株式会社幻冬舎のグループ会社、株式会社幻冬舎メディアコンサルティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:久保田貴幸)は、『医師の独立・開業を成功に導く 家庭医療専門医のススメ』(小宮山 学著)を2023年9月1日に発売いたします。
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患者の幅広いニーズに対応する家庭医療は、
クリニックの安定経営にもつながる
地域に根づき、住民から頼りにされる医師になることは、独立・開業を考える医師にとって理想像の一つです。
しかし、何とか資金を集めて最新の医療設備を整え、自分の得意とする専門診療科のクリニックを開業したものの、経営がうまくいかないケースがあとを絶ちません。
こうした開業後のクリニック経営に頭を抱える医師の多くは、地域における診療科選びの重要性を正しく理解していない場合がほとんどだと著者はいいます。
医師としてのキャリアを積み重ね、自身のステップアップを目指す医師にとって、長年自分が専門としてきた診療科で開業したいと考えるのはある意味当然といえます。しかし、実際には診療科を選択する際には入念な準備が必要です。長く安定した経営を維持していくためには、市場需要や競合環境、地域特性などを詳細に検討したうえで競合が激しい診療科は避け、地域のなかで需要が高い診療科を確実に選択しなければ開業後の集患が厳しくなります。集患できなければ開業資金の返済が経営を圧迫する一因となり、廃業の危険性すら高まります。
著者は日本プライマリ・ケア連合学会の研修を受け、家庭医療専門医(家庭医)の資格を取得したのち、2015年にクリニックを開院しました。家庭医とは子どもから高齢者まですべての年齢を対象にした地域住民の健康のために働く総合診療医です。家庭医には予防医療や他疾患併存などはもちろん、各家庭の状況を的確につかむコミュニケーション力も必要とされます。
家庭医としてクリニック経営を続けてきた著者は、家庭医はほかの専門診療科と比べて安定的なクリニック経営を実現できると断言しています。家庭医は特定の診療科ではなく、患者の困りごと全般に対応し、地域に寄り添いながら確実に患者ニーズに応えることができるため、地域住民がいる限り集患で頭を抱えることはありません。
また、家庭医は病歴聴取と身体所見による臨床推論に重点をおいており、検査に依存した診療は行わないため、莫大な資金を投資して最新鋭の機器をそろえる必要もありません。
地域住民のために尽くし、地域に根づき、長期にわたって患者から頼りにされる先生になりたいと考えている医師にとって、家庭医は最良の選択であるというのが著者の主張です。
本書ではクリニック開業を成功に導く家庭医療専門医のメリットとその経営ノウハウを詳しく紹介します。開業を考える医師にとって、経営の安定に対する不安を解消し、自分が目指す理想の医療について考えるヒントとなる一冊です。
【書籍情報】
書 名:『医師の独立・開業を成功に導く 家庭医療専門医のススメ』
著 者:小宮山 学(コミヤマ マナブ)
発売日:2023年9月1日
定 価:900円(税込価格 990円)
体 裁:新書判・並製/182ページ
ISBN :978-4-344-94712-2
【目次】
第1章 安易な専門科診療の選択が、クリニック経営を難しくする 開業前に慎重に考えておくべき診療科目
第2章 少子高齢社会で急増する家庭医療のニーズ 地域医療のミスマッチを解消する家庭医療専門医とは?
