人間が地球に溢れさせてしまったプラスチック製品による環境汚染は、生物の存在を危うくし、気候変動の問題とともに切実な課題となっています。中でも、海に破棄された海洋プラスチックは、約30年後の2050年には魚の総量を超えるとも言われています。海中から魚、そして人体に取り込まれるプラスチックの影響は計り知れません。驚くことに、すでに幼児の体からもプラスチックが発見されたとの報告もあります。
私たちは廃プラスチックが抱える問題と真摯に向き合い、よりプラスチック製品への意識を高めていくことが急務であると考えています。「これ以上増やさない」そして「減らしていく」。
今回、海に破棄された海洋プラスチックから生まれたアーティストの作品を通じ、プラスチックという素材そのものを考えてもらうきっかけにしたいと思っています。作家たちが抱えている危機感と希望の表現=アートは、我々の思考と行動に大きな勇気を与えてくれることでしょう。
また、会期中の9/25(日)には、コスチュームデザイナー/環境アーティストの谷 公美子(たに くみこ)氏によるワークショップ『廃棄マテリアルでアップサイクルモンスターエコバックをつくろう!』を開催いたします。ぜひご参加ください。
https://awai.thecovernippon.jp/gallery/20220925-upcycle-workshop/
作家紹介
藤元明(ふじもと・あきら)
“再生漁網刺繍ドローイングシリーズ”
社会現象や環境問題をモチーフとしたさまざまなアート・プロジェクトを展開し、「NEW RECYCLE」をテーマに日常の無駄・余剰をアートに昇華してきた藤元明。今回は海洋プラスチックで最も課題の大きい漁網を糸に分解しナイロン糸に再生。キャンバスに大型機械刺繍によりドローインした作品は、風の力で描いた独創的で微細なペインティングをスキャンし反転させたもの。目の前の生活から消えていった海に溜まるプラスチックに想いを馳せてください。
1975年、東京生まれ。1999年コミュニケーションリサーチセンターFABRICA(イタリア)に在籍後、東京藝術大学大学院を修了(デザイン専攻)。東京藝術大学先端芸術表現科助手を経てアーティストとして活動、社会、環境などで起こる制御出来ない現象を社会へと問いかける展示やプロジェクトを立案・実施。主な個展に『海ごみのあと』(2021年、Watowa Gallery、東京)『陸の海ごみ』(2019年、Gallery A4、東京)、『20世紀の亡霊』(2018年、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)、『HEYDAY NOW』(2015年、COURTYARD HIROO ガロウ、東京)、『Energy Translation Now』(2014年、UltraSuperNew Gallery、東京)など。主なプロジェクトに『ソノ アイダ』、『FUTURE MEMORY』、『TOKYO 2021』、『NEW RECYCLE(R)』など
https://vimeo.com/akirafujimoto
https://vimeo.com/453228821
ブルース・オズボーン
葉山でのビーチコミングがきっかけとなり、ライフワークとして40年以上撮り続けてきた「親子」のテーマがさらに深まり、人も自然も含めての地球環境に配慮した作品を「Nature Calls」として発表。波間を漂い、潮に揉まれ、太陽の光を浴びて海岸に戻ってきた漂流物を丹念に撮影するブルースの写真には、社会から捨てられた嫌われ者のゴミたちさえ愛おしいものとして映ります。
https://vimeo.com/akirafujimoto
https://vimeo.com/453228821
ブルース・オズボーン
葉山でのビーチコミングがきっかけとなり、ライフワークとして40年以上撮り続けてきた「親子」のテーマがさらに深まり、人も自然も含めての地球環境に配慮した作品を「Nature Calls」として発表。波間を漂い、潮に揉まれ、太陽の光を浴びて海岸に戻ってきた漂流物を丹念に撮影するブルースの写真には、社会から捨てられた嫌われ者のゴミたちさえ愛おしいものとして映ります。
1980年の写真展「LA Fantasies」をきっかけに、日本での活動を本格的開始。
コマーシャル写真家として数々の仕事を手がける一方、1982年から親子をテーマに写真撮影をスタート。今までに撮影した親子の数は8500組を超える。2003年より7月の第4日曜日を「親子の日」と提唱、シンガポールやアメリカなど海外でも数多くの展示会が開催された。写真家としてはInternational Photography Awardsなど多数の受賞経験を持つ他、写真集「OYAKO」でも高い評価を得た。 「親子の日」の10周年記念に制作した映画「OYAKO」はベルリン国際映画祭(ifab)でベストドキュメンタリー賞を受賞。また写真を通じたソーシャルアクションが認められて「親子の日」 東久邇宮文化褒賞を授与。
<写真集、著書>
「親子」(デルボ出版)
「Oyako」(INKS INC. BOOKS)
「KAZOKU」(角川書店)
「ごめんなさい」(日本標準)
「反バンビ症候群」(ヒヨコ舎)
「異人都市東京」(シンコーミュージック)
「都市の遊び方」(新潮社)
「親馬鹿力」(岩崎書店)
「この国の環境」(清水弘文堂書店)
「OYAKO」(Sora Books)
コマーシャル写真家として数々の仕事を手がける一方、1982年から親子をテーマに写真撮影をスタート。今までに撮影した親子の数は8500組を超える。2003年より7月の第4日曜日を「親子の日」と提唱、シンガポールやアメリカなど海外でも数多くの展示会が開催された。写真家としてはInternational Photography Awardsなど多数の受賞経験を持つ他、写真集「OYAKO」でも高い評価を得た。 「親子の日」の10周年記念に制作した映画「OYAKO」はベルリン国際映画祭(ifab)でベストドキュメンタリー賞を受賞。また写真を通じたソーシャルアクションが認められて「親子の日」 東久邇宮文化褒賞を授与。
<写真集、著書>
「親子」(デルボ出版)
「Oyako」(INKS INC. BOOKS)
「KAZOKU」(角川書店)
「ごめんなさい」(日本標準)
「反バンビ症候群」(ヒヨコ舎)
「異人都市東京」(シンコーミュージック)
「都市の遊び方」(新潮社)
「親馬鹿力」(岩崎書店)
「この国の環境」(清水弘文堂書店)
「OYAKO」(Sora Books)
■開催期間:2022年9月1日(木)~ 30日(金)
■時間:11:00~19:00
■会場:間 AWAI THE COVER NIPPON Salon(帝国ホテルプラザ東京2F)
会場は、東京メトロ日比谷線日比谷駅の帝国ホテルプラザ東京2階になります。六本木ミッドタウンのTHE COVER NIPPONではございませんので、ご注意下さい。
詳細はこちらから
https://awai.thecovernippon.jp/gallery/20220901-nature-calls/?utm_source=DN&utm_medium=referral&utm_id=DM20220830
【企画・運営】
メイド・イン・ジャパン・プロジェクト株式会社
〒104-0054 東京都中央区勝どき5-5-14-314
TEL 03-5534-9903 FAX 03-5534-9904
https://mijp.co.jp/