2023年01月18日 11:00

【相続に関するアンケート結果】500人のうち99.6%がネガティブな印象をもつ「相続」のリアルと本音

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G1行政書士法人が受付窓口と相続事務を担う遺産相続手続まごころ代行センター(東京都千代田区・大阪府大阪市)は、相続に関する意識・実態調査を実施し、その結果を当サイト内にて公開しました。調査して浮き彫りになった相続に関する本音をデータでご紹介します。



アンケートの概要(20~60代の500人に聞きました)



アンケート調査は、下記の通りインターネットで行いました。

利用媒体:オンライン仕事依頼サイト
実施期間:2022年11月12日~14日(3日間)
調査結果:詳しくは当センター公式HPにて公開(https://www.souzoku-isan.net/info/post-3915/
結果公表日:2023年1月17日

また、回答者の年齢層は以下の通りです。
●20代: 57人(11%)
●30代:142人(29%)
●40代:164人(33%)
●50代:102人(20%)
●60代: 35人(7%)



相続に対するイメージは「99.6%がネガティブ」



はじめに、「『相続』『相続手続き』と聞いて、どんなイメージを抱きますか?(自由記述)」と質問したところ、良いイメージと答えた人は500人中のわずか2人でした

得られた回答から内容を分類したところ、下記のような結果になりました。
ほとんどの人が、何かしらネガティブなイメージを抱いていることがわかります。
圧倒的だったのは「面倒」「煩わしい」といった回答でした(205人。全体の30%)。
続いて、
・大変     :13%
・難しい、複雑 :12%
・揉める、揉め事:11%
という回答が多くなりました。

また、そのようなイメージを抱く理由を聞いたところ(自由記述)、興味深い結果が得られました。
自由記述のため、分類が難しい「その他」が約半数となりましたが、それ以外の回答は以下の3つに分類することができました。
・親族の経験、人の経験談を聞いて       :19%
・テレビ、ドラマ、ワイドショー、小説、SNSなど:17%
・自身の経験より                :10%

実体験や経験談からイメージを抱くのは当然かもしれませんが、テレビやドラマ、SNSなどのメディアを通して、相続にネガティブなイメージを抱いている人が2割近くいるのは、見逃せません。

それら媒体の影響力の大きさがうかがえます。



実際に自分が相続人になったことがある人は約2割のみ



次に、実際に自分が相続人になったことがあるかどうかを質問しました。
下記の3つの選択肢からの選択方式です。
相続人になったことがある(=自身が相続人になった)
・自分は相続人になったことはないが、身内が相続人になったことがある(=身内が相続人になった)
自分も家族も、相続人になったことがない(=自身も身内も相続人になったことがない)

結果は以下の通りです。

●自身が相続人になったことがある:22%
●身内が相続人になったことがある:39%
●自身も身内も相続人になったことがない:39%

500人中113人(22%)が、実際に「相続人になったことがある(自分が相続人になった)」と答えました。

年代別にみると、興味深い傾向がうかがえます。
年を重ねるごとに、他人事だった相続がまさに「自分事」になっていくことがよくわかります。



親と相続について話したことが「ない」が7割



最後に、「自分が相続人になったことがない※」人を対象に、「いつか発生する親の相続について、親と話し合ったことがありますか?」という質問をしました。
(※「身内が相続人になったことがある」人を含む。対象人数は387人。)

結果はというと、
●話したことがある:29%
●話したことがない:71%
で、話し合ったことがある人が3割、話し合ったことがない人が7割という結果となりました。

この結果からも、生前に親と相続については話しづらい状況が見て取れます。



まとめ



このたびのアンケートは、相続手続きの代行を担う当センターとして、主に
・肌感覚(依頼者からのコメント等)で把握している傾向と、世間一般の意見が一致しているかどうか
・相続や相続手続きに対してネガティブなイメージがあるのはなぜか
を知りたく実施しました。

回答者500人のうち、実際に自分が相続人になったことがある人は約2割(5人に1人)でした。
多くの人が実際に相続を経験したことがなく、「人やメディアから見聞きして」ネガティブな相続のイメージを抱いていることもわかりました。
そして年を重ねるうちに、祖父母が亡くなり、親が亡くなり、と相続が「自分事」になっていくのが、具体的にグラフで確認することもできました。

当センターでお受けする相続のご相談・ご依頼は、圧倒的に相続開始「後」のタイミングです。
多くが相続人の方からで、やり取りの中で「生前のうちに、家族と相続の話ができていれば…」と感じることが多いのも事実です。
例えば、相続財産について何も知らされていない家族が、一から調べて手続きを進めるのは本当に大変ですし、相続財産がわからないからこそ「もしかして借金もあったらどうしよう…」と不安を感じながら過ごされることも多いです。

相続は「人の死」から始まる手続きであるため、家族で話題にするのはまだまだはばかられるようです。
ですが、相続で困る方が一人でも少なくなるように、このアンケート結果をもとに、当センターでも「生前の相続の話」ができるきっかけとなる取り組みを、今後も検討してまいります。



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