ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区/執行役員社長:二場誠吾、以下ソコテック)は、味の素株式会社(本社:東京都中央区、社長:藤江太郎、以下味の素(株))の依頼に基づき、J-クレジット制度*1プロジェクト「乳牛へのアミノ酸バランス改善飼料の給餌プロジェクト」の妥当性確認を実施、2023年3月15日の認証委員会にて本件の登録が承認されました。
ソコテックは、ISO14065(温室効果ガスに関する妥当性確認・検証機関)の認定を受けた機関の中で、J-クレジット制度の5つの方法論分類(EN:エネルギー分野,IN:工業プロセス分野,AG:農業分野,WA:廃棄物分野,FO:森林分野)において唯一すべて方法論分類で審査が可能な審査機関です。この度、味の素(株)が実施する「乳牛へのアミノ酸バランス改善飼料の給餌プロジェクト」の妥当性確認を実施し、合理的保証水準による適正意見として妥当性確認報告書を発行、第54回認証委員会(2023年3月15日)において当該プロジェクトの登録が承認されました。
日本の農業における温室効果ガス(以下GHG*2)排出量は5001万トン(2018年)と言われています。特に、家畜排せつ物に含まれる窒素が糞尿処理工程、排水処理工程等で窒素酸化物として発生しGHGの増加につながっています。これらを解決するための方策のひとつとして、家畜が摂取する飼料中のアミノ酸バランスを整え、糞尿中に排泄される窒素を減らすことにより、N2O発生量を削減することが可能です。
これらの社会課題を背景に、味の素(株)は乳牛向け飼料におけるアミノ酸バランス飼料の提供による事業を、J-クレジット制度における方法論AG-001「牛・豚・ブロイラーへのアミノ酸バランス改善飼料の給餌」を適用することで実施しました。
AG-001の方法論を牛に適用するのは初めてで、家畜排せつ物におけるGHG排出量のうち最も影響度の大きな牛畜産においての削減効果を狙ったものです。
また、今回の事業は味の素(株)が飼料へ配合するアミノ酸リジン製剤「AjiPro(R)-L」の供給者としてプロジェクト事務局機能を担い、生乳メーカー、飼料会社、全国の酪農家と共同で行うプログラム型プロジェクトです。
ソコテックは、今後も農業分野における排出削減活動を、J-クレジット制度の審査・検証を通して支援していきます。
*1:J-クレジット制度:CO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度
*2:GHG:Greenhouse Gasの略
ソコテック(SOCOTEC)グループについて
フランスに本部を置く国際的な認証機関として、世界各地で審査、認証業務を行うグローバルなリスクマネージメント企業。技術力の高さを強みとし、1万人の従業員のうち6000人を技術者が占めています。
http://www.socotec.com/en
ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社
国や自治体が行っているGHGの削減に係わる審査・検証業務など、10年以上にわたる実績や知見を基盤とし、カーボンニュートラルを目指す企業の気候変動対策等を支援する幅広いサービスを提供しています。
当社が行っている第三者検証は、企業が独自に提供するサービスメニューや企業が自主的に開示するESG情報について、公正・中立な第三者機関として、データだけでなく運用状況も確認することで、社会的信頼度をより向上させることができます。
https://www.socotec-certification-international.jp/
お問い合わせ先
担当者:事業推進室
Email :pr@general.socotec.co.jp Tel: 03-3516-2411 Fax: 03-3516-2415
ソコテックは、ISO14065(温室効果ガスに関する妥当性確認・検証機関)の認定を受けた機関の中で、J-クレジット制度の5つの方法論分類(EN:エネルギー分野,IN:工業プロセス分野,AG:農業分野,WA:廃棄物分野,FO:森林分野)において唯一すべて方法論分類で審査が可能な審査機関です。この度、味の素(株)が実施する「乳牛へのアミノ酸バランス改善飼料の給餌プロジェクト」の妥当性確認を実施し、合理的保証水準による適正意見として妥当性確認報告書を発行、第54回認証委員会(2023年3月15日)において当該プロジェクトの登録が承認されました。
日本の農業における温室効果ガス(以下GHG*2)排出量は5001万トン(2018年)と言われています。特に、家畜排せつ物に含まれる窒素が糞尿処理工程、排水処理工程等で窒素酸化物として発生しGHGの増加につながっています。これらを解決するための方策のひとつとして、家畜が摂取する飼料中のアミノ酸バランスを整え、糞尿中に排泄される窒素を減らすことにより、N2O発生量を削減することが可能です。
これらの社会課題を背景に、味の素(株)は乳牛向け飼料におけるアミノ酸バランス飼料の提供による事業を、J-クレジット制度における方法論AG-001「牛・豚・ブロイラーへのアミノ酸バランス改善飼料の給餌」を適用することで実施しました。
AG-001の方法論を牛に適用するのは初めてで、家畜排せつ物におけるGHG排出量のうち最も影響度の大きな牛畜産においての削減効果を狙ったものです。
また、今回の事業は味の素(株)が飼料へ配合するアミノ酸リジン製剤「AjiPro(R)-L」の供給者としてプロジェクト事務局機能を担い、生乳メーカー、飼料会社、全国の酪農家と共同で行うプログラム型プロジェクトです。
ソコテックは、今後も農業分野における排出削減活動を、J-クレジット制度の審査・検証を通して支援していきます。
*1:J-クレジット制度:CO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度
*2:GHG:Greenhouse Gasの略
ソコテック(SOCOTEC)グループについて
フランスに本部を置く国際的な認証機関として、世界各地で審査、認証業務を行うグローバルなリスクマネージメント企業。技術力の高さを強みとし、1万人の従業員のうち6000人を技術者が占めています。
http://www.socotec.com/en
ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社
国や自治体が行っているGHGの削減に係わる審査・検証業務など、10年以上にわたる実績や知見を基盤とし、カーボンニュートラルを目指す企業の気候変動対策等を支援する幅広いサービスを提供しています。
当社が行っている第三者検証は、企業が独自に提供するサービスメニューや企業が自主的に開示するESG情報について、公正・中立な第三者機関として、データだけでなく運用状況も確認することで、社会的信頼度をより向上させることができます。
https://www.socotec-certification-international.jp/
お問い合わせ先
担当者:事業推進室
Email :pr@general.socotec.co.jp Tel: 03-3516-2411 Fax: 03-3516-2415