戎光祥出版株式会社(東京都千代田区/代表取締役:伊藤光祥)は、『杉山城問題と戦国期東国城郭』(著者:竹井英文)を2022年9月1日に発売いたします。
「杉山城」はいったい誰が築城したのか?
埼玉県嵐山町に所在する杉山城の築城者をめぐっては近年、北条氏なのか山内上杉氏なのか、文献史学・考古学・縄張り研究の見解が真っ向から対立し、激しい論争が繰り返されており、「杉山城問題」と呼ばれています。本書では論争の当事者の一人である著者が問題点を整理・抽出し、「杉山城問題」に再考を迫るとともに、学際的な研究の必要性を説いています。
また、城郭に関する文献史料を徹底的に収集・分析することで、築城年代や築城主体の比定、政治史のなかでの位置付け等、戦国期東国城郭の基礎的事項を明らかにするとともに、これまで見過ごされてきたさまざまな論点を提起しています。津久井城、深大寺城、多気城、難波田城など多数の事例から課題に切り込んだ意欲的な1冊です。
【目次】
第一部 「杉山城問題」をめぐって
第一章 戦国前期東国の戦争と城郭――「杉山城問題」に寄せて
第二章 縄張編年論と大名系城郭論に関する覚書
補論一 縄張編年論と大名系城郭論に関する覚書: 補遺
補論二 房総の城郭と戦国大名系城郭論――「里見氏系城郭」を中心に
第三章 その後の「杉山城問題」――諸説に接して
第四章 城郭研究の現在
第五章 南北朝~戦国前期の「陣」について
第二部 戦国期東国城郭の研究
第一章 境目国衆の居城と大名権力――相模津久井城掟の分析から
第二章 戦国前期東国の城郭に関する一考察――深大寺城を中心に
第三章 戦国後期の南常陸と多気城
第四章 岩付太田氏と難波田城
第五章 上野国高山城の基礎的研究
第六章 戦国期の北信濃と大野田城
第三部 文献史料と城郭研究
第一章 戦国期城郭の維持・管理・生活――近世城郭との比較から
第二章 戦国期の戦争と「古城」
第三章 「戦功覚書」と城郭研究
第四章 城郭関係史料から小田原北条氏を考える
第五章 戦国時代の「名城」と「悪城」
【商品情報】
書名:『杉山城問題と戦国期東国城郭』(戎光祥城郭叢書 第3巻)
著書:竹井英文
定価:9,000円+税
体裁:A5版・上製・カバー装
ページ数:454ページ
ISBN:978-4-86403-437-1
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/653/
【著者紹介】
竹井英文(たけい・ひでふみ)
1982年、東京都生まれ。
千葉大学文学部卒。一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。
現在、東北学院大学文学部准教授。
主な業績に、『織豊政権と東国社会 「惣無事令」論を越えて』(吉川弘文館、2012年)、『戦国の城の一生』(吉川弘文館、2018年)、『戦国武士の履歴書 「戦功覚書」の世界』(戎光祥出版、2019年)、『東日本の統合と織豊政権』(吉川弘文館、2020年)、『最上義光』(編著、戎光祥出版、2017年)などがある。
【会社概要】
社名:戎光祥出版株式会社
代表:代表取締役 伊藤光祥
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
ホームページ:https://www.ebisukosyo.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/ebisukosyo
Facebook:https://www.facebook.com/774833955871080/
埼玉県嵐山町に所在する杉山城の築城者をめぐっては近年、北条氏なのか山内上杉氏なのか、文献史学・考古学・縄張り研究の見解が真っ向から対立し、激しい論争が繰り返されており、「杉山城問題」と呼ばれています。本書では論争の当事者の一人である著者が問題点を整理・抽出し、「杉山城問題」に再考を迫るとともに、学際的な研究の必要性を説いています。
また、城郭に関する文献史料を徹底的に収集・分析することで、築城年代や築城主体の比定、政治史のなかでの位置付け等、戦国期東国城郭の基礎的事項を明らかにするとともに、これまで見過ごされてきたさまざまな論点を提起しています。津久井城、深大寺城、多気城、難波田城など多数の事例から課題に切り込んだ意欲的な1冊です。
【目次】
第一部 「杉山城問題」をめぐって
第一章 戦国前期東国の戦争と城郭――「杉山城問題」に寄せて
第二章 縄張編年論と大名系城郭論に関する覚書
補論一 縄張編年論と大名系城郭論に関する覚書: 補遺
補論二 房総の城郭と戦国大名系城郭論――「里見氏系城郭」を中心に
第三章 その後の「杉山城問題」――諸説に接して
第四章 城郭研究の現在
第五章 南北朝~戦国前期の「陣」について
第二部 戦国期東国城郭の研究
第一章 境目国衆の居城と大名権力――相模津久井城掟の分析から
第二章 戦国前期東国の城郭に関する一考察――深大寺城を中心に
第三章 戦国後期の南常陸と多気城
第四章 岩付太田氏と難波田城
第五章 上野国高山城の基礎的研究
第六章 戦国期の北信濃と大野田城
第三部 文献史料と城郭研究
第一章 戦国期城郭の維持・管理・生活――近世城郭との比較から
第二章 戦国期の戦争と「古城」
第三章 「戦功覚書」と城郭研究
第四章 城郭関係史料から小田原北条氏を考える
第五章 戦国時代の「名城」と「悪城」
【商品情報】
書名:『杉山城問題と戦国期東国城郭』(戎光祥城郭叢書 第3巻)
著書:竹井英文
定価:9,000円+税
体裁:A5版・上製・カバー装
ページ数:454ページ
ISBN:978-4-86403-437-1
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/653/
【著者紹介】
竹井英文(たけい・ひでふみ)
1982年、東京都生まれ。
千葉大学文学部卒。一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。
現在、東北学院大学文学部准教授。
主な業績に、『織豊政権と東国社会 「惣無事令」論を越えて』(吉川弘文館、2012年)、『戦国の城の一生』(吉川弘文館、2018年)、『戦国武士の履歴書 「戦功覚書」の世界』(戎光祥出版、2019年)、『東日本の統合と織豊政権』(吉川弘文館、2020年)、『最上義光』(編著、戎光祥出版、2017年)などがある。
【会社概要】
社名:戎光祥出版株式会社
代表:代表取締役 伊藤光祥
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
ホームページ:https://www.ebisukosyo.co.jp/
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