2022年5月12日、スイス、タルウィル - スイスのu-blox AG(日本法人:ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表入山鋭士)は、u-blox MAYA-W2トライラジオ・モジュールを発表しました。小型のフォーム・ファクターでWi-Fi 6、Bluetooth(R) Low Energy(LE)5.2、IEEE 802.15.4(ThreadおよびZigbee)をサポートするこのモジュールは、産業オートメーション、スマート・ビルディングとエネルギー管理、医療、スマート・ホームなど、多くの分野における、産業用および消費者向けマスマーケット・アプリケーションにWi-Fi 6技術を提供します。
MAYA-W2は、高度な接続機能によりアプリケーションの将来性を保証します。802.11axとも呼ばれるWi-Fi 6は、前世代のWi-Fi規格と比較して、特に混雑したエリアでのネットワーク効率の向上、低レイテンシ、通信範囲の向上を実現しています。Threadは、ホーム・オートメーションで一般的に使用されているIPベースの低消費電力メッシュ・ネットワークへの道を拓きます。
さらに、Bluetooth ClassicとBluetooth LE(Bluetooth LE Audioを含む)の両方をサポートするデュアルモードBluetoothモジュールです。新しいオーディオ機能により、デバイスで複数の異なるオーディオ・ストリームの同時送信、複数のオーディオ・ストリームの同時受信、複数ユーザーへのオーディオ・ストリームのブロードキャストが可能になります。
市場への早道
MAYA-W2は開発者が製品をいち早く市場に投入できるように設計されています。必要なLinux、Android、FreeRTOSソフトウェア・ドライバーは、すべてオープン・ソースとして提供されています。FreeRTOSソフトウェア・ドライバーはMCUXpressoソフトウェア開発キット(SDK)に、AndroidおよびLinuxソフトウェア・ドライバーはNXP i.MXアプリケーション・プロセッサ用ボード・サポート・パッケージ(BSP)にあらかじめ統合されています。これにより設計の手間が省け、統合とテストが簡素化されます。
MAYA-W1 Wi-Fi 4モジュールとのフットプリント互換により、それぞれのユースケースに固有のパフォーマンス要件に対応した複数の製品ラインの開発が容易になります。同時に、Wi-Fi 4デバイスのWi-Fi 6技術へのアップグレードもシームレスに行えます。
MAYA-W2は、動作温度-40℃~85℃に対応したプロフェッショナルグレードのモジュールとして提供されます。4つの製品バリエーションがあり、アンテナピン、U.FLコネクタ、PCBアンテナを含む3つのアンテナ・オプションが選べるこのトライラジオ・モジュールは、あらゆるタイプのIoTデバイスへのデザイン・インが容易です。
製品開発者は、専用の評価キット(EVK)のほか、最新のNXP i.MX開発ボードなどのホスト・プラットフォームとシームレスに接続するM.2カードを使用して、簡単にハードウェアを検証することができます。
「NXPが先ごろ発表したIW612は、スマート・ホームや産業向けのユースケースでシームレスかつセキュアな接続を可能にする業界初のトライラジオ・デバイスであり、新しいMatterプロトコルなどさまざまなエコシステムへの対応にも最適です。NXP Gold Partnerのユーブロックスは、この革新的ソリューションを活用した初の企業の1つであり、同社の新しいMAYA-W2モジュールは、堅牢かつセキュアで信頼性の高い接続を必要とする高性能な民生用最終製品の開発を迅速化することになるでしょう」と、NXP(R) Semiconductors社マーケティング(コネクティビティ)部門シニア・ディレクターのTom Eichenberg氏は語っています。
幅広いアプリケーション領域がターゲット
MAYA-W2は、幅広いIoTアプリケーションに高度なWi-Fi 6技術を提供する、初の産業グレードのWi-Fiモジュールです。一般的なユースケースとしては、ソーラー・インバーターやEV充電施設、医療、スマート・ビルディング、スマート・ホーム(Matterなど)、スマート工場で使用されるワイヤレス・ハブやゲートウェイなどが挙げられます。そのほかにも、業務用電気製品、資産管理や車両運行管理、小売業向けソリューションなどに利用される可能性を秘めています。
