2023年2月1日 【参考日本語訳】
nRF7002 によりNordicのセルラーIoTとマルチプロトコルワイヤレスソリューションをさらに補完。この新しいICを使用することで、開発者がIoTアプリケーションを開発する際に、Wi-FI 6のより高いスループットと家庭用・産業ユビキタスインフラストラクチャを活用可能に。Nordicの一体型ソフトウェア開発キットnRF Connect SDKとnRF7002 DKを通じた設計サポートにより、新製品開発がより容易かつ短期間で可能に
ノルウェー、オスロ発(2023年1月31日) -超低消費電力無線ソリューションのリーディング・プロバイダーであるNordic Semiconductor(OSE:NOD、以下Nordic)は本日、nRF7002 Wi-Fi 6コンパニオンICおよびそれに関連するnRF7002開発キット(DK)の発売を発表しました。このICはNordicのWi-Fi製品ラインナップの最初の製品であり、シームレスなデュアルバンド接続(2.4GHzと5GHz)を実現する低電力Wi-Fi 6コンパニオンICです。nRF7002 ICは、受賞歴のあるNordicのnRF52およびnRF53シリーズマルチプロトコルSystem-on-Chip(SoC)やnRF9160セルラーIoT(LTE-M/NB-IoT)System-in-Package(SiP)と併用可能ですが、Nordic製以外のホストデバイスとも同様に組み合わせて使用できます。またnRF7002開発キット(DK)を使用することで、開発者が容易にnRF7002ベースのIoTプロジェクトを開始することが可能になります。
Wi-Fi 6は、スマートホーム製品や産業用センサー、アセットトラッカー、ウェアラブルなどのIoTアプリケーションに対して、バッテリー駆動型のWi-Fi運用の電力効率アップや、数百台のデバイスからなる大規模なIoTネットワークの管理といった大きなメリットをもたらします。
Nordicの研究開発および戦略担当CTO/EVPであるSvein-Egil Nielsenは次のように述べています。
「nRF7002 Wi-Fi 6コンパニオンICは、低電力ワイヤレステクノロジーにおけるNordicのリーダーシップを証明するものです。高度に統合されたフレキシブルなこのソリューションにより、開発者がWi-Fi 6に対応した革新的な新製品を生み出すことが可能になります。nRF7002 DKと受賞歴のあるnRF Connect SDKに加え、Nordicが提供するトップクラスの技術サポートを活用していただくことで、優れたWi-Fi製品の開発がこれまでになく容易になると確信しております」
スマートホーム規格Matterに最適
NordicのプロダクトマーケティングエンジニアであるFinn Boetiusは次のように述べています。
「nRF7002はNordicのnRF52およびnRF53シリーズと併用することで、AmazonやApple、Google、Nordic、Samsung、その他数百社が支援するスマートホーム規格のMatterに最適な製品となります。このICとnRF7002 DKを導入すれば、開発者はMatterへの対応やその他のWi-Fiベースのアプリケーションの開発を容易に始めることができます」Matterは、データ転送にはThreadとWi-Fi、コミッショニングにはBluetooth LEを使用します。
nRF7002により、低電力で安全なWi-FiがIoTで利用可能になります。デュアルバンドICのnRF7002は、ステーション(STA)とソフトアクセスポイント(AP)とWi-Fi Directの運用で構成され、IEEE 802.11b、a、g、n(Wi-Fi 4)、ac(Wi-Fi 5)およびax(Wi-Fi 6)の各Wi-Fi規格を満たしています。また、Bluetooth LEやThread、Zigbeeと併用しても高いレベルの性能を発揮します。Wi-Fi 6の主要な省電力機能であるTWT(Target Wake Time)もサポートしています。ホストプロセッサとのインターフェイスは、シリアル・ペリフェラル・インターフェイス(SPI)またはQuad SPI(QSPI)を介して行われます。nRF7002は、単一の空間ストリームと20MHzのチャンネル帯域幅、64QAM(MCS7)、OFDMA、最大86MbpsのPHYスループットを実現し、BSSカラーリング技術を採用しています。
