気を獲得しました。
「東海道五拾三次之内」中の富士山を描いた作品や、他シリーズで「深川万年橋」など北斎と同じ場所を描いた作品には、広重による北斎作品への意識が感じられます。ぜひ風景版画の双璧・北斎と広重の作品をこの機会に比較して見てください!
みどころ3
大分会場独自の展示コーナーで歌川豊春などもご紹介!
本展では大分県立美術館のみの独自コーナーも計画中!ここでは、豊後臼杵(現大分県臼杵市)出身説のある歌川派の開祖・歌川豊春(うたがわ・とよはる 1735~1814)の作品もご紹介いたします。こちらもぜひお見逃しなく!
開催概要
展覧会名 北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦 江戸東京博物館コレクションより
会期 2024年7月26日(金)~9月8 日(日) 休展日:8月19日(月)
時間 10:00~19:00 ※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
会場 大分県立美術館 3階 コレクション展示室
観覧料 一般 1,400(1,200)円/大学・高校生 1,000(800)円
・( )内は前売および有料入場20名以上の団体料金。
・中学生以下は無料。
・大分県芸術文化友の会 びびKOTOBUKI無料(同伴者1名半額)、TAKASAGO無料、UME団体料金。
・身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料。
・学生の方は入場の際、学生証をご提示ください。
主催 公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団・大分県立美術館、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、朝日新聞社
共催 大分合同新聞社、OBS大分放送
後援 大分県、大分県教育委員会、NPO法人大分県芸振、西日本新聞社、毎日新聞社、J:COM大分ケーブルテレコム、エフエム大分、大分経済新聞
開会式およびメディア向け内覧会のお知らせ
2024年7月26日(金) 開会式 9:15~9:45 内覧会 9:45~10:30
ご参加いただける方はお名前、ご所属、参加人数、電話番号、E-mailをご記入の上、E-mailにて info@opam.jpまでお申込みください。
「北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦 江戸東京博物館コレクションより」 WEBサイト
https://www.opam.jp/exhibitions/detail/1540
関連イベント
講演会 I
演題:「北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦」
講師:小山周子(東京都江戸東京博物館学芸員)
日時:2024年8月17日(土)13:30~15:00
場所:2階 研修室
定員:80名(要展覧会観覧券・要事前申込)
講演会 II
演題:田沢館長の日本美術「へぇーそうなんだ講座」5-北斎・広重 その生涯と挑戦
講師:田沢裕賀(大分県立美術館館長)
日時:2024年8月24日(土)14:00~15:30
場所:2階 研修室
定員:80名(要展覧会観覧券・要事前申込)
スライド・トーク
演題:「ここが面白い!浮世絵の楽しみ」
講師:宗像晋作(大分県芸術文化振興課主任学芸員)、柴﨑香那(当館学芸員)
日時:2024年8月31日(土)13:30~15:00
場所:2階 研修室
定員:80名(要展覧会観覧券・要事前申込)
ギャラリー・トーク
日時:2024年8月4日(日)、10日(土)、9月7日(土)
いずれも各日14:00~15:00
案内:担当学芸員
場所:3階 コレクション展示室
申込:不要(要展覧会観覧券)
《カフェシャリテ》開催記念メニュー『赤富士カレー』
大分会場独自の展示コーナーで歌川豊春などもご紹介!
本展では大分県立美術館のみの独自コーナーも計画中!ここでは、豊後臼杵(現大分県臼杵市)出身説のある歌川派の開祖・歌川豊春(うたがわ・とよはる 1735~1814)の作品もご紹介いたします。こちらもぜひお見逃しなく!
開催概要
展覧会名 北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦 江戸東京博物館コレクションより
会期 2024年7月26日(金)~9月8 日(日) 休展日:8月19日(月)
時間 10:00~19:00 ※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
会場 大分県立美術館 3階 コレクション展示室
観覧料 一般 1,400(1,200)円/大学・高校生 1,000(800)円
・( )内は前売および有料入場20名以上の団体料金。
・中学生以下は無料。
・大分県芸術文化友の会 びびKOTOBUKI無料(同伴者1名半額)、TAKASAGO無料、UME団体料金。
・身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料。
・学生の方は入場の際、学生証をご提示ください。
主催 公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団・大分県立美術館、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、朝日新聞社
共催 大分合同新聞社、OBS大分放送
後援 大分県、大分県教育委員会、NPO法人大分県芸振、西日本新聞社、毎日新聞社、J:COM大分ケーブルテレコム、エフエム大分、大分経済新聞
開会式およびメディア向け内覧会のお知らせ
2024年7月26日(金) 開会式 9:15~9:45 内覧会 9:45~10:30
ご参加いただける方はお名前、ご所属、参加人数、電話番号、E-mailをご記入の上、E-mailにて info@opam.jpまでお申込みください。
「北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦 江戸東京博物館コレクションより」 WEBサイト
https://www.opam.jp/exhibitions/detail/1540
関連イベント
講演会 I
演題:「北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦」
講師:小山周子(東京都江戸東京博物館学芸員)
日時:2024年8月17日(土)13:30~15:00
場所:2階 研修室
定員:80名(要展覧会観覧券・要事前申込)
講演会 II
演題:田沢館長の日本美術「へぇーそうなんだ講座」5-北斎・広重 その生涯と挑戦
講師:田沢裕賀(大分県立美術館館長)
日時:2024年8月24日(土)14:00~15:30
場所:2階 研修室
定員:80名(要展覧会観覧券・要事前申込)
スライド・トーク
演題:「ここが面白い!浮世絵の楽しみ」
講師:宗像晋作(大分県芸術文化振興課主任学芸員)、柴﨑香那(当館学芸員)
日時:2024年8月31日(土)13:30~15:00
場所:2階 研修室
定員:80名(要展覧会観覧券・要事前申込)
ギャラリー・トーク
日時:2024年8月4日(日)、10日(土)、9月7日(土)
いずれも各日14:00~15:00
案内:担当学芸員
場所:3階 コレクション展示室
申込:不要(要展覧会観覧券)
《カフェシャリテ》開催記念メニュー『赤富士カレー』
《カフェシャリテ》
営業時間:11:00 - 17:00(ランチタイム 11:00 - 14:00)
定休日:不定休(原則年中無休、臨時休業日あり)
Tel:097-578-7788
Fax:097-578-7787
E-mail:charite@aria.ocn.ne.jp
■お問合せ
公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団・大分県立美術館
学芸担当:柴﨑
広報担当:安東、山口
Tel: 097-533-4500 Email: info@opam.jp
営業時間:11:00 - 17:00(ランチタイム 11:00 - 14:00)
定休日:不定休(原則年中無休、臨時休業日あり)
Tel:097-578-7788
Fax:097-578-7787
E-mail:charite@aria.ocn.ne.jp
■お問合せ
公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団・大分県立美術館
学芸担当:柴﨑
広報担当:安東、山口
Tel: 097-533-4500 Email: info@opam.jp