長期滞在型宿泊施設への進出は、フレイザーズ・ホスピタリティの変革・成長戦略の一環
シンガポール、2023年5月23日 /PRNewswire/ -- フレイザーズ・プロパティ(Frasers Property)の戦略事業部門であるフレイザーズ・ホスピタリティは、既存の不動産プレーヤーであるティシュマン・スぺイヤー(Tishman Speyer)とアリサ・パートナーズ(Alyssa Partners)2つの合弁事業を設立し、中国深圳および日本の大阪でそれぞれ合計資産価値約1億7000万シンガポールドルのプレミアム賃貸マンション資産を取得する2つの売買契約を締結しました。
シンガポール、2023年5月23日 /PRNewswire/ -- フレイザーズ・プロパティ(Frasers Property)の戦略事業部門であるフレイザーズ・ホスピタリティは、既存の不動産プレーヤーであるティシュマン・スぺイヤー(Tishman Speyer)とアリサ・パートナーズ(Alyssa Partners)2つの合弁事業を設立し、中国深圳および日本の大阪でそれぞれ合計資産価値約1億7000万シンガポールドルのプレミアム賃貸マンション資産を取得する2つの売買契約を締結しました。
北アジアで急増する長期滞在者層を取り込む
北アジアの主要都市、特に日本や中国における長期滞在型宿泊施設は、過去10年間、急速な都市移動に伴う人口動態、経済、社会的要因に支えられ堅調な需要によって、回復力と多大な成長の可能性があります。 また、新型コロナウイルス感染症のパンデミック後の住宅価格の低下が喫緊の課題となっており、賃貸マンションへの需要が高まる傾向です。今回の プレミアム賃貸マンション資産の買収はフレイザーズ・ホスピタリティの既存ポートフォリオを補完し、北アジアでの存在感を高めることになります。 フレイザーズ・ホスピタリティは、このようなタイムリーな買収により、長期滞在の機会をより的確に捉えることができるようになります。
中国深圳の325戸の高級賃貸マンションは、ティシュマン・スペイヤーと共同で購入した借地権資産です。 羅湖の商業・ショッピング地区の中心に位置し、最寄り駅から徒歩圏内にあるこの物件は、深圳と香港を結ぶ交通の要となる戦略的にもよい立地と、今後10年間に予定されている都市再生計画の開始による同地区の将来の成長が見込まれます。 この物件は、フレイザーズ・ホスピタリティが管理・ブランド化し、昨年完成した複合施設開発プロジェクトの一部です。2024年第4四半期に開業予定にしており、販売までの時間も大幅に短縮されています。
大阪にある124戸の高級賃貸マンションは、アリサ・パートナーズとの合弁事業により取得した所有権のある資産です。 大阪の主要な商業地域である難波地区に位置し、最寄りの地下鉄駅からも徒歩圏内です。 現在、この物件はほぼ満室で稼働しています。 大阪は2025年の万国博覧会に向けて活発に開発が進んでおり、最近では日本初の統合型リゾートの開発も承認されました。 これらの動きは、日本の商業都市である大阪の潜在的な成長と魅力が続くことを示すものであり、当施設は長期滞在型の需要が増加すると思われます。
良質な長期滞在型宿泊資産でポートフォリオを拡大
今回の買収は、国際的な宿泊不動産企業に進化し、長期滞在型宿泊セグメントで選ばれる投資家としての地位と成長を強化するという、フレイザーズ・ホスピタリティのパンデミック後の変革と拡大戦略に沿ったものです。 また、フレイザーズ・ホスピタリティが主要なゲートウェイ地域の長期滞在型宿泊施設において存在感を高め、リーチを広げるための役割も担っています。
フレイザーズ・ホスピタリティの最高経営責任者(CEO)であるユー・チン・フェンは、今回の合弁事業と買収について次のように述べています。 フレイザーズ・ホスピタリティのシームレスな統合投資モデルと長年の運営ノウハウを活用し、投資価値を高めるためにフレイザーズ・ホスピタリティと手を組む合弁パートナーには、相互に有益な長期パートナーシップを期待しています。「長期滞在型宿泊資産は、回復力のあるアセットクラスとして魅力が増しています。 これらの買収は、当社の現地チームの幅広いビジネスネットワークと、魅力的で拡張性のある投資機会を発掘するための専門知識があることを証明するものです。 当社は今後も、長期滞在型の宿泊施設分野でさらなる拡大を目指し、質の高い持続可能なリターンを提供するために魅力的な機会を探し続けます」。
中国再開で旅行回復の波に乗る
今回の買収により、フレイザーズ・ホスピタリティの北アジアにおけるポートフォリオは拡大し、中国、日本、韓国の16物件で3,400戸近くとなりました。 最近、中国の成都でモデナブランドの運営契約を締結したのに続き、北アジアの複数の都市で、今後3年間に合計11の施設をオープンする予定です。 フレイザーズ・ホスピタリティは、パンデミック後の状況下で旅行回復の軌道に乗り続けており、これらの施設の開設は絶好のタイミングと言えます。
フレイザーズ・ホスピタリティの最高執行責任者(COO)であるマーク・チャンは、「北アジアはフレイザーズ・ホスピタリティにとって重要な市場であり、この地域での拡大に大いに期待しています。 他の地域でも、シンガポールとカンボジアで間もなく新しい施設がオープンし成長が加速していきます。旅行・宿泊業界の正常化により、当社のパイプラインが好調で当社の開発に関するニュースをもっとお伝えできることを楽しみにしています」。