nRF7002は一般的なIoT用途とMatterに適合するだけでなく、NordicのnRF9160 SiPおよびnRF Cloud Location Servicesと併用すれば、SSIDベースの低電力Wi-Fi測位を実装するための最適な選択肢となります。SSIDベースのWi-Fi測位は、屋内やWi-Fiアクセスポイントが高密度で存在する場所で正確な測位を行うことで、GNSSベースまたはセルベースの測位を補完します。
nRF7002 DKで低電力Wi-Fiアプリケーションの開発をサポート
今回ご紹介するnRF7002とともに、Wi-Fi 6コンパニオンIC用開発キットnRF7002 DKも発売いたします。このDKにはnRF7002 ICが含まれ、さらにnRF7002用ホストプロセッサとしてnRF5340マルチプロトコルSoC(128MHz Arm Cortex-M33アプリケーションプロセッサと64MHzの高効率ネットワークプロセッサを搭載)が搭載されています。nRF7002 DKは低電力Wi-Fiアプリケーションの開発をサポートし、OFDMAや、Beamforming、TWTといったWi-Fi 6の機能を実現します。このDKには、Arduino製コネクタ、プログラミング可能な2つのボタン、デュアルバンドWi-Fiアンテナ、Bluetooth LEアンテナ、電流測定ピンが入っています。
このDKに加え、これをサポートしたNordicのスケーラブルで統合されたソフトウェア開発キットであるnRF Connect SDKにより、nRF7002ベースの開発が簡素化されます。 nRF7002 ICとnRF7002 DKとnRF Connect SDKを組み合わせることで、開発者は短期間で簡単に自社製品にWi-Fi接続機能を組み込み、インターネットに接続してWi-Fiネットワーク経由で他のデバイスと通信できるようにすることが可能です。nRF Connect SDKにはnRF7002 DKのアプリケーションサンプルが付属しています。
nRF7002コンパニオンICとnRF7002開発キット(DK)は現在、Nordicの販売代理店から購入可能です。
nRF7002について(英語)
https://www.nordicsemi.com/Products/nRF7002
nRF7002開発キット(DK)について(英語)
https://www.nordicsemi.com/Products/Development-hardware/nRF7002-DK
Wi-Fiについて(英語)
https://www.nordicsemi.com/Products/WiFi
Nordic Semiconductor ASAについて
Nordic Semiconductor(以下、Nordic)は、モノのインターネット(IoT)のためのワイヤレス通信技術に特化したノルウェーのファブレス半導体企業です。1983年に設立し、世界中に1,000人を越える社員がいます。Nordicはアワード受賞歴のあるBluetooth Low Energyソリューションを提供する、超低消費電力無線テクノロジーのリーディング・プロバイダーです。Nordicのテクノロジーは、ANT+、Thread、Zigbee対応のみならず、2018年には、IoT分野のさらなる市場拡大に向け、LTE-M/NB-IoT向けの低電力でコンパクトなセルラーIoTソリューションも発表しました。 Nordicの製品ポートフォリオは、2021年にWi-Fi技術によりさらに拡充しています。
開発者をRFの複雑さから解き放つ画期的な開発ツールにより、最先端のワイヤレス技術を提供することで市場での地位を築き、優れたアイデアがあれば誰でもIoTプラットフォームに基づいてイノベーションを構築できるようにしました。 今日、Nordicのアワード受賞歴のある高性能且つ設計が容易なBluetooth Low Energyソリューションは、ワイヤレスPC周辺機器や、ゲーム、スポーツとフィットネス、携帯電話アクセサリ、コンシューマ向け家電製品、おもちゃ、ヘルスケア、オートメーションなどさまざまな用途で世界をリードする企業に採用されています。 Nordicは、ANT+ Alliance、Bluetooth SIG、Thread Group、Zigbee Alliance、Wi-Fi Alliance、およびGSMAのメンバーです。
https://www.nordicsemi.com/About-us(英語)
本リリースに関する報道関係からのお問い合わせは下記にお願いいたします
Nordic Semiconductor PRエージェンシー(日本国内)
株式会社バッキャス
早田 真由美 (ハヤタ マユミ)
TEL: 03-6435-2271
E-mail: hayata@backcas.com
