株式会社アーバネットコーポレーションは自社開発したマンションのエントランスホールに、
彫刻や絵画などの芸術作品を展示し、アートと日常生活の出会い、そしてアートと建築の出会いをプロデュースしてきました。
そうした取り組みの一環として、2001年より若手アーティストの発掘・支援・育成を目的として、
マンションのエントランスホールに常設展示する立体アート作品を学生限定で募集する
「ART MEETS ARCHITECTURE COMPETITION」(AAC)を開催しています。
今年23回目を迎えるAACでは、募集告知ポスターのデザインを同じく学生の皆さんから募集し、
2023年3月3日の審査会にて最優秀賞1点、入選8点を選出いたしました。
最優秀賞作品は審査員との打ち合わせの上ブラッシュアップされ
本日、審査結果とともに公開いたします。
結果は以下の通りです。(詳細はホームページをご覧ください)
◆学生限定・AAC2023ポスターコンペ結果
彫刻や絵画などの芸術作品を展示し、アートと日常生活の出会い、そしてアートと建築の出会いをプロデュースしてきました。
そうした取り組みの一環として、2001年より若手アーティストの発掘・支援・育成を目的として、
マンションのエントランスホールに常設展示する立体アート作品を学生限定で募集する
「ART MEETS ARCHITECTURE COMPETITION」(AAC)を開催しています。
今年23回目を迎えるAACでは、募集告知ポスターのデザインを同じく学生の皆さんから募集し、
2023年3月3日の審査会にて最優秀賞1点、入選8点を選出いたしました。
最優秀賞作品は審査員との打ち合わせの上ブラッシュアップされ
本日、審査結果とともに公開いたします。
結果は以下の通りです。(詳細はホームページをご覧ください)
◆学生限定・AAC2023ポスターコンペ結果
最優秀賞(1点):
「試行錯誤」 松井 寛太 (多摩美術大学)
◆受賞コメント
この度は素敵な賞をいただきありがとうございます。
立体作品のコンペということで、金属をモチーフに、空間や場を意識して制作しました。
学校の課題ではやらない、商業用のポスターということで、文字の多さやロゴなどに悪戦苦闘しながらも、ブラッシュアップを進めていくに連れ、良くなっていくのが自分でも見て取れたのでとても楽しかったです。刷る紙やインク等も表現にあった物を自由に選べ、実際に出来上がったポスターを見た時はとても感動しました。本当にありがとうございました。
◆審査員コメント・上西 祐理
昨年度に引き続き審査をさせてもらいましたが、コンペの面白いところは同じお題に対して多様な答えが集まるところ。昨年と同じ募集のはずでも、また全然違うものが多く集まり、とても面白く拝見させていただきました。
今年も引き続き、平面グラフィックにおける「立体性・空間性」への挑戦には関心を置き審査しました。
グランプリの松井さんの作品は小さく細かな金属片のようなものの集合体が画面内を大きくうねっており、遠くから見ても近くから見ても面白い作品です。質感へのアプローチも他にトライしてる人があまりいなく、新鮮に映りました。またコンペ後のブラッシュアップで、文字の整理、文字とビジュアルの関係、画面内の空間性、印刷への定着、などなどでさらに良くなり、松井さん粘ってよく頑張りました。
平面・立体と言って分けたりしますが、印刷された紙であるポスターも1つのプロダクトであり、どこかに貼ればそこには空間も体験も生まれるものだということを、物性の強い仕上がりになった松井さんのポスターを見て改めて思ったりもしました。
松井さんは、去年のグランプリの掲出されたポスターをみてこのコンペを知り、今年応募したとのこと。立体コンペに応募する人だけでなく、このポスターコンペもこのようにより広がっていくといいなと思います。
オフセット印刷の楽しさ、実際にリアルに掲出される喜びを、学生のうちに味えるのは羨ましいなと思います。
◆審査員コメント・宮本 武典
最優秀賞を受賞された松井寛太さん、入賞されたみなさん、おめでとうございます。
はじめて審査させていただきましたが、「やっぱり東京の美大生が優勢なのかな」と予想していたところ、全国各地の多彩な学校や学域からエントリーがあり、AACの歴史と裾野のひろさに驚きました。
