一般社団法人東京都中小企業診断士協会「エリアマーケティング研究会」(代表:齊藤睦美)は、「ウィズコロナで多様化する葬儀ニーズ調査」を実施し、その分析結果を2023年1月6日に発表しました。
1.新型コロナ問題が発生してからの葬儀について
具体的な感染症対策を挙げて複数回答可で質問した結果、今回の回答者の97%が葬儀会場における何らかの感染症対策を求めているが、対策ごとの要否には差があった。7割以上の回答者が必要とした対策は、「消毒薬の設置」、「換気」、「入口での検温」、「葬家・参列者のマスク着用」の4つで、これらの基本的対策は今後も継続することで参列者に安心感を与える効果が大きいと思われる。それ以外では備品の消毒、受付等のパーティションの設置などの飛沫感染リスク対策が相対的に求められる一方で、手袋着用、僧侶のマスク着用による読経、会場内の二酸化炭素濃度測定等を望む比率は小さかった。
新型コロナ罹患で亡くなられた方の葬儀については、85%以上が火葬前の葬儀を希望しており、感染リスクを理由に火葬前後の葬儀は不要という回答は3%とごく少数にとどまった。新型コロナ感染者の火葬前葬儀を行える葬儀社が強く求められている。
1.新型コロナ問題が発生してからの葬儀について
具体的な感染症対策を挙げて複数回答可で質問した結果、今回の回答者の97%が葬儀会場における何らかの感染症対策を求めているが、対策ごとの要否には差があった。7割以上の回答者が必要とした対策は、「消毒薬の設置」、「換気」、「入口での検温」、「葬家・参列者のマスク着用」の4つで、これらの基本的対策は今後も継続することで参列者に安心感を与える効果が大きいと思われる。それ以外では備品の消毒、受付等のパーティションの設置などの飛沫感染リスク対策が相対的に求められる一方で、手袋着用、僧侶のマスク着用による読経、会場内の二酸化炭素濃度測定等を望む比率は小さかった。
新型コロナ罹患で亡くなられた方の葬儀については、85%以上が火葬前の葬儀を希望しており、感染リスクを理由に火葬前後の葬儀は不要という回答は3%とごく少数にとどまった。新型コロナ感染者の火葬前葬儀を行える葬儀社が強く求められている。
2.今後、「葬家」として葬儀に関わる場合の考え
近親者の葬儀を行うことになる場合、どのような形式で故人を送りたいと思うかという質問に対しては、「親族に限定せず、故人が生前に交友のあった方々にはご参列いただきたい」という意見が一番多いが、「家族・親族だけで葬儀を行い、故人を送りたい」という意見も多い。一方で、「葬家の知人等にも葬儀をお知らせし、多くの参列者にて故人を送りたい」という意見は少数だった。アフターコロナ、withコロナも含めて、「小さなお葬式」が主流になっていくことは確かだが、「故人にしっかりお別れしたい」という故人の友人等のニーズも踏まえると、厳密な意味の家族葬よりは「親族+α」を招待する葬儀形式も検討の余地があると思われる。
近親者の葬儀を行うことになる場合、どのような形式で故人を送りたいと思うかという質問に対しては、「親族に限定せず、故人が生前に交友のあった方々にはご参列いただきたい」という意見が一番多いが、「家族・親族だけで葬儀を行い、故人を送りたい」という意見も多い。一方で、「葬家の知人等にも葬儀をお知らせし、多くの参列者にて故人を送りたい」という意見は少数だった。アフターコロナ、withコロナも含めて、「小さなお葬式」が主流になっていくことは確かだが、「故人にしっかりお別れしたい」という故人の友人等のニーズも踏まえると、厳密な意味の家族葬よりは「親族+α」を招待する葬儀形式も検討の余地があると思われる。
故人のために葬儀ではどのような演出をしてあげたいかとの質問(複数回答可)した結果、「故人の思い出の品の陳列」や「故人の好きな色や花を使った装飾」という回答がそれぞれ半数程度あった。また、「故人が好きだった音楽のBGM」や「故人の人生を紹介する動画」についても一定数希望の声があった。このような想いを実現するためには、生前のコミュニケーションやエンディングノートの作成等が有効と思われる。
3.今後、葬儀に「参列する」場合の考えについて
オンラインで行われる葬儀(葬儀中継)についての参加の意向を尋ねた結果、「場合によっては参加したい」が6割で、「参加したくない」を上回る結果となった。
3.今後、葬儀に「参列する」場合の考えについて
オンラインで行われる葬儀(葬儀中継)についての参加の意向を尋ねた結果、「場合によっては参加したい」が6割で、「参加したくない」を上回る結果となった。
