アテネ(ギリシャ)で開催された KES internationalの学会「KES-23」に於いて
USP研究所(東京・日本)とUSPモンゴル(ウランバートル・モンゴル)、そして、名古屋国際工科専門職大学 教授 、名古屋大学 名誉教授の山本 修一郎氏が共同で研究し社会実装した成果の論文『Data Driven Process-Based Unicage Architecture(データドリブン・ユニケージ・アーキテクチャー)』が国際学会で採択され発表しました。
(現地時間2023年9月7日)
世の中に、ソフトウエアの開発手法は様々ありますが、企業のシステムを実現する具体的な「実装技術」や「技術アーキテクチャ」が明確ではないものが多いのが現実です。
そこで、USP研究所は、独自技術「ユニケージ(R)」とその「開発手法」を用いて、DXを推し進める企業の情報システムを開発するアーキテクチャ、また、その開発手法の一案として、今回、USPモンゴルのCEOシルネン・ブヤンジャルガル氏、名古屋国際工科専門職大学、名古屋大学名誉教授で、日本のDX推進をする一人である山本修一郎先生と共同研究を進め、その成果が学会で採択され、この度の〝KES-23〟で発表することになりました。
「ユニケージ(R)」は、企業業務の現場で生まれ、これまで30年もの間、多種多様な業界において多くの実績を残してきました。今回の論文では、この「アーキテクチャ」と「開発手法」を体系的にまとめ、学術業界で採択していただいたものです。
【参考】
◆KES International
KES (Knowledge-Based and Intelligent Information & Engineering Systems) は、英国に本部を置く、人工知能や機械学習などの最先端技術を研究する世界的な学会です。1993年に設立され、世界中の研究者や専門家が知識工学、人工知能、情報システム、エンジニアリングシステムの分野で研究や実践を共有するプラットフォームとして活用している学会組織です。現在も約5000名の研究者、エンジニア、実務者からなるコミュニティで、これまで20年以上にわたり、知能システム分野で各種会議開催等を行っています。この国際会議は、知識工学、人工知能、情報システム、エンジニアリングシステムの分野で最先端の研究成果が発表される場として、世界中から注目されて、KES International の出版物は、知識工学分野の重要な情報源ともなっています。
◆ USP研究所 / 有限会社ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所
USP研究所は、2005年設立以来、地球、人間社会を支える多種多様なお客様の情報システムを、独自のエンタープライズアーキテクチャ開発手法である「ユニケージ(R)」を用いて構築し続けています。
今回の論文で体系化された「データドリブン・ユニケージ・アーキテクチャー」を実装した弊社のお客様、名古屋(愛知・日本)の製造業である協和工業株式会社様は、デジタル技術を応用した経営ビジョンを掲げ、ビジネスを変革する経過が認められて、2023年9月1日に経済産業省からDX認定制度で認証されました。
◆山本修一郎
名古屋大学博士(工学)。NTT研究所を経て株式会社NTTデータ初代フェロー、システム科学研究所所長、
名古屋大学大学院情報学研究科教授を歴任して2020年名古屋大学名誉教授、2021年名古屋国際工科専門職大学教授。
経済産業省デジタルトランスフォーメーション加速に向けた研究会委員、情報処理振興機構専門員などを歴任しました。主な著書『要求開発の基礎知識~要求プロセスと技法』『DXの基礎知識~具体的なデジタル変革事例と方法論』(近代科学社Digital)があります。
人工知能学会 知識流通ネットワーク研究会顧問(2021~)
IPA/SEC システム構築上流工程強化部会主査(2016~2018)
経済産業省 デジタルトランスフォーメーション研究会委員(2018-2019)
デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会(2020)
◆USPモンゴル(USP MONGOLIA)
