車載システムに関する機能安全(注1)の専門的なコンサルティングを提供するFSマイクロ株式会社(本社:名古屋市)代表取締役社長 桜井 厚が執筆した論文が、2023年10月10日、IEEE(注2)主催の信頼性に関する国際学会であるRAMS 2024(注3)に採択されました。同著者によるRAMSへの採択は今回で5年連続となります。また同著者の論文は、2017年にIEEE主催の国際学会である第14回ISPCE 2017(注4)において最優秀論文賞を受賞しています。
次回のRAMS 2024は、2024年1月22日から25日まで、米国ニューメキシコ州アルバカーキのクライドホテルで開催され、本発表は1月25日の信頼性モデル4の枠において行われる予定です。
次回のRAMS 2024は、2024年1月22日から25日まで、米国ニューメキシコ州アルバカーキのクライドホテルで開催され、本発表は1月25日の信頼性モデル4の枠において行われる予定です。
2018年に車載電子機器における機能安全の国際規格であるISO 26262(注5)第2版が発行され、併せてPMHF(注6)式も改訂されました。同著者はRAMS 2020において、このPMHF式の数学的な背景を明らかにし、より最適な値が算出可能である新しいPMHF式を提案しました。
本論文のタイトルは、"Identifying and Rectifying the Systematic Faults in the Probabilistic Metric (PMHF) Formula in ISO 26262"です。邦題は「ISO 26262における確率的メトリック式(PMHF)のシステマティック・フォールトの特定と修正」となります。
本論文は規格PMHF式の導出過程を分析することでPMHF式の問題点11か所を識別します。さらに、それらの問題点を全て修正すると先に提案されたPMHF式と一致することを示します。提案するPMHF式を使用することでPMHF値の過剰見積もりを防ぐことができます。従ってこのアプローチにより、AD(注7)に代表される高信頼システムの設計がより容易になることが期待されます。
【お問い合わせ先】
商号 FSマイクロ株式会社
代表者 桜井 厚
設立年月日 2013年8月21日
資本金 3,200万円(資本準備金を含む)
事業内容 ISO 26262車載電子機器の機能安全のコンサルティング及びセミナー
本店所在地 〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須4-1-57
電話 052-263-3099
メールアドレス info@fs-micro.com
URL https://fs-micro.com/
【注釈】
注1:機能安全とは、様々な安全方策を講じることにより、システムレベルでの安全性を高める考え方
注2:IEEE(アイトリプルイー)とはInstitute of Electrical and Electronics Engineersの略称。電気工学・電子工学技術に関する、参加人数、参加国とも世界最大規模の学会 http://ieee.org/
注3:RAMS(ラムズ)2024とはThe 70th Annual Reliability & Maintainability Symposiumの略称。IEEE信頼性部会が主催する、信頼性工学に関する国際学会 http://rams.org/
注4:ISPCE(アイスパイス)とはIEEE Symposium on Product Compliance Engineeringの略称。IEEE製品安全部会が主催する、製品安全に関する国際学会 http://2017.psessymposium.org/
注5:ISO 26262とは、車載電気・電子システムに関する機能安全規格であり、自動車の運行中に車載電気・電子システムが故障することで安全目標違反となる可能性を、許容できる範囲に低減させることを目的とした国際規格
注6:PMHF(ピーエムエイチエフ)とはProbabilistic Metric for Random Hardware Failuresの略称。車載電気・電子システムが故障することで安全目標違反となる確率を車両寿命間で時間平均した、ISO 26262のハードウェアに関する設計目標のひとつ
注7:ADとはAutonomous Drivingで自動運転の略語。
本論文のタイトルは、"Identifying and Rectifying the Systematic Faults in the Probabilistic Metric (PMHF) Formula in ISO 26262"です。邦題は「ISO 26262における確率的メトリック式(PMHF)のシステマティック・フォールトの特定と修正」となります。
本論文は規格PMHF式の導出過程を分析することでPMHF式の問題点11か所を識別します。さらに、それらの問題点を全て修正すると先に提案されたPMHF式と一致することを示します。提案するPMHF式を使用することでPMHF値の過剰見積もりを防ぐことができます。従ってこのアプローチにより、AD(注7)に代表される高信頼システムの設計がより容易になることが期待されます。
【お問い合わせ先】
商号 FSマイクロ株式会社
代表者 桜井 厚
設立年月日 2013年8月21日
資本金 3,200万円(資本準備金を含む)
事業内容 ISO 26262車載電子機器の機能安全のコンサルティング及びセミナー
本店所在地 〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須4-1-57
電話 052-263-3099
メールアドレス info@fs-micro.com
URL https://fs-micro.com/
【注釈】
注1:機能安全とは、様々な安全方策を講じることにより、システムレベルでの安全性を高める考え方
注2:IEEE(アイトリプルイー)とはInstitute of Electrical and Electronics Engineersの略称。電気工学・電子工学技術に関する、参加人数、参加国とも世界最大規模の学会 http://ieee.org/
注3:RAMS(ラムズ)2024とはThe 70th Annual Reliability & Maintainability Symposiumの略称。IEEE信頼性部会が主催する、信頼性工学に関する国際学会 http://rams.org/
注4:ISPCE(アイスパイス)とはIEEE Symposium on Product Compliance Engineeringの略称。IEEE製品安全部会が主催する、製品安全に関する国際学会 http://2017.psessymposium.org/
注5:ISO 26262とは、車載電気・電子システムに関する機能安全規格であり、自動車の運行中に車載電気・電子システムが故障することで安全目標違反となる可能性を、許容できる範囲に低減させることを目的とした国際規格
注6:PMHF(ピーエムエイチエフ)とはProbabilistic Metric for Random Hardware Failuresの略称。車載電気・電子システムが故障することで安全目標違反となる確率を車両寿命間で時間平均した、ISO 26262のハードウェアに関する設計目標のひとつ
注7:ADとはAutonomous Drivingで自動運転の略語。