グローバル人材の転職を支援する人材紹介会社ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社は3月22日、シニア層の雇用についての動向を発表しました。近年、労働人口の減少が進み、多様な人材の活用に注目が集まっています。多様な人材の活用がどのくらい拡大しているかについて、考察しました。
増える50歳以上の転職
当社が2019年から行っている調査では、当社を通して正規雇用の職に就いた50歳代以上の割合は、2019年は11%、2023年は16%。年々増加傾向にあることがわかります。
正規雇用ー50歳以上
増える50歳以上の転職
当社が2019年から行っている調査では、当社を通して正規雇用の職に就いた50歳代以上の割合は、2019年は11%、2023年は16%。年々増加傾向にあることがわかります。
正規雇用ー50歳以上
60歳以上―非正規雇用で顕著な増加傾向
非正規雇用に着目すると、当社を通して非正規雇用の職に就いた60歳代以上の割合は、2019年に数パーセントとだったものが、2023年には10%と飛躍的に増加していることがわかりました。
非正規雇用ー60歳以上
非正規雇用に着目すると、当社を通して非正規雇用の職に就いた60歳代以上の割合は、2019年に数パーセントとだったものが、2023年には10%と飛躍的に増加していることがわかりました。
非正規雇用ー60歳以上
60歳代以上の非正規雇用の職務例
60歳代以上の求職者が非正規雇用として採用に至った主な職種例は、以下のように多岐に渡ります。
60歳代以上の求職者が非正規雇用として採用に至った主な職種例は、以下のように多岐に渡ります。
経験やスキルを活かして職を得ている60歳代が多いことが伺えます。
当社マネージング・ディレクター東京のラチャナ・ラトラは次のように述べています。「今後の人材不足に対処していくには、多様な人材を労働力として考えていくことが重要です。50代の正規雇用と60代の非正規雇用で転職実績の割合が上がってきているのは、シニア世代も重要な労働力として求められている証拠です。ただ、60代の非正規雇用の割合増加については、正規雇用を諦めた場合と自ら非正規雇用を選択した場合とが混在しているため、結果だけを見て一概に理由を判断するのは難しいです」
上記に述べられているように、50歳代、60歳代の人材需要が高まってきているのは明らかです。今後、シニア層の人材活用が多くの企業の人材不足解消の一端を担っていくと言えます。
当社マネージング・ディレクター東京のラチャナ・ラトラは次のように述べています。「今後の人材不足に対処していくには、多様な人材を労働力として考えていくことが重要です。50代の正規雇用と60代の非正規雇用で転職実績の割合が上がってきているのは、シニア世代も重要な労働力として求められている証拠です。ただ、60代の非正規雇用の割合増加については、正規雇用を諦めた場合と自ら非正規雇用を選択した場合とが混在しているため、結果だけを見て一概に理由を判断するのは難しいです」
上記に述べられているように、50歳代、60歳代の人材需要が高まってきているのは明らかです。今後、シニア層の人材活用が多くの企業の人材不足解消の一端を担っていくと言えます。