第3章 クリニックの収益確保、患者のニーズに沿った診療、スタッフのマネジメント……
家庭医療専門医は医院経営にもメリットだらけ
第4章 コミュニティや行政との連携で社会に積極的に貢献する 家庭医療専門医が地域になくてはならない存在に
【著者プロフィール】
小宮山 学(コミヤマ マナブ)
1999年東京医科大学卒業。舞鶴市民病院、東京医科大学霞ヶ浦病院呼吸器内科勤務後、亀田総合病院(亀田ファミリークリニック館山)で研修を受け、家庭医療専門医を取得。神奈川県の湘南地域近辺にある亀田森の里病院、湘南真田クリニックを経て同地域に2015年9月ありがとうみんなファミリークリニック平塚を開院。外来診療のほか訪問診療にも力を入れている。
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患者の幅広いニーズに対応する家庭医療は、
クリニックの安定経営にもつながる
地域に根づき、住民から頼りにされる医師になることは、独立・開業を考える医師にとって理想像の一つです。
しかし、何とか資金を集めて最新の医療設備を整え、自分の得意とする専門診療科のクリニックを開業したものの、経営がうまくいかないケースがあとを絶ちません。
こうした開業後のクリニック経営に頭を抱える医師の多くは、地域における診療科選びの重要性を正しく理解していない場合がほとんどだと著者はいいます。
医師としてのキャリアを積み重ね、自身のステップアップを目指す医師にとって、長年自分が専門としてきた診療科で開業したいと考えるのはある意味当然といえます。しかし、実際には診療科を選択する際には入念な準備が必要です。長く安定した経営を維持していくためには、市場需要や競合環境、地域特性などを詳細に検討したうえで競合が激しい診療科は避け、地域のなかで需要が高い診療科を確実に選択しなければ開業後の集患が厳しくなります。集患できなければ開業資金の返済が経営を圧迫する一因となり、廃業の危険性すら高まります。
著者は日本プライマリ・ケア連合学会の研修を受け、家庭医療専門医(家庭医)の資格を取得したのち、2015年にクリニックを開院しました。家庭医とは子どもから高齢者まですべての年齢を対象にした地域住民の健康のために働く総合診療医です。家庭医には予防医療や他疾患併存などはもちろん、各家庭の状況を的確につかむコミュニケーション力も必要とされます。
家庭医としてクリニック経営を続けてきた著者は、家庭医はほかの専門診療科と比べて安定的なクリニック経営を実現できると断言しています。家庭医は特定の診療科ではなく、患者の困りごと全般に対応し、地域に寄り添いながら確実に患者ニーズに応えることができるため、地域住民がいる限り集患で頭を抱えることはありません。
また、家庭医は病歴聴取と身体所見による臨床推論に重点をおいており、検査に依存した診療は行わないため、莫大な資金を投資して最新鋭の機器をそろえる必要もありません。
地域住民のために尽くし、地域に根づき、長期にわたって患者から頼りにされる先生になりたいと考えている医師にとって、家庭医は最良の選択であるというのが著者の主張です。
本書ではクリニック開業を成功に導く家庭医療専門医のメリットとその経営ノウハウを詳しく紹介します。開業を考える医師にとって、経営の安定に対する不安を解消し、自分が目指す理想の医療について考えるヒントとなる一冊です。
【書籍情報】
書 名:『医師の独立・開業を成功に導く 家庭医療専門医のススメ』
著 者:小宮山 学(コミヤマ マナブ)
発売日:2023年9月1日
定 価:900円(税込価格 990円)
体 裁:新書判・並製/182ページ
ISBN :978-4-344-94712-2
【目次】
第1章 安易な専門科診療の選択が、クリニック経営を難しくする 開業前に慎重に考えておくべき診療科目
第2章 少子高齢社会で急増する家庭医療のニーズ 地域医療のミスマッチを解消する家庭医療専門医とは?
第3章 クリニックの収益確保、患者のニーズに沿った診療、スタッフのマネジメント……
家庭医療専門医は医院経営にもメリットだらけ
第4章 コミュニティや行政との連携で社会に積極的に貢献する 家庭医療専門医が地域になくてはならない存在に
【著者プロフィール】
小宮山 学(コミヤマ マナブ)
1999年東京医科大学卒業。舞鶴市民病院、東京医科大学霞ヶ浦病院呼吸器内科勤務後、亀田総合病院(亀田ファミリークリニック館山)で研修を受け、家庭医療専門医を取得。神奈川県の湘南地域近辺にある亀田森の里病院、湘南真田クリニックを経て同地域に2015年9月ありがとうみんなファミリークリニック平塚を開院。外来診療のほか訪問診療にも力を入れている。