2022年8月3日｜プレスリリース
パブリッククラウドの5Gワークロードは、5年間でCAGR 88%、46億ドルで成長する
5GのSAネットワークの大部分は短期的にTelco Cloudになる
カリフォルニア州レッドウッドシティ発
通信、ネットワーク、データセンター業界の市場情報を提供するDell'Oro Groupの最新レポート「5G Workloads on the Public Cloud」は、パブリッククラウド上の5Gワークロードが88％の複合年間成長率（CAGR）で収益を伸ばし、2022～2026年の5年間の累積収益が46億ドルに達すると予測しています。本レポートでは、5G SAネットワークの大部分はTelco Cloud上にあり、パブリッククラウドが5Gワークロードをホストする短期的な機会は限定的であるとしています。
「一見したところ、これは非常に保守的な予測に見えるかもしれない。特に、ハイパースケールクラウドプロバイダー（HCP）のプレスリリースを見る限り、市場にはこれまで認識されていた以上の牽引力があると思われる。しかしこの新しいレポートでは、モバイル・ネットワーク・オペレータ（MNO）がすでにTelco Cloudに参入しており、HCPがTelco Cloud市場に参入する機会は、短期的には非常に限られている。」とDell'Oro Groupのリサーチ・ディレクターDave Bolanは語っています。
「HCPのプレスリリースのほとんどは、”エッジロケーションでハイブリッド クラウド経由の5Gデバイス接続を望む企業向け”にHCPがネットワークソリューションを追加するというものです。私たちの予測は、パブリック・クラウドの収益であり、ネットワークのエッジにあるハイブリッド・クラウドではない。
また、27の5G SAネットワークが商業的に展開され、5Gワークロードをパブリッククラウドで実行しているMNOは1社のみであり、残りのキャリアは、独自のTelco Cloudsを選択した。さらに、130社は既に5Gコアベンダーと契約し、独自のTelco Cloudsを展開しており、2社が自社のネットワークをパブリッククラウドで運用することを約束していることが分かった。
その結果、短期的には、HCPは自社で、あるいはTelco Cloud内にサービスを統合するMNOと提携して、ネットワークエッジまでサービスを拡張する企業機会に集中しおり、長期的には、HCPがパブリッククラウドで5Gワークロードをホストする機会が増えるだろう。5G NSAは75社、LTEは600社がまだ5G SAプランを発表していない。2026年までの予測では、パブリッククラウドに移行する5Gワークロードの前年比成長率は、Telco Cloudの成長率を上回る」とBolanは付け加えています。
■レポートについて
パブリッククラウドに移行する5Gワークロード:Advanced Research Report
Advanced Research Reports on 5G Workloads Moving to the Public Cloud
https://www.dri.co.jp/auto/report/delloro/de-ad-5gpublic.html
2022年7月発行
■調査会社について
Dell’Oro Group
https://www.dri.co.jp/auto/report/delloro/index.html
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