nRF7002 によりNordicのセルラーIoTとマルチプロトコルワイヤレスソリューションをさらに補完。この新しいICを使用することで、開発者がIoTアプリケーションを開発する際に、Wi-FI 6のより高いスループットと家庭用・産業ユビキタスインフラストラクチャを活用可能に。Nordicの一体型ソフトウェア開発キットnRF Connect SDKとnRF7002 DKを通じた設計サポートにより、新製品開発がより容易かつ短期間で可能に
ノルウェー、オスロ発(2023年1月31日) -超低消費電力無線ソリューションのリーディング・プロバイダーであるNordic Semiconductor(OSE:NOD、以下Nordic)は本日、nRF7002 Wi-Fi 6コンパニオンICおよびそれに関連するnRF7002開発キット(DK)の発売を発表しました。このICはNordicのWi-Fi製品ラインナップの最初の製品であり、シームレスなデュアルバンド接続(2.4GHzと5GHz)を実現する低電力Wi-Fi 6コンパニオンICです。nRF7002 ICは、受賞歴のあるNordicのnRF52およびnRF53シリーズマルチプロトコルSystem-on-Chip(SoC)やnRF9160セルラーIoT(LTE-M/NB-IoT)System-in-Package(SiP)と併用可能ですが、Nordic製以外のホストデバイスとも同様に組み合わせて使用できます。またnRF7002開発キット(DK)を使用することで、開発者が容易にnRF7002ベースのIoTプロジェクトを開始することが可能になります。
Wi-Fi 6は、スマートホーム製品や産業用センサー、アセットトラッカー、ウェアラブルなどのIoTアプリケーションに対して、バッテリー駆動型のWi-Fi運用の電力効率アップや、数百台のデバイスからなる大規模なIoTネットワークの管理といった大きなメリットをもたらします。
Nordicの研究開発および戦略担当CTO/EVPであるSvein-Egil Nielsenは次のように述べています。
「nRF7002 Wi-Fi 6コンパニオンICは、低電力ワイヤレステクノロジーにおけるNordicのリーダーシップを証明するものです。高度に統合されたフレキシブルなこのソリューションにより、開発者がWi-Fi 6に対応した革新的な新製品を生み出すことが可能になります。nRF7002 DKと受賞歴のあるnRF Connect SDKに加え、Nordicが提供するトップクラスの技術サポートを活用していただくことで、優れたWi-Fi製品の開発がこれまでになく容易になると確信しております」
スマートホーム規格Matterに最適
NordicのプロダクトマーケティングエンジニアであるFinn Boetiusは次のように述べています。
「nRF7002はNordicのnRF52およびnRF53シリーズと併用することで、AmazonやApple、Google、Nordic、Samsung、その他数百社が支援するスマートホーム規格のMatterに最適な製品となります。このICとnRF7002 DKを導入すれば、開発者はMatterへの対応やその他のWi-Fiベースのアプリケーションの開発を容易に始めることができます」Matterは、データ転送にはThreadとWi-Fi、コミッショニングにはBluetooth LEを使用します。
nRF7002により、低電力で安全なWi-FiがIoTで利用可能になります。デュアルバンドICのnRF7002は、ステーション(STA)とソフトアクセスポイント(AP)とWi-Fi Directの運用で構成され、IEEE 802.11b、a、g、n(Wi-Fi 4)、ac(Wi-Fi 5)およびax(Wi-Fi 6)の各Wi-Fi規格を満たしています。また、Bluetooth LEやThread、Zigbeeと併用しても高いレベルの性能を発揮します。Wi-Fi 6の主要な省電力機能であるTWT(Target Wake Time)もサポートしています。ホストプロセッサとのインターフェイスは、シリアル・ペリフェラル・インターフェイス(SPI)またはQuad SPI(QSPI)を介して行われます。nRF7002は、単一の空間ストリームと20MHzのチャンネル帯域幅、64QAM(MCS7)、OFDMA、最大86MbpsのPHYスループットを実現し、BSSカラーリング技術を採用しています。
