戎光祥出版株式会社(東京都千代田区/代表取締役:伊藤光祥)は、『図説 徳川家康と家臣団 平和の礎を築いた稀代の〝天下人〟』(編著者:小川雄・柴裕之)を2022年10月28日に発売いたします。
徳川家康は国衆→戦国大名→織豊大名と成長していき、最終的に〝天下人〟となった。その激動の生涯を最新研究に基づいてわかりやすく描き、どのようにして250年つづく平和の時代を築いたのかを解き明かす。
来年の大河ドラマ「どうする家康」に向けて、家康の関連書籍がいくつも刊行されている。そのなかで、とくに本書は、幕府の置かれた江戸のまちづくりや、家康の妻子・家臣たちの動向も詳しく触れている。
また、図説シリーズということで、4ページにわたる東海地方の地図をはじめとして、写真・図版をたくさん使用している点も、他にはない特徴である。
大河ドラマの予習としてだけではなく、戦国時代から江戸時代初期に興味のある歴史ファンや、この時代の初学者にとっても必携の書である。
【目次】
はしがき
I 松平一族と家康の誕生
1 室町幕府・伊勢氏の被官として台頭する松平氏
2 勢力を拡大する安城松平氏に起きた「家督争い」
3 守山崩れ―武勇で名を轟かせた祖父・清康が惨殺される
4 松平広忠に待望の嫡男・竹千代(家康)が誕生する
5 酒井・本多・大久保など家康を支えた〝三河武士団〟
6 織田の人質から今川麾下の国衆へ。築山殿と婚姻を結ぶ
7 家康不在の岡崎を支え続けた大伯母の「しんさう」(久)
II 戦国大名・徳川氏の成立
1 桶狭間合戦―岡崎に帰り今川からの独立を画策
2 今川へ逆心! 実名の元康を改め「家康」と名乗る
3 三河の一向一揆を追放、門徒家臣の多くを帰参させる
4 悲願の三河一統を達成、松平から「徳川」へ改姓する
5 武田信玄と同盟を結び遠江へ侵攻、苦悩する国衆たち
6 三河・遠江二カ国の大名となり浜松城を本拠に
III 対武田・親織田の狭間で苦悩する
1 三方原合戦─〝三カ年の鬱憤〟を晴らす信玄に敗北
2 長篠合戦―領国存亡の危機! 長篠での激戦を制す
3 嫡男・信康を自刃させ、正妻の築山殿を成敗
4 横須賀城を築き高天神城を総攻撃、勝頼は面目を失墜する
5 武田氏滅亡、東海三カ国の織田家親類大名となる
6 まさかの本能寺、家康主従は命がけの伊賀越えを敢行
IV 生涯のライバル・秀吉との対立と従属
1 天正壬午の乱─旧武田領国を北条・上杉・真田らと争う
2 小牧・長久手合戦─織田信雄と結び秀吉と激突
3 相次ぐ危機、信濃国衆の離反と石川康輝(数正)の出奔
4 ついに秀吉へ従属し上洛。財政再建のため領国改革を実施する
5 駿府城─慶長期天守台から出土した天正期の遺構
6 小田原合戦─秀吉に従い関東・奥両国惣無事の実現へ
7 関東移封─江戸を中心とした最大の領国を得る
8 羽柴家康となり京・伏見に滞在、多彩な交流・情報収集へ
V 〝天下人〟への途
1 秀吉が死去。五大老となって幼少の秀頼を支える
2 三成失脚、政変を利用し「天下殿」へと歩みだす
3 前田氏を恭順させ、上杉氏討伐のため会津へ出陣
4 三成挙兵! 伏見落城で鳥居元忠が討ち死に
5 会津討伐を中止して西上開始、岐阜・上田で前哨戦始まる
6 両軍激突!! 天下分け目の決戦・関ヶ原
7 江戸開幕─豊臣政権から独立して征夷大将軍に就任
VI 二五〇年つづく、徳川の世へ
1 秀忠が二代将軍に就任。大御所となり国政を主導する
2 二条城での面会。旧主・羽柴秀頼との微妙な関係
3 名高い京都大仏鐘銘事件、ついに羽柴家と決裂
4 大坂冬の陣─真田丸の攻防と老獪な講和条約交渉
5 羽柴家宿老かつ家康の奉行としても活躍した片桐且元
6 大坂夏の陣─再び戦う家康と秀頼、羽柴氏滅亡へ
7 「元和偃武」。徳川〝平和〟の時代へ歩みを進める
8 巨星墜つ─平和の実現に尽くした75年の生涯
VII 神格化と語り継がれる家康像
1 遺言により久能山に埋葬、天海に託した祭祀構想
2 秀忠の親裁で「権現」号が付与される
3 カリスマ性増進のため日光東照宮を荘厳化
4 対馬やエトロフ島にまで勧請された東照宮
VIII 家康の指示で大都市へと発展した江戸
1 実は水陸交通の要衝だった徳川氏以前の江戸
2 豊臣大名としての江戸普請、多数の水路を開削
3 天下人としての江戸普請、「水都」への変貌
4 外交・貿易の舞台に成長する国際都市・江戸
5 愛好する鷹狩のため、各地に鷹場や御殿を設ける
6 増上寺を新たな菩提寺に設定、関東屈指の寺院に
7 江戸の運営・統制を担った町奉行と町年寄
8 江戸を基点とした在地支配、「代官頭」を取り立てる
IX 天下取りを支えた家族と家臣団
1 家康とともに歩んだ妻たちの生涯
2 叔父にして盟友となった水野信元・忠重
3 江戸城守衛を務めた同母弟・久松松平康元
4 徳川家を支えることを期待された家康の息子たち
5 徳川家と婚家との関係に尽力した家康の娘たち
6 有力家臣に松平名字を授与し、新たな一族を創出する
7 「岡崎譜代」と「新参譜代」から構成された家臣団
8 後世にも語られた「徳川四天王」の実像
9 大久保一族の活躍を記した『三河物語』
10 三河長篠城を死守し家康の娘婿となった奥平信昌
11 家康の奉行人・「鬼の作左」本多重次
12 『家忠日記』にみる家康と家臣の関係
13 二つの服部家にみる伊賀者の虚像と実像
14 家康と関東をつないだ皆川広照
15 拡大する領国、地域事情に即して進めた支配
16 老中制度の原型―権力中枢を構成した側近衆
17 鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス
あとがき/主要参考文献/徳川家康関連年表/執筆者一覧・執筆担当一覧
【商品情報】
書名:『図説 徳川家康と家臣団 平和の礎を築いた稀代の〝天下人〟』
編著者:小川雄・柴裕之
定価:2,000円+税
ISBN:978-4-86403-456-2
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/659/
【編著者紹介】
小川雄(おがわ・ゆう)
1979年生まれ。日本大学文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。
現在、日本大学准教授。
編著書に『阿茶局』(文芸社、2015年)、『徳川権力の海上軍事』(岩田書院、2016年)、『本藩名士小伝 真田昌幸・信之の家臣録』(高志書院、2017年)、『水軍と海賊の戦国史』(平凡社、2020年)ほか多数。
柴裕之(しば・ひろゆき)
1973年生まれ。東洋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。
現在、東洋大学非常勤講師。
編著書に『戦国・織豊期大名徳川氏の領国支配』(岩田書院、2014年)、『徳川家康―境界の領主から天下人へ―』(平凡社、2017年)、『織田信長―戦国時代の「正義」を貫く―』(平凡社、2020年)、『図説 豊臣秀吉』(戎光祥出版、2020年)ほか多数。
【会社概要】
社名:戎光祥出版株式会社
代表:代表取締役 伊藤光祥
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
ホームページ:https://www.ebisukosyo.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/ebisukosyo
Facebook:https://www.facebook.com/774833955871080/
来年の大河ドラマ「どうする家康」に向けて、家康の関連書籍がいくつも刊行されている。そのなかで、とくに本書は、幕府の置かれた江戸のまちづくりや、家康の妻子・家臣たちの動向も詳しく触れている。
また、図説シリーズということで、4ページにわたる東海地方の地図をはじめとして、写真・図版をたくさん使用している点も、他にはない特徴である。
大河ドラマの予習としてだけではなく、戦国時代から江戸時代初期に興味のある歴史ファンや、この時代の初学者にとっても必携の書である。
【目次】
はしがき
I 松平一族と家康の誕生
1 室町幕府・伊勢氏の被官として台頭する松平氏
2 勢力を拡大する安城松平氏に起きた「家督争い」
3 守山崩れ―武勇で名を轟かせた祖父・清康が惨殺される
4 松平広忠に待望の嫡男・竹千代(家康)が誕生する
5 酒井・本多・大久保など家康を支えた〝三河武士団〟
6 織田の人質から今川麾下の国衆へ。築山殿と婚姻を結ぶ
7 家康不在の岡崎を支え続けた大伯母の「しんさう」(久)
II 戦国大名・徳川氏の成立
1 桶狭間合戦―岡崎に帰り今川からの独立を画策
2 今川へ逆心! 実名の元康を改め「家康」と名乗る
3 三河の一向一揆を追放、門徒家臣の多くを帰参させる
4 悲願の三河一統を達成、松平から「徳川」へ改姓する
5 武田信玄と同盟を結び遠江へ侵攻、苦悩する国衆たち
6 三河・遠江二カ国の大名となり浜松城を本拠に
III 対武田・親織田の狭間で苦悩する
1 三方原合戦─〝三カ年の鬱憤〟を晴らす信玄に敗北
2 長篠合戦―領国存亡の危機! 長篠での激戦を制す
3 嫡男・信康を自刃させ、正妻の築山殿を成敗
4 横須賀城を築き高天神城を総攻撃、勝頼は面目を失墜する
5 武田氏滅亡、東海三カ国の織田家親類大名となる
6 まさかの本能寺、家康主従は命がけの伊賀越えを敢行
IV 生涯のライバル・秀吉との対立と従属
1 天正壬午の乱─旧武田領国を北条・上杉・真田らと争う
2 小牧・長久手合戦─織田信雄と結び秀吉と激突
3 相次ぐ危機、信濃国衆の離反と石川康輝(数正)の出奔
4 ついに秀吉へ従属し上洛。財政再建のため領国改革を実施する
5 駿府城─慶長期天守台から出土した天正期の遺構
6 小田原合戦─秀吉に従い関東・奥両国惣無事の実現へ
7 関東移封─江戸を中心とした最大の領国を得る
8 羽柴家康となり京・伏見に滞在、多彩な交流・情報収集へ
V 〝天下人〟への途
1 秀吉が死去。五大老となって幼少の秀頼を支える
2 三成失脚、政変を利用し「天下殿」へと歩みだす
3 前田氏を恭順させ、上杉氏討伐のため会津へ出陣
4 三成挙兵! 伏見落城で鳥居元忠が討ち死に
5 会津討伐を中止して西上開始、岐阜・上田で前哨戦始まる
6 両軍激突!! 天下分け目の決戦・関ヶ原
7 江戸開幕─豊臣政権から独立して征夷大将軍に就任
VI 二五〇年つづく、徳川の世へ
1 秀忠が二代将軍に就任。大御所となり国政を主導する
2 二条城での面会。旧主・羽柴秀頼との微妙な関係
3 名高い京都大仏鐘銘事件、ついに羽柴家と決裂
4 大坂冬の陣─真田丸の攻防と老獪な講和条約交渉
5 羽柴家宿老かつ家康の奉行としても活躍した片桐且元
6 大坂夏の陣─再び戦う家康と秀頼、羽柴氏滅亡へ
7 「元和偃武」。徳川〝平和〟の時代へ歩みを進める
8 巨星墜つ─平和の実現に尽くした75年の生涯
VII 神格化と語り継がれる家康像
1 遺言により久能山に埋葬、天海に託した祭祀構想
2 秀忠の親裁で「権現」号が付与される
3 カリスマ性増進のため日光東照宮を荘厳化
4 対馬やエトロフ島にまで勧請された東照宮
VIII 家康の指示で大都市へと発展した江戸
1 実は水陸交通の要衝だった徳川氏以前の江戸
2 豊臣大名としての江戸普請、多数の水路を開削
3 天下人としての江戸普請、「水都」への変貌
4 外交・貿易の舞台に成長する国際都市・江戸
5 愛好する鷹狩のため、各地に鷹場や御殿を設ける
6 増上寺を新たな菩提寺に設定、関東屈指の寺院に
7 江戸の運営・統制を担った町奉行と町年寄
8 江戸を基点とした在地支配、「代官頭」を取り立てる
IX 天下取りを支えた家族と家臣団
1 家康とともに歩んだ妻たちの生涯
2 叔父にして盟友となった水野信元・忠重
3 江戸城守衛を務めた同母弟・久松松平康元
4 徳川家を支えることを期待された家康の息子たち
5 徳川家と婚家との関係に尽力した家康の娘たち
6 有力家臣に松平名字を授与し、新たな一族を創出する
7 「岡崎譜代」と「新参譜代」から構成された家臣団
8 後世にも語られた「徳川四天王」の実像
9 大久保一族の活躍を記した『三河物語』
10 三河長篠城を死守し家康の娘婿となった奥平信昌
11 家康の奉行人・「鬼の作左」本多重次
12 『家忠日記』にみる家康と家臣の関係
13 二つの服部家にみる伊賀者の虚像と実像
14 家康と関東をつないだ皆川広照
15 拡大する領国、地域事情に即して進めた支配
16 老中制度の原型―権力中枢を構成した側近衆
17 鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス
あとがき/主要参考文献/徳川家康関連年表/執筆者一覧・執筆担当一覧
【商品情報】
書名:『図説 徳川家康と家臣団 平和の礎を築いた稀代の〝天下人〟』
編著者:小川雄・柴裕之
定価:2,000円+税
ISBN:978-4-86403-456-2
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/659/
【編著者紹介】
小川雄(おがわ・ゆう)
1979年生まれ。日本大学文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。
現在、日本大学准教授。
編著書に『阿茶局』(文芸社、2015年)、『徳川権力の海上軍事』(岩田書院、2016年)、『本藩名士小伝 真田昌幸・信之の家臣録』(高志書院、2017年)、『水軍と海賊の戦国史』(平凡社、2020年)ほか多数。
柴裕之(しば・ひろゆき)
1973年生まれ。東洋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。
現在、東洋大学非常勤講師。
編著書に『戦国・織豊期大名徳川氏の領国支配』(岩田書院、2014年)、『徳川家康―境界の領主から天下人へ―』(平凡社、2017年)、『織田信長―戦国時代の「正義」を貫く―』(平凡社、2020年)、『図説 豊臣秀吉』(戎光祥出版、2020年)ほか多数。
【会社概要】
社名:戎光祥出版株式会社
代表:代表取締役 伊藤光祥
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
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