2022年06月21日 13:00

「海の戦国時代」をテーマにしたこれまでにない里見氏の通史!『図説 戦国里見氏 房総の海・陸を制した雄族のクロニクル』(編著者:滝川恒昭・細田大樹)2022年6月24日刊行。

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戎光祥出版株式会社(東京都千代田区/代表取締役:伊藤光祥)は、『図説 戦国里見氏 房総の海・陸を制した雄族のクロニクル』(編著者:滝川恒昭・細田大樹)を2022年6月24日に発売いたします。
戦国時代に房総の海・陸で激戦を繰り広げた里見氏の活躍を時系列でわかりやすく解説。「海の戦国時代」をテーマに、美しい写真・図版をふんだんに使い、これまでにない戦国の雄・里見一族の歴史を通覧する。ライバル北条氏をはじめ、上総武田氏、古河公方、小弓公方、甲斐武田氏、越後上杉氏など多士済々な一族の動向も収録した決定版。

【目次】
I 里見氏の房総進出とその活躍
永享12年(1440)~天文3年(1534)4月
享徳の乱をきっかけに里見義実が安房白浜へ入る
義通の時代に安房で確立された里見―正木体制
新発見史料に登場する当主「里見刑部大輔」は誰か
安房国内に盤踞する三浦系氏族を結集した正木氏
御家風東国を覆う―征夷将軍・足利義明に結集する国衆たち
要衝にあって激しい争奪戦の舞台となった生実(小弓)城
東国を代表する武将として小弓公方を支えた里見義豊
天文の内乱―庶家の里見義堯が義豊を滅ぼし、政権を奪取

II 義堯の登場と北条氏との攻防
天文3年(1534)4月~天文24年(1555)
内乱、大地震・津波の被害から復興に傾注する新当主・義堯
義堯の政治を支えたブレーン僧・吉州梵貞
上総錯乱―真里谷武田氏の内紛に小弓公方足利義明が介入
第一次国府台合戦―小弓公方が滅亡、義明の遺児たちは安房へ落ちる
真里谷武田氏の衰退と里見氏・正木氏の上総進出
嶺上・佐貫城をめぐる北条氏との攻防
〝海賊〟と呼ばれた里見水軍の実像
義堯を「関東無双の大将」と称賛した妙本寺住職・日我
内房における里見氏の重要拠点・金谷城が陥落する

III 義堯・義弘の活躍と上杉謙信
永禄3年(1560)~永禄10年(1567)8月
本拠・久留里城落城寸前に謙信が越山し、義弘が鎌倉で対面
里見氏が香取の海の権益確保をはかる
北条氏と結んだ千葉氏と江戸湾・香取の海をめぐって激戦
葛西城・松山城の戦いと里見氏・岩付太田氏
第二次国府台合戦―激戦の末、北条氏に敗北
勝浦正木氏の離叛。里見領国は「在々所々亡郷」となる
里見ら関東衆を従えた謙信、臼井城で大敗を喫する
里見義弘と関東足利氏の関係
三船山合戦―北条氏政を破り、房総から北条勢力を一掃する

IV 義弘・義頼父子と関東の争乱
永禄11年(1568)~天正9年(1581)
上杉謙信と決裂―武田信玄の駿河侵攻を契機に変わる勢力図
里見氏と武田氏の房甲同盟が成立―里見氏の全盛と苦悩
激化する北条氏・里見氏の戦乱。しだいに里見氏は劣勢に
北条氏との四十年にわたる戦乱が終結、房相一和が実現する
義弘が死去、二人の息子による家督相続争いが勃発
正木憲時が自立化、里見領国内は三者鼎立に
里見氏権力を左右した上総・安房の国衆たち
義頼の内乱克服と北条氏の介入を避けた外交手腕
義弘の妻になったという青岳尼の謎
義頼が正木憲時の乱を平定

V 義康・忠義の苦悩と名族里見氏の滅亡
天正10年(1582)~元和8年(1622)
織田・豊臣政権との接触と義康の元服
里見義頼が死去、若き義康が当主に就く
小田原合戦―秀吉のもとへ参陣。待っていたのは〝思わぬ仕置き〟
上総の里見氏領が没収、領国は三分の一に
里見氏らが推戴した関東足利氏と支配の枠組み
豊臣政権下で東奔西走させられる義康
館山の城下町整備と、家臣団を近世的組織へと整備する
関ヶ原合戦で東軍に属し活躍、常陸鹿島で三万石を獲得
義康が若年で死去、幼い忠義が家督を継承する
忠義は幕閣の重鎮・大久保忠隣の孫娘と婚儀
衝撃! 徳川将軍家により伯耆国への転封を言い渡される
交錯する無念の想いと再起への希望も虚しく忠義が死去
忠義夫人が里見一族の家名再興をはかるが、叶わず

付章 里見氏のルーツと滅亡後の一族
I 足利氏の一門であった里見氏。『太平記』史観からの脱却
II 里見氏の祖は源頼朝に寵愛された上野の里見義成
III 美濃・越後・陸奥など日本各地へ展開した里見一族
IV 南北朝・室町時代の里見氏
V 滅亡後の房総里見一族、雄族の誇りを胸に生きる末裔たち
VI 国指定史跡になった、稲村城跡・岡本城跡

里見氏関連年表/主要参考文献一覧/あとがき/執筆者一覧

【商品情報】
書名:『図説 戦国里見氏 房総の海・陸を制した雄族のクロニクル』
編著者:滝川恒昭・細田大樹
定価:1,800円+税
ISBN:978-4-86403-428-9
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/646/

【編著者紹介】
滝川恒昭(たきがわ・つねあき)
1956年生まれ。國學院大學大学院博士前期課程修了。
現在、千葉経済大学非常勤講師・千葉市史編集委員。
編著書に、『千葉県の歴史 通史編中世』(共著、千葉県、2007年)、『戦國遺文房総編1~4』(共編、2010~13年)、『房総里見氏文書集』(共編、2008年)、『房総里見氏』(戎光祥出版、2014年)、『旧国中世重要論文集成 安房国 上総国』(戎光祥出版、2022年)ほか多数。

細田大樹(ほそだ・だいき)
1989年生まれ。早稲田大学文学学術院文学研究科修士課程修了。
現在、里見氏研究会会員
論文に、「越相同盟崩壊後の房総里見氏―対甲斐武田氏「外交」の検討を通じて―」(佐藤博信編『中世東国の政治と経済』岩田書院、2016年)、「北条氏康の房総侵攻とその制約」(黒田基樹編著『北条氏康とその時代』戎光祥出版、2021年)、「房総における天正の内乱と里見義頼の「外交」―その挙兵時期との関連性について―」(『里見氏研究』創刊号、2022年)などがある。

【会社概要】
社名:戎光祥出版株式会社
代表:代表取締役 伊藤光祥
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
ホームページ:https://www.ebisukosyo.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/ebisukosyo
Facebook:https://www.facebook.com/774833955871080/


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会社概要

商号
戎光祥出版株式会社(エビスコウショウシュッパンカブシキガイシャ)
代表者
伊藤 俊幸(イトウ トシユキ)
所在地
〒102-0083
東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
TEL
03-5275-3361
業種
新聞・放送・出版・広告・印刷
上場先
未上場
会社HP
https://www.ebisukosyo.co.jp/

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