nRF7002は一般的なIoT用途とMatterに適合するだけでなく、NordicのnRF9160 SiPおよびnRF Cloud Location Servicesと併用すれば、SSIDベースの低電力Wi-Fi測位を実装するための最適な選択肢となります。SSIDベースのWi-Fi測位は、屋内やWi-Fiアクセスポイントが高密度で存在する場所で正確な測位を行うことで、GNSSベースまたはセルベースの測位を補完します。
nRF7002 DKで低電力Wi-Fiアプリケーションの開発をサポート
今回ご紹介するnRF7002とともに、Wi-Fi 6コンパニオンIC用開発キットnRF7002 DKも発売いたします。このDKにはnRF7002 ICが含まれ、さらにnRF7002用ホストプロセッサとしてnRF5340マルチプロトコルSoC(128MHz Arm Cortex-M33アプリケーションプロセッサと64MHzの高効率ネットワークプロセッサを搭載)が搭載されています。nRF7002 DKは低電力Wi-Fiアプリケーションの開発をサポートし、OFDMAや、Beamforming、TWTといったWi-Fi 6の機能を実現します。このDKには、Arduino製コネクタ、プログラミング可能な2つのボタン、デュアルバンドWi-Fiアンテナ、Bluetooth LEアンテナ、電流測定ピンが入っています。
このDKに加え、これをサポートしたNordicのスケーラブルで統合されたソフトウェア開発キットであるnRF Connect SDKにより、nRF7002ベースの開発が簡素化されます。 nRF7002 ICとnRF7002 DKとnRF Connect SDKを組み合わせることで、開発者は短期間で簡単に自社製品にWi-Fi接続機能を組み込み、インターネットに接続してWi-Fiネットワーク経由で他のデバイスと通信できるようにすることが可能です。nRF Connect SDKにはnRF7002 DKのアプリケーションサンプルが付属しています。
nRF7002コンパニオンICとnRF7002開発キット(DK)は現在、Nordicの販売代理店から購入可能です。
nRF7002について(英語)
https://www.nordicsemi.com/Products/nRF7002
nRF7002開発キット(DK)について(英語)
https://www.nordicsemi.com/Products/Development-hardware/nRF7002-DK
Wi-Fiについて(英語)
https://www.nordicsemi.com/Products/WiFi
Nordic Semiconductor ASAについて
Nordic Semiconductor(以下、Nordic)は、モノのインターネット(IoT)のためのワイヤレス通信技術に特化したノルウェーのファブレス半導体企業です。1983年に設立し、世界中に1,000人を越える社員がいます。Nordicはアワード受賞歴のあるBluetooth Low Energyソリューションを提供する、超低消費電力無線テクノロジーのリーディング・プロバイダーです。Nordicのテクノロジーは、ANT+、Thread、Zigbee対応のみならず、2018年には、IoT分野のさらなる市場拡大に向け、LTE-M/NB-IoT向けの低電力でコンパクトなセルラーIoTソリューションも発表しました。 Nordicの製品ポートフォリオは、2021年にWi-Fi技術によりさらに拡充しています。
開発者をRFの複雑さから解き放つ画期的な開発ツールにより、最先端のワイヤレス技術を提供することで市場での地位を築き、優れたアイデアがあれば誰でもIoTプラットフォームに基づいてイノベーションを構築できるようにしました。 今日、Nordicのアワード受賞歴のある高性能且つ設計が容易なBluetooth Low Energyソリューションは、ワイヤレスPC周辺機器や、ゲーム、スポーツとフィットネス、携帯電話アクセサリ、コンシューマ向け家電製品、おもちゃ、ヘルスケア、オートメーションなどさまざまな用途で世界をリードする企業に採用されています。 Nordicは、ANT+ Alliance、Bluetooth SIG、Thread Group、Zigbee Alliance、Wi-Fi Alliance、およびGSMAのメンバーです。
https://www.nordicsemi.com/About-us(英語)
本リリースに関する報道関係からのお問い合わせは下記にお願いいたします
Nordic Semiconductor PRエージェンシー(日本国内)
株式会社バッキャス
早田 真由美 (ハヤタ マユミ)
TEL: 03-6435-2271
E-mail: hayata@backcas.com