参加意思を左右する理由について、それぞれの回答ごとに質問した結果、「場合によっては参加したい」と回答した方97名のうち、7割超の74名が「遠方の葬儀の場合、オンラインで自宅からの参列があると良い」を理由として挙げている。他に14名が「まだコロナ感染が心配なのでオンラインだと安心」という回答を選択している。それ以外には、「高齢なので参列が難しい」、「葬家の意向を尊重する」、「時間的制約がある場合」などの回答もあった。
一方、「参加したくない」を回答した65名のうち、約2/3の42名が「オンラインでは故人を偲ぶ気持ちになれない」と考え、約1/3の22名が「葬儀会場で遺族に直接ご挨拶したい」と回答している。他には、「退出のタイミングが分からない」、「やり方が分からない」といった回答もあった。オンライン葬儀への抵抗が未だにあるものの、遠方からの参加者など一定のニーズには有効なサービスとも考えられる。
葬儀に参列しない場合、どのようなオンラインサービスがあると良いかとの質問(複数回答可)に対しては、約半数の人が「インターネットによる供花・供物の発注」、「インターネットによる香典の振込」、「インターネットによる故人や遺族へのメッセージ送付」を挙げている。他に、「葬儀後日の葬儀の様子の動画配信」、「遺族とのオンライン面会」、も2割程度の人が要望している。
葬儀関連のインターネットサービスにはまだ改善の余地があり、特に香典・供花等の注文や弔意メッセージの送付などで利便性を高める余地があると思われる。
■調査要綱
・調査期間:2022年7月27日~9月11日
・調査手法:WEBによるアンケート
・回答者数:162(男性77.8%、女性22.2%)
※掲載されている情報は、掲載日現在のものです。
予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
「報道関係者向けお問合せ先」 :https://area-marketing.net/contact/
―――――――――――――――――――――――――――――
一般社団法人東京都中小企業診断士協会
エリアマーケティング研究会
代表者:齊藤 睦美
所在地:東京都新宿区高田馬場3-16-11
TEL:03-5309-2797
URL:https://area-marketing.net
サービス内容:葬儀業経営診断、事業承継コンサルティング、各種補助金申請支援
以 上
一方、「参加したくない」を回答した65名のうち、約2/3の42名が「オンラインでは故人を偲ぶ気持ちになれない」と考え、約1/3の22名が「葬儀会場で遺族に直接ご挨拶したい」と回答している。他には、「退出のタイミングが分からない」、「やり方が分からない」といった回答もあった。オンライン葬儀への抵抗が未だにあるものの、遠方からの参加者など一定のニーズには有効なサービスとも考えられる。
葬儀に参列しない場合、どのようなオンラインサービスがあると良いかとの質問(複数回答可)に対しては、約半数の人が「インターネットによる供花・供物の発注」、「インターネットによる香典の振込」、「インターネットによる故人や遺族へのメッセージ送付」を挙げている。他に、「葬儀後日の葬儀の様子の動画配信」、「遺族とのオンライン面会」、も2割程度の人が要望している。
葬儀関連のインターネットサービスにはまだ改善の余地があり、特に香典・供花等の注文や弔意メッセージの送付などで利便性を高める余地があると思われる。
■調査要綱
・調査期間:2022年7月27日~9月11日
・調査手法:WEBによるアンケート
・回答者数:162(男性77.8%、女性22.2%)
※掲載されている情報は、掲載日現在のものです。
予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
「報道関係者向けお問合せ先」 :https://area-marketing.net/contact/
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一般社団法人東京都中小企業診断士協会
エリアマーケティング研究会
代表者:齊藤 睦美
所在地:東京都新宿区高田馬場3-16-11
TEL:03-5309-2797
URL:https://area-marketing.net
サービス内容:葬儀業経営診断、事業承継コンサルティング、各種補助金申請支援
以 上