フレイザーズ・ホスピタリティについて
フレイザーズ・プロパティ・グループのフレイザーズ・ホスピタリティは、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、中東、アフリカでゴールドスタンダードのサービス付き住宅とホテルステイを提供し、お客様に思い出深い体験を提供して25年を迎えました。
シンガポールの2つの物件から始まり、70以上の都市に120以上の物件を展開するようになったフレイザーズ・ホスピタリティは、現在、世界最大かつ最も急成長しているサービス付き住宅とホテルステイを提供する会社の1社となっています。 目の肥えたビジネスパーソンやレジャーを楽しむ旅行者のライフスタイルのために、ゴールドスタンダードのサービス付き住宅「フレイザースイーツ」、「フレイザースレジデンス」、「フレイザープレイス」、モダンでエコなライフスタイルブランド「モデナ バイ フレイザー」、デザインを重視したホテルステイブランド「カプリ バイ フレイザー」を展開するグローバルホスピタリティー企業です。
フレイザーズ・ホスピタリティはその成功が評価され、数々の賞賛や賞を受賞しています。今後も、エグゼクティブ・トラベラーの進化するニーズを先取りし、それを超える継続的なイノベーションと直感的なサービスを提供し、スタッフが家族のように、住民がコミュニティのように感じる、お客様にとっての第2の我が家を作ることに全力を尽くしています。
フレイザー・ホスピタリティの詳細については、www.frasershospitality.com をご覧ください。
フレイザーズ・プロパティ・リミテッドについて
フレイザーズ・プロパティ・リミテッド(以下「フレイザーズ・プロパティ(Frasers Property)」、子会社と併せて「フレイザーズ・プロパティ・グループ(Frasers Property Group)」または「グループ」)は、不動産のバリューチェーン全体で不動産商品とサービスを提供する多国籍投資、開発、管理を行っています。 シンガポール証券取引所の、(「SGX-ST」)のメインボードに上場し、シンガポールに本社を置く当グループは、2023年3月31日現在で約401億シンガポールドルの総資産があります。
フレイザーズ・プロパティは、住宅、小売、商業・ビジネスパーク、工業・物流、ホスピタリティの5つの資産クラスで多国籍事業を展開しています。 当グループは東南アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、中国で事業を展開しており、定評あるホスピタリティ事業では、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、中東、アフリカの20カ国以上、70都市でサービスアパートメントやホテルの所有・運営を行っています。
フレイザーズ・プロパティは、SGX-STに上場している2つの不動産投資信託(「REIT」)と1つのステープルド・トラストをスポンサーしています。 フレイザー・センターポイント・トラストとフレイザー・ロジスティックス&コマーシャル・トラストは、それぞれ小売業と工業・商業施設に特化しています。 フレイザーズ・ホスピタリティ・トラスト(フレイザーズ・ホスピタリティの不動産投資信託およびフレイザーズ・ホスピタリティ・ビジネス・トラストで構成)は、ホスピタリティ物件に特化した結合信託です。 さらに、当社グループは、タイ証券取引所に上場している2つのREITがあります。 タイ、フレイザー・プロパティ・パブリックカンパニー・リミテッド(Frasers Property (Thailand) Public Company Limited)は、タイの産業・物流物件に特化した Frasers Property Thailand Industrial Freehold & Leasehold REIT と商業物件に特化した Golden Ventures Leasehold Real Estate Investment Trustのスポンサーです。
当グループは、目的主導型の組織として、ステークホルダーのために感動的な体験の提供とより良い場所の創造を約束します。 フレイザーズ・プロパティは、責任ある製造と調達を行い、従業員に焦点を当てることで、バリューチェーン全体で理想的な持続可能性を高め、より弾力性のあるビジネスを構築することを目指し、 2050年までに純炭素ゼロ企業になるよう取り組んでいます。 フレイザーズ・プロパティは、その伝統に基づき、知識と能力を活用し、従業員、ビジネス、地域社会のために永続的な共有価値を創造することを目指します。 フレイザーズ・プロパティは、社員の多様性を信じ、進歩的で協力的、かつ尊敬に値する企業文化の推進に努めています。
フレイザーズ・プロパティの詳細については、www.frasersproperty.com をご覧ください。またはLinkedIn でフォローしてください。