さらに、Bluetooth LE Audioを導入したことで、新しいオーディオ・ストリーミング機能を利用した補聴器といったユースケースの道も拓けます。
「私たちは、お客様と作業を進める中で、Wi-Fi 4以上にセキュアで信頼性の高いWi-Fi接続に対する明確なニーズがあることに気付きました。MAYA-W2は、特に混雑したネットワークの処理に関してWi-Fi性能を大幅に向上させるとともに、Bluetooth LE 5.2とThreadもサポートします。このトライラジオ機能により、低出力のIoT/メッシュ・ネットワークのゲートウェイやブリッジに最適な製品となっています」と、ユーブロックスのプロダクト・マネージャーのSebastian Schreiberは述べています。
MAYA-W2モジュールと評価キットのサンプルは、2022年6月より、要望に応じて提供される予定です。
ユーブロックスについて
スイスのユーブロックス社(SIX:UBXN)は、自動車、産業、および消費者市場におけるポジショニングとワイヤレス通信の世界的なテクノロジーリーダーであり、信頼性の高いソリューション、サービスおよび製品により、人や車両、機械の正確な位置を特定、セルラーネットワークおよび短距離ネットワークを介してワイヤレスでの通信を可能にします。チップ、モジュール、安全なデータサービスと幅広いポートフォリオを備えたu-bloxは、顧客がIoT (Internet of Things) の革新的で信頼性の高いソリューションを迅速かつコスト効率よく開発できるようにする独自のポジションを築いています。スイスのタールヴィルに本社を置き、ヨーロッパ、アジア、米国にオフィスを構えています。詳細についてはwww.u-blox.comをご覧ください。
最新情報は、Facebook、LinkedIn、Twitter @ublox、YouTubeでもご覧いただけます。
<お問い合わせ先>
ユーブロックスジャパン株式会社
〒107-0052東京都港区赤坂4-8-6赤坂余湖ビル6階
Application Marketing, Automotive
仲 哲周
電話:090-1263-9796
e-mail: tesshu.naka@u-blox.com
MAYA-W2は、高度な接続機能によりアプリケーションの将来性を保証します。802.11axとも呼ばれるWi-Fi 6は、前世代のWi-Fi規格と比較して、特に混雑したエリアでのネットワーク効率の向上、低レイテンシ、通信範囲の向上を実現しています。Threadは、ホーム・オートメーションで一般的に使用されているIPベースの低消費電力メッシュ・ネットワークへの道を拓きます。
さらに、Bluetooth ClassicとBluetooth LE(Bluetooth LE Audioを含む)の両方をサポートするデュアルモードBluetoothモジュールです。新しいオーディオ機能により、デバイスで複数の異なるオーディオ・ストリームの同時送信、複数のオーディオ・ストリームの同時受信、複数ユーザーへのオーディオ・ストリームのブロードキャストが可能になります。
市場への早道
MAYA-W2は開発者が製品をいち早く市場に投入できるように設計されています。必要なLinux、Android、FreeRTOSソフトウェア・ドライバーは、すべてオープン・ソースとして提供されています。FreeRTOSソフトウェア・ドライバーはMCUXpressoソフトウェア開発キット(SDK)に、AndroidおよびLinuxソフトウェア・ドライバーはNXP i.MXアプリケーション・プロセッサ用ボード・サポート・パッケージ(BSP)にあらかじめ統合されています。これにより設計の手間が省け、統合とテストが簡素化されます。
MAYA-W1 Wi-Fi 4モジュールとのフットプリント互換により、それぞれのユースケースに固有のパフォーマンス要件に対応した複数の製品ラインの開発が容易になります。同時に、Wi-Fi 4デバイスのWi-Fi 6技術へのアップグレードもシームレスに行えます。
MAYA-W2は、動作温度-40℃~85℃に対応したプロフェッショナルグレードのモジュールとして提供されます。4つの製品バリエーションがあり、アンテナピン、