松井さんの作品は、立体コンペなのに映像的というか、フォントやガラスのような欠片たちが紙の上で流動・結合して、何か未知のイメージを生成しようとしていて、背景に私の世代とは異なるデジタルネイティブの世界観も感じ、引き込まれてしまいました。今はまだ何者でもないけれど、これからアート/デザインの担い手になる学生諸君を応援するAACのポスターに相応しい提案だと思います。
入選された8名にも一言。エントリーした他の同世代とみなさんとの間には、実はほとんど差はありません。では何が評価されたのか? その理由を本当に理解するには、この先もまだまだ学び続けなければいけません。それはセンスや技術だけじゃなくて、デザインとアートの成り立ちと現在形、そしてそれらを包括するヨノナカや世界の文脈を知ること。この文脈を賢くおさえてこそ、新しいイメージを生み出すことができるのです。
たくさんチャレンジしてください。みなさんの今後の活躍を期待します。
入選(8点)※応募順・学校名は応募時のもの :
「作り手」梅原 香織(町田デザイン&建築専門学校)
「予感と嘘」一條 遥貴(武蔵野美術大学)
「遠近法による作図」野口 陽向(東京工芸大学)
「自然の芸術」賀来 竜之輔(倉敷市立短期大学)
「原石【若き表現者たちのもがきと答え】」藤田 彩花 (愛知県立芸術大学)
「立体って、いったい?」安井 蒼(デジタルハリウッド大学 )
「個性」柏谷 明梨(愛知県立瀬戸工科高等学校学)
「可能性は無限大」柴崎 里花(広尾学園高等学校)
「試行錯誤」 松井 寛太 (多摩美術大学)
◆受賞コメント
この度は素敵な賞をいただきありがとうございます。
立体作品のコンペということで、金属をモチーフに、空間や場を意識して制作しました。
学校の課題ではやらない、商業用のポスターということで、文字の多さやロゴなどに悪戦苦闘しながらも、ブラッシュアップを進めていくに連れ、良くなっていくのが自分でも見て取れたのでとても楽しかったです。刷る紙やインク等も表現にあった物を自由に選べ、実際に出来上がったポスターを見た時はとても感動しました。本当にありがとうございました。
◆審査員コメント・上西 祐理
昨年度に引き続き審査をさせてもらいましたが、コンペの面白いところは同じお題に対して多様な答えが集まるところ。昨年と同じ募集のはずでも、また全然違うものが多く集まり、とても面白く拝見させていただきました。
今年も引き続き、平面グラフィックにおける「立体性・空間性」への挑戦には関心を置き審査しました。
グランプリの松井さんの作品は小さく細かな金属片のようなものの集合体が画面内を大きくうねっており、遠くから見ても近くから見ても面白い作品です。質感へのアプローチも他にトライしてる人があまりいなく、新鮮に映りました。またコンペ後のブラッシュアップで、文字の整理、文字とビジュアルの関係、画面内の空間性、印刷への定着、などなどでさらに良くなり、松井さん粘ってよく頑張りました。
平面・立体と言って分けたりしますが、印刷された紙であるポスターも1つのプロダクトであり、どこかに貼ればそこには空間も体験も生まれるものだということを、物性の強い仕上がりになった松井さんのポスターを見て改めて思ったりもしました。
松井さんは、去年のグランプリの掲出されたポスターをみてこのコンペを知り、今年応募したとのこと。立体コンペに応募する人だけでなく、このポスターコンペもこのようにより広がっていくといいなと思います。
オフセット印刷の楽しさ、実際にリアルに掲出される喜びを、学生のうちに味えるのは羨ましいなと思います。
◆審査員コメント・宮本 武典
最優秀賞を受賞された松井寛太さん、入賞されたみなさん、おめでとうございます。
はじめて審査させていただきましたが、「やっぱり東京の美大生が優勢なのかな」と予想していたところ、全国各地の多彩な学校や学域からエントリーがあり、AACの歴史と裾野のひろさに驚きました。
松井さんの作品は、立体コンペなのに映像的というか、フォントやガラスのような欠片たちが紙の上で流動・結合して、何か未知のイメージを生成しようとしていて、背景に私の世代とは異なるデジタルネイティブの世界観も感じ、引き込まれてしまいました。今はまだ何者でもないけれど、これからアート/デザインの担い手になる学生諸君を応援するAACのポスターに相応しい提案だと思います。
