北京 2023年6月16日 /PRNewswire/ -- アジアインフラ投資銀行(The Asian Infrastructure Investment Bank、英文略称:AIIB)は、クリスティア・フリーランド副首相兼財務大臣が、AIIBの元国際広報責任者のボブ・ピッカード氏が昨日付けで辞任したことを受けて、同氏にが主張する根拠なき疑惑について監査することを発表しました。
アジアインフラ投資銀行(AIIB)
ルドガー・シュクネヒト筆頭副総裁兼法人秘書役は、次のように述べています。「我々は今回の監査を歓迎し、全面的に協力するつもりです。透明性の確保は、106名のメンバー、国際色豊かな仲間、開発パートナー、市民社会組織のコミュニティ、そして私たちが奉仕する市民からの信頼にとって不可欠です。」
ピッカード氏の突然の辞任劇から24時間、上層部はAIIB理事会と緊密に連携をはかりながら、透明性を示し、国際金融機関としての信頼性を維持し、同行の高いガバナンス基準に合致するような対応策を講じて きました。
AIIBは、カナダ側との協力に加え、ボブ・ピカード氏の辞任をめぐる経緯と同氏が主張する疑惑について、独自の内部監査を実施する予定です。この経営監査は、法務担当のアルベルト・ニニオ氏が指揮を執る予定です。本日の取締役会と並行して、AIIB取締役会は経営陣と非公式に会合し、経営陣が報告する取締役グループを設置することに合意しました。
この監査は、世銀職員の行動規範
、職員規則
、情報公開に関する方針
、個人情報保護に関する方針
など、世銀のガバナンスの枠組みや方針に沿って実施される予定です。
政策・戦略担当副社長であるダニー・アレクサンダー氏は、「当行は非常に多様性に富んでいます。当行のスタッフは65もの異なる国籍で構成されており、グローバルなメンバー数は106に達しています。当行は、その精神、特徴、実務において多面的であり、強固な多国間ガバナンスシステムと国際的なリーダーシップとスタッフによって、これを保証しています。AIIBのような多様なメンバーがいる中で、合意形成を促すガバナンスの枠組みは、今日まで、そしてこれからの成功の礎となるものです。」
AIIBについて
アジアインフラ投資銀行(AIIB)は、「Infrastructure for Tomorrow - 持続可能性を核としたインフラへの融資」をミッションとする多国間開発銀行です。 2016年1月に北京で業務を開始し、その後、全世界で106の承認メンバーにまで成長しました。 資本金は1,000億米ドルで、主要な国際格付け機関からトリプルAランクを取得しています。 パートナーとの協働により、AIIBは新たな資本を引き出し、グリーンでテクノロジーに対応し、地域の連結性を促進するインフラに投資することで顧客のニーズに応えています。