繊細優美な長崎の伝統工芸「三川内焼」。本体験会では、真っ白な白磁にあらかじめ唐草模様の青い上絵を施した豆皿に、本金を使い、お好きな箇所に自由に線を描いていただきます。
長崎県佐世保にある「三川内(みかわち)焼」は、国の伝統的工芸品です。
江戸時代、平戸藩の藩主・松浦公のための器や献上品をつくる「御用窯」として繊細なやきものを数多く残し、まるで透き通っているかのような美しさを持つ白い磁器には、400年以上続く伝統の技が詰め込まれています。超絶技巧の技と伝統は今も脈々と息づいています。
今年から開催している三川内焼の体験シリーズ。今回の体験会は、平戸藤祥五光窯特集(2023.09-10開催)にあわせ、「金襴二度焼」の絵付けです。
「金襴二度焼」とは、幕末の三川内焼において、西欧への輸出品として絵付けされていた技法で、本焼焼成した器に、赤や黒などの上絵付で模様を描き、さらにその上絵の上に金彩で紋様を焼き付ける技法。赤朱などに金彩を施したものは、三川内焼に限らず、京焼や九谷焼・薩摩焼などでも流行したジャポニズムの流れに乗った技法です。
本体験会では、あらかじめ真っ白な白磁に唐草模様の青い上絵を施した豆皿(径10.8cm×高2.0cm)に、本金を使い、唐草の模様に沿ってお好きな箇所に自由に輪郭や細部を描いていただきます。 その後、三川内にお持ち帰りいただき、平戸藤祥五光窯にて、最終仕上げをして焼成し、約1ヶ月後に完成となります。
当日は、平戸藤祥五光窯の伝統工芸士、藤本江里子さんにご来店いただき、ご指導いただきます。
三川内焼の美しい白磁に描かれた藤本さんの絵柄に、思い思いに描く金彩は、藤本さんとあなたのコラボレーションによる、まさに世界に一枚しかない豆皿が出来上がります。三川内焼の醍醐味にふれ、是非あなたも貴重な一枚を手にしてください。
講座概要
■講座:三川内焼絵付体験 金襴二度焼
■日時:9月16日(土) 第1回 14:30~16:00 / 第2回 18:00~19:30
9月17日(日) 第1回 11:30~13:00 / 第2回 14:30~16:00 / 第3回 18:00~19:30
9月18日(月祝) 第1回 11:30~13:00
■会場:THE COVER NIPPON店内
■定員:6名 / 各回 ※事前予約制 / 定員になり次第締切と致します。
■会費:13,200円(税込) 材料費込
■講師:藤本 江里子(三川内焼 平戸藤祥五光窯)
◎注意事項
・普段から細かい作業に眼鏡などをお使いの方は、ご自分の眼鏡等をご持参ください。
・汚れなど気になる方は、エプロン、ハンドタオル等ご持参ください。
・受講料のご入金の確認を待ちまして「受講確定」とさせていただきます。
「受講確定」後キャンセル・受講料の払戻しはできませんことをご了承ください。
・予定しております内容が余儀なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
・災害などのやむを得ない事情による開催中止を除き、参加費の返金は致しません。
・お申込み情報は最新に更新されていない場合がございます。
お申込み頂いた際にすでに満席の場合はご容赦願います。
詳細はこちらから
https://thecovernippon.jp/20230916-mikawachi-workshop/
平戸藤祥五光窯で絵付けを担当している藤本江里子さんは、繊細優美な絵付け作品を制作しており、染付に淡い色絵や金彩を加えた絵柄が特徴で、金襴二度焼の色合いに青や緑のカラーバリエーションを加えて描いています。唐子絵や花鳥絵や「馬九行久」などのシリーズが人気です。
講師プロフィール
藤本 江里子
Eriko Fujimoto
伝統工芸士・一級技能士
2001年 天皇皇后両陛下御献上薄手染付唐子絵鉢製作
2006年 約百年ぶりに再現された極薄手磁器、「卵殻手」の絵付製作
2007年 スウェーデン国王・王妃への御献上品「卵殻手珈琲碗皿」の染付絵付製作
2008年 長崎空港エントランス陶壁画製作(左面三枚)
2016年 ニューヨークにて展示会・絵付実演
2017年 渋谷ヒカリエにて展示会・絵付実演
【店舗情報】
THE COVER NIPPON
〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-3
東京ミッドタウンガレリア3階E-0305
tel 03-5413-0658
fax 03-5413-0659
年中無休(年始を除く) 11am-8pm
【企画・運営】
メイド・イン・ジャパン・プロジェクト株式会社
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