入選された8名にも一言。エントリーした他の同世代とみなさんとの間には、実はほとんど差はありません。では何が評価されたのか? その理由を本当に理解するには、この先もまだまだ学び続けなければいけません。それはセンスや技術だけじゃなくて、デザインとアートの成り立ちと現在形、そしてそれらを包括するヨノナカや世界の文脈を知ること。この文脈を賢くおさえてこそ、新しいイメージを生み出すことができるのです。
たくさんチャレンジしてください。みなさんの今後の活躍を期待します。
入選(8点)※応募順・学校名は応募時のもの :
「作り手」梅原 香織(町田デザイン&建築専門学校)
「予感と嘘」一條 遥貴(武蔵野美術大学)
「遠近法による作図」野口 陽向(東京工芸大学)
「自然の芸術」賀来 竜之輔(倉敷市立短期大学)
「原石【若き表現者たちのもがきと答え】」藤田 彩花 (愛知県立芸術大学)
「立体って、いったい?」安井 蒼(デジタルハリウッド大学 )
「個性」柏谷 明梨(愛知県立瀬戸工科高等学校学)
「可能性は無限大」柴崎 里花(広尾学園高等学校)
【募集内容】
第23回学生限定立体アートコンペ
「ART MEETS ARCHITECTURE COMPETITION(AAC)2023」の募集告知ポスター
【賞】
最優秀賞(1点)20万円
入選(8点)3万円
【審査員】
上西 祐理(アートディレクター、グラフィックデザイナー)
宮本 武典(キュレーター、東京藝術大学准教授)
服部 信治(主催会社 代表取締役会長兼CEO)
【スケジュール】
募集期間:2022年12月15日~2023年2月12日
審査会:2023年3月3日
【応募総数】
284作品
▼募集ページ
https://aac.urbanet.jp/tabid/235/Default.aspx
▼結果発表ページ
https://aac.urbanet.jp/tabid/247/Default.aspx
================
最優秀賞作品は審査員とのブラッシュアップを経て、実際にコンペの告知ポスターとして
全国の美術・芸術系大学、大学院、短期大学、専門学校、及び一部の美術館、ギャラリー、JR、私鉄の駅等に掲示されます。
なお、告知ポスターが使用されている
立体アートコンペ「ART MEETS ARCHITECTURE COMPETITION(AAC)2023」は
2023年6月27日まで作品を募集中です。
▼AAC2023公式サイト
https://aac.urbanet.jp/
第23回学生限定立体アートコンペ
「ART MEETS ARCHITECTURE COMPETITION(AAC)2023」の募集告知ポスター
【賞】
最優秀賞(1点)20万円
入選(8点)3万円
【審査員】
上西 祐理(アートディレクター、グラフィックデザイナー)
宮本 武典(キュレーター、東京藝術大学准教授)
服部 信治(主催会社 代表取締役会長兼CEO)
【スケジュール】
募集期間:2022年12月15日~2023年2月12日
審査会:2023年3月3日
【応募総数】
284作品
▼募集ページ
https://aac.urbanet.jp/tabid/235/Default.aspx
▼結果発表ページ
https://aac.urbanet.jp/tabid/247/Default.aspx
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最優秀賞作品は審査員とのブラッシュアップを経て、実際にコンペの告知ポスターとして
全国の美術・芸術系大学、大学院、短期大学、専門学校、及び一部の美術館、ギャラリー、JR、私鉄の駅等に掲示されます。
なお、告知ポスターが使用されている
立体アートコンペ「ART MEETS ARCHITECTURE COMPETITION(AAC)2023」は
2023年6月27日まで作品を募集中です。
▼AAC2023公式サイト
https://aac.urbanet.jp/