USP研究所の子会社として2019年にウランバートル(モンゴル)に設立しました。
主な事業内容は銀行など企業システム開発、ソフトウエア製品開発、日本企業からソフトウエア製品の受託開発、エンタープライズアーキテクチャ開発手法、技術のR&Dを推進しています。
このUSPモンゴルのCEO シルネン・ブヤンジャルガル 〝Buyanjargal (Buya) Shirnen〟は、世界で初めて日本の工業高等専門学校(通称:高専)の仕組みをモンゴルの教育に取り入れ、モンゴル国教育・文化体育科学省大臣の承認を得て「NEW MONGOL KOSEN」を2014年に正式に開学し自ら校長を務めました。
また、研究者として、マサチューセッツ工科大学(MIT)との共同研究に従事し、日本の大手総合メーカーでは新製品開発に従事した経験を持っています。更に日本の大手広告代理店の子会社(モンゴル法人)にて顧問を務めました。
現在もモンゴル国教育・科学省大臣の顧問、モンゴル国デジタル開発省管轄「モンゴルにおけるICT、デジタル産業、スタートアップ推進」ワーキンググループの委員を務め、教育、技術分野における日本とモンゴルとの架け橋として活動を進めています。そして、自身でも教育や技術の関連書籍を執筆しています。
USP研究所(東京・日本)では、技術最高責任者、教育責任者を兼務して、USP研究所全体の技術向上と人材育成に努めています。
【何故、USP研究所はモンゴルに子会社を設立か】
モンゴルは、AIや数学に長けた国だと知られています。なぜなら、そもそも遊牧民として、幼い頃から、自然を観察し、動物の行動を分析するなど、論理的思考や推理を鍛える教育・習慣がありました。
そのため、数学や科学を重視する伝統的な教育が根付いていて、モンゴル政府は、AIや数学などの分野の教育に重点を置き教育の質の向上に努めています。
また、モンゴルの科学技術開発の中心的な組織であるモンゴル科学アカデミー(MAS)は、AIや数学などの分野の研究を強く支援しています。
このような背景から、モンゴルには、AIや数学などの分野で、世界的な研究成果を発表する研究者が多く存在しています。USPモンゴルのCEOシルネン・ブヤンジャルガルもその一人です。
これからも国を挙げて、IT人材の育成と技術力向上を推進するモンゴルは、日本のDXを進めるうえで欠かせない国であると言われています。
【ユニケージ(R)】
「ユニケージ(R)」は、UNIXオペレーティングシステムの基本的なアーキテクチャ、開発思想をベースにした企業システムを構築するデータ駆動型エンタープライズアーキテクチャと、その開発手法を統合したフレームワークです。
このアーキテクチャは、ビジネス・業務の設計、データ、アプリケーション、および技術アーキテクチャの4つの部分から構成されています。ユニケージアーキテクチャ開発手法は、これらのアーキテクチャを実現するための手法です。この手法は、アジャイル開発手法、TPS(トヨタ生産方式)、リーン開発手法の特徴を融合したものであり、柔軟性、生産性、品質の向上を実現します。
業務工程の分析・設計は、山本修一郎先生が提唱する『データ駆動型工程設計法』に従い、業務の「入力」「出力」に注目して工程を整理します。そして無駄をなくして、業務のあるべき姿「出力」にあった「入力」を設計していく設計法を用いています。
「技術アーキテクチャ」の特徴は、この「入力」と「出力」によって整理された工程をそのまま実装することです。そのため、開発期間が短く、データのみで結合するソフトウエアでシステムが実現するため柔軟な「疎結合アーキテクチャ」のシステムとなります。
そして、UNIX/Linuxの基本的なソフトウエアを用いることで「長く使い続けられるシステム」を作れるのが特徴です。
更に、ユニケージのもう一つの特徴は、The Open Group(R)が提唱するTOGAF(R)エンタープライズアーキテクチャ(EA)とその開発手法(ADM)を具体的に実現するアーキテクチャとその開発手法の候補と考えられていて、
今後も日本のDX推進に貢献していくであろうと言われている点です。
※「Unicage(R)」は有限会社ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所(USP研究所)の登録商標です。
