人々の夢を宇宙で実現させる民間宇宙サービスプラットフォームを提供する宇宙ベンチャー企業株式会社ASTRAX(アストラックス、以下 ASTRAX、本社:神奈川県鎌倉市、代表:代表取締役・民間宇宙飛行士 TAICHI(山崎大地))は、2023年10月2日から6日にアゼルバイジャンのバクーで開催される世界最大の宇宙業界の国際会議、第74回国際宇宙会議(IAC 2023)に向けて発表申請していた論文「無重力飛行サービスに対する乗客のニーズ・要望の分析と宇宙旅行サービスへの応用」が審査を通過し、国際宇宙会議で発表をすることとなりました。
【国際宇宙会議(IAC 2023)でのASTRAX発表論文本数】
日本時間2023年3月11日早朝の申請締切までに全世界95カ国から約3530本の論文が申請され、2023年4月25日に各論文の審査結果が発表されました。
弊社ASTRAXでは、ASTRAX代表TAICHIによる論文26本、ASTRAXグループのメンバーの論文28本、合計54本の論文申請を行い、そのうち16本(ASTRAX代表TAICHIの論文7本、ASTRAXグループメンバーの論文9本)が2023年4月25日に採択されました。
採択された各論文を、今後順次発表してまいります。
【国際宇宙会議(IAC 2023)での発表論文13本目】
■論文タイトル:
Analysis of passengers' needs and demands of ASTRAX Zero Gravity Services and application for space travel services
(無重力飛行サービスに対する乗客のニーズ・要望の分析と宇宙旅行サービスへの応用)
■著者:TAICHI(山崎大地)(ASTRAX代表・民間宇宙飛行士)
■共著者:川上泰子(ASTRAXジェネラルマネージャー・宇宙ワーママ(R))
■アブストラクト(日本語版):
ASTRAX社の無重力飛行サービスは、アメリカ、ロシア、フランス、日本など世界数カ国で提供されています。日本の民間宇宙サービス会社であるASTRAXは、2012年からダイヤモンド・エア・サービスの小型ジェット機を使って、日本国内の研究者以外の一般のお客様を対象に、ASTRAX独自の無重力飛行サービスを提供しています。これまでに20回のフライトを実施し、それぞれのお客さまが無重力フライトを通じてさまざまな夢を叶えています。無重力飛行でさまざまなニーズや要望を叶えることで、宇宙旅行における新たなニーズや要望を叶えることができるようになると思います。そこで、ASTRAXでは、これらの経験や実験をもとに、宇宙旅行者のニーズや要望(結婚式、プロポーズ、モデル撮影、CM撮影、飲み会、ファッションショー、楽器演奏、音楽会など宇宙船内でやりたいこと)を分析・予測し、そのニーズに応える様々な技術やサービスを開発しています。
本稿では、日本における微小重力飛行における顧客ニーズの分析結果とそこから導かれる課題、そして来るべき宇宙旅行時代における新たなニーズの開拓と商業宇宙飛行への応用の可能性について述べます。
■Abstract:
ASTRAX’s zero gravity flight services are offered in several countries around the world, including the United States, Russia, France, and Japan. ASTRAX, a Japanese private space services company, has been offering ASTRAX’s original zero gravity flight service for general customers, not researchers in Japan since 2012, using Diamond Air Services’ small jets. So far, 20 flights have been conducted, and each client has fulfilled various dreams through zero gravity flights. By fulfilling various needs and requests in zero gravity flights, we will be able to fulfill new needs and requests in space travel. Therefore, based on these experiences and experiments, ASTRAX analyzes and predicts the needs and desires of space travelers (what they want to do in a spacecraft, such as weddings, marriage proposals, model shoots, commercial shoots, drinking parties, fashion shows, musical instrument performances, and music concerts), and develops various technologies and services to meet those needs.
This paper describes the results of the analysis of customer needs in microgravity flights in Japan, the issues derived from the analysis, and the possibility of developing new needs and applying them to commercial spaceflight in the coming space travel era.
今後、ASTRAXは各著者に向けて、論文発表に必要となるさまざまなサポートを行ってまいります。
また、論文の著者及び共著者、論文著者以外の国際宇宙会議(IAC 2023)参加希望者への特別ツアーも準備してまいります。
ご興味のある方は、本件に関するお問合せ先までご連絡ください。
【国際宇宙会議(IAC)とは】
国際宇宙航行連盟(IAF)が主催し、年に1度、開催される、宇宙業界では世界最大の国際会議です。
2022年は、9月18日から23日の5日間の会期でフランス国立宇宙研究センター(CNES)がホストを務め、フランスのパリで開催されました。「Space for @ll(全てのための宇宙)」というテーマのもと、会期中110カ国から9,300人以上が参加し、今回「責任あるイベント」の基準を見事に満たし、国際標準化機構(ISO)の認定を受けました。そして、3,000件以上の論文が発表されました。その他、たくさんのGNFセッションや特別セッション、プレナリーやハイライト講演、また250を越える出展者が参加しての展示会が行われました。
ASTRAXはその国際宇宙会議において、グループメンバーとの共同で27本の国際論文を発表しました。また、展示ブースにおいては、宇宙フライトアテンダント、宇宙コーヒー、宇宙加圧トレーニング、宇宙ビール、宇宙教育のプロモーションを行うとともに、宇宙シブキアートや宇宙書のパフォーマンスを行いました。
今年は、2023年10月2日から6日までアゼルバイジャンのバクーで、アゼルバイジャンの宇宙機関であるアゼルコスモス(Azercosmos)がホストを務め、「Global Challenges and Opportunities: Give Space a Chance(全世界的なチャレンジとチャンス: 宇宙は与えられたチャンス)」をテーマに、第74回国際宇宙会議(IAC 2023)が開催される予定です。
『宇宙といえばASTRAX!』
ASTRAXは、今後も人類全体の経済圏(生活圏)を宇宙に拡大させるとともに、地球上の平和と生活環境の改善や向上を目指し、民間の力で様々な宇宙サービスを提供してまいります。
【ASTRAX会社概要】
会社名:株式会社ASTRAX
代表者:代表取締役・民間宇宙飛行士 TAICHI(山崎大地)
所在地:神奈川県鎌倉市
URL:https://astrax.space
事業内容:民間宇宙開拓事業全般及び宇宙サービスプラットフォームの提供
【本件に関するお問い合わせ】
会社名:株式会社ASTRAX
担当者:CEO秘書・星エリカ
E-Mail:erica.hoshi@astrax.space