2022年12月10日(土)、株式会社トリプルアイズ(本社:東京都千代田区、代表取締役:山田 雄一郎、東京証券取引所グロース市場《証券コード:5026》、以下トリプルアイズ)は、香川県高松市のサンメッセ香川で開催された「食とくらしのフェスティバル」(主催:香川県JAグループ)におきまして、AIカメラを活用した来場者数測定と来場者属性分析に協力いたしました。
■食とくらしのフェスティバル ─ 1万人以上が来場する香川のビッグイベント
「食とくらしのフェスティバル(第 8 回香川県JAグループ感謝祭)」は、初冬の定番イベントとして毎年多くの来場者で賑わいます。「食とくらしの安全・安心」を基本コンセプトに掲げ、香川県産の安全・安心な農畜産物をPRすることで、香川県産農畜産物の認知度向上を目的としています。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で今年は3年ぶりの開催となりました。フラワーデモンストレーションや料理教室、有名人のトークショーなど盛りだくさんのプログラムが組まれ、農畜産物販売コーナーでは、たくさんの人を集めていました。
■データに基づいた安全安心でスムーズな運営に取り組む
今回トリプルアイズは会場内での体温測定を担当する四国警備保障株式会社(香川県高松市、代表取締役:木村構作氏)から委託を受け、来場者の正確な人数を測定するために人数測定カメラ「AIZE Counter」1台を入場ゲートに設置。また、来場者の属性を分析するために、AIマーケティングシステム「AIZE Research」のカメラを同じく1台入場ゲートに設置いたしました。
これまで、ビッグイベントであるにもかかわらず、入場無料であることから、来場者数の測定や属性分析などは難しい状況にありました。コロナ禍を経て安全への意識が高まり、特にイベント開催においては、データに基づいた確実でスムーズな運営が求められることから、今回のAIを活用した測定・分析に取り組みました。これにより混み合う時間帯の見える化や来場者の年齢層分析が可能になり、翌年以降の運営に活かされます。
四国エリアにおいてトリプルアイズがAI顔認証システムを導入するのは、今回が初めてのケースになりました。
■顔認証AIがイベント会場における来場者分析のスタンダードに
AIZE Counterは、天井に設置したステレオカメラで人数を正確にカウントします。同一人物がなんど行き来しても重複カウントしません。家族連れやカップルを「ユニット」としてグループカウントすることも可能です。データは全てクラウドに送られ、特定エリア内での滞在時間を検出し人数データと統合することができます。
AIZE Researchは顔認証技術で来訪者の属性を「見える化」するクラウドシステムです。カメラで取得した顔データを、クラウド上にある画像認識プラットフォーム・AIZEが解析し、来場者数や男女比率、年齢など来訪者の属性を分析します。AIZE Researchの管理画面は、月別・週別・日別の比較機能があり、より精緻なマーケティング戦略の立案を可能にします。