なお、(R)マークが付記されている名称は、各社の登録商標です。
USP研究所(東京・日本)とUSPモンゴル(ウランバートル・モンゴル)、そして、名古屋国際工科専門職大学 教授 、名古屋大学 名誉教授の山本 修一郎氏が共同で研究し社会実装した成果の論文『Data Driven Process-Based Unicage Architecture(データドリブン・ユニケージ・アーキテクチャー)』が国際学会で採択され発表しました。
(現地時間2023年9月7日)
世の中に、ソフトウエアの開発手法は様々ありますが、企業のシステムを実現する具体的な「実装技術」や「技術アーキテクチャ」が明確ではないものが多いのが現実です。
そこで、USP研究所は、独自技術「ユニケージ(R)」とその「開発手法」を用いて、DXを推し進める企業の情報システムを開発するアーキテクチャ、また、その開発手法の一案として、今回、USPモンゴルのCEOシルネン・ブヤンジャルガル氏、名古屋国際工科専門職大学、名古屋大学名誉教授で、日本のDX推進をする一人である山本修一郎先生と共同研究を進め、その成果が学会で採択され、この度の〝KES-23〟で発表することになりました。
「ユニケージ(R)」は、企業業務の現場で生まれ、これまで30年もの間、多種多様な業界において多くの実績を残してきました。今回の論文では、この「アーキテクチャ」と「開発手法」を体系的にまとめ、学術業界で採択していただいたものです。
【参考】
◆KES International
KES (Knowledge-Based and Intelligent Information & Engineering Systems) は、英国に本部を置く、人工知能や機械学習などの最先端技術を研究する世界的な学会です。1993年に設立され、世界中の研究者や専門家が知識工学、人工知能、情報システム、エンジニアリングシステムの分野で研究や実践を共有するプラットフォームとして活用している学会組織です。現在も約5000名の研究者、エンジニア、実務者からなるコミュニティで、これまで20年以上にわたり、知能システム分野で各種会議開催等を行っています。この国際会議は、知識工学、人工知能、情報システム、エンジニアリングシステムの分野で最先端の研究成果が発表される場として、世界中から注目されて、KES International の出版物は、知識工学分野の重要な情報源ともなっています。
◆ USP研究所 / 有限会社ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所
USP研究所は、2005年設立以来、地球、人間社会を支える多種多様なお客様の情報システムを、独自のエンタープライズアーキテクチャ開発手法である「ユニケージ(R)」を用いて構築し続けています。
今回の論文で体系化された「データドリブン・ユニケージ・アーキテクチャー」を実装した弊社のお客様、名古屋(愛知・日本)の製造業である協和工業株式会社様は、デジタル技術を応用した経営ビジョンを掲げ、ビジネスを変革する経過が認められて、2023年9月1日に経済産業省からDX認定制度で認証されました。
◆山本修一郎
名古屋大学博士(工学)。NTT研究所を経て株式会社NTTデータ初代フェロー、システム科学研究所所長、
名古屋大学大学院情報学研究科教授を歴任して2020年名古屋大学名誉教授、2021年名古屋国際工科専門職大学教授。
経済産業省デジタルトランスフォーメーション加速に向けた研究会委員、情報処理振興機構専門員などを歴任しました。主な著書『要求開発の基礎知識~要求プロセスと技法』『DXの基礎知識~具体的なデジタル変革事例と方法論』(近代科学社Digital)があります。
人工知能学会 知識流通ネットワーク研究会顧問(2021~)
IPA/SEC システム構築上流工程強化部会主査(2016~2018)
経済産業省 デジタルトランスフォーメーション研究会委員(2018-2019)
デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会(2020)
◆USPモンゴル(USP MONGOLIA)
USP研究所の子会社として2019年にウランバートル(モンゴル)に設立しました。
主な事業内容は銀行など企業システム開発、ソフトウエア製品開発、日本企業からソフトウエア製品の受託開発、エンタープライズアーキテクチャ開発手法、技術のR&Dを推進しています。
このUSPモンゴルのCEO シルネン・ブヤンジャルガル 〝Buyanjargal (Buya) Shirnen〟は、世界で初めて日本の工業高等専門学校(通称:高専)の仕組みをモンゴルの教育に取り入れ、モンゴル国教育・文化体育科学省大臣の承認を得て「NEW MONGOL KOSEN」を2014年に正式に開学し自ら校長を務めました。
また、研究者として、マサチューセッツ工科大学(MIT)との共同研究に従事し、日本の大手総合メーカーでは新製品開発に従事した経験を持っています。更に日本の大手広告代理店の子会社(モンゴル法人)にて顧問を務めました。
現在もモンゴル国教育・科学省大臣の顧問、モンゴル国デジタル開発省管轄「モンゴルにおけるICT、デジタル産業、スタートアップ推進」ワーキンググループの委員を務め、教育、技術分野における日本とモンゴルとの架け橋として活動を進めています。そして、自身でも教育や技術の関連書籍を執筆しています。
USP研究所(東京・日本)では、技術最高責任者、教育責任者を兼務して、USP研究所全体の技術向上と人材育成に努めています。
【何故、USP研究所はモンゴルに子会社を設立か】
モンゴルは、AIや数学に長けた国だと知られています。なぜなら、そもそも遊牧民として、幼い頃から、自然を観察し、動物の行動を分析するなど、論理的思考や推理を鍛える教育・習慣がありました。
そのため、数学や科学を重視する伝統的な教育が根付いていて、モンゴル政府は、AIや数学などの分野の教育に重点を置き教育の質の向上に努めています。
また、モンゴルの科学技術開発の中心的な組織であるモンゴル科学アカデミー(MAS)は、AIや数学などの分野の研究を強く支援しています。
このような背景から、モンゴルには、AIや数学などの分野で、世界的な研究成果を発表する研究者が多く存在しています。USPモンゴルのCEOシルネン・ブヤンジャルガルもその一人です。
これからも国を挙げて、IT人材の育成と技術力向上を推進するモンゴルは、日本のDXを進めるうえで欠かせない国であると言われています。
【ユニケージ(R)】
「ユニケージ(R)」は、UNIXオペレーティングシステムの基本的なアーキテクチャ、開発思想をベースにした企業システムを構築するデータ駆動型エンタープライズアーキテクチャと、その開発手法を統合したフレームワークです。
このアーキテクチャは、ビジネス・業務の設計、データ、アプリケーション、および技術アーキテクチャの4つの部分から構成されています。ユニケージアーキテクチャ開発手法は、これらのアーキテクチャを実現するための手法です。この手法は、アジャイル開発手法、TPS(トヨタ生産方式)、リーン開発手法の特徴を融合したものであり、柔軟性、生産性、品質の向上を実現します。
業務工程の分析・設計は、山本修一郎先生が提唱する『データ駆動型工程設計法』に従い、業務の「入力」「出力」に注目して工程を整理します。そして無駄をなくして、業務のあるべき姿「出力」にあった「入力」を設計していく設計法を用いています。
「技術アーキテクチャ」の特徴は、この「入力」と「出力」によって整理された工程をそのまま実装することです。そのため、開発期間が短く、データのみで結合するソフトウエアでシステムが実現するため柔軟な「疎結合アーキテクチャ」のシステムとなります。
そして、UNIX/Linuxの基本的なソフトウエアを用いることで「長く使い続けられるシステム」を作れるのが特徴です。
更に、ユニケージのもう一つの特徴は、The Open Group(R)が提唱するTOGAF(R)エンタープライズアーキテクチャ(EA)とその開発手法(ADM)を具体的に実現するアーキテクチャとその開発手法の候補と考えられていて、
今後も日本のDX推進に貢献していくであろうと言われている点です。
※「Unicage(R)」は有限会社ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所(USP研究所)の登録商標です。
なお、(R)マークが付記されている名称は、各社の登録商標です。