プレスリリース詳細
2022年8月23日｜プレスリリース
2022年第2四半期のモバイルコアネットワークの成長率は中国が他国を上回る
世界市場の成長率は2022年第1四半期と比較して鈍化
カリフォルニア州レッドウッドシティ
通信、ネットワーク、データセンター業界の市場情報を提供するDell'Oro Groupが最近発表した「モバイルコアネットワーク（MCN）とマルチアクセスエッジコンピューティング （MEC）の四半期レポート」によると、2022年第2四半期のモバイルコアネットワーク（MCN）とマルチアクセスエッジコンピューティング（MEC）市場の収益成長率は中国が他の国を上回り、また、世界市場の成長率は2022年1Qと比較して減速、前年同期比一桁台半ばの成長率から一桁台前半の成長率になった、と報告しています。
2022年2QのMCN市場は、中国以外の市場が前年同期比マイナス成長であったのに対し、中国では2桁パーセントの前年同期比成長率でした。中国地域は当四半期、5G MCNインフラに75％投資しましたが、中国以外の地域では5G MCNインフラに20％しか投資していません。
「世界の他地域における5G MCN投資のペースは、中国と比較すると見劣りする。2020年以降、中国が先頭を走っており、ペースを落とす気配はない」とDell'Oro Groupのリサーチディレクター、Dave Bolanは述べています。
「2022年第2四半期、新しい5Gスタンドアロン（5G SA）モバイルネットワークオペレーター（MNO）であるChina Broadnetが5G SAネットワークを立ち上げた。これは中国で4番目のMNOである。2022年に5G SAネットワークを開始したのは、日本ではKDDI、米国ではDish Wirelessの2社のみである。そのため、5Gコアを搭載した5G SAネットワークに関しては、中国が世界をリードしている。また、5G MECの展開と5Gアプリケーションでも世界をリードしており、MCN市場投資の4分の1しか占めていないにもかかわらず、中国以外の市場の合計よりも消費者と企業がより多くのことを行えるようにしている。
世界中の多くのサービスプロバイダーが5Gの将来について、いくつかのショーケースアプリケーションやその機能について話しているが、中国では大規模に現実のものとなっている」と、Bolanは報告しています。
最新レポートのハイライト
●2022年第2四半期のグローバルMCNサプライヤー上位5社は、ファーウェイ、エリクソン、ノキア、ZTE、マベニール
●5G向けMCNのグローバルサプライヤー上位5社は、ファーウェイ、エリクソン、ZTE、ノキア、NEC
■レポートについて
モバイルコアネットワークとマルチアクセスエッジコンピューティング （MEC）の四半期レポート
Mobile Core Network & Multi-Access Edge Computing Quarterly Reports
https://www.dri.co.jp/auto/report/delloro/degciptq.html
2022年8月発行
■調査会社について
Dell’Oro Group
https://www.dri.co.jp/auto/report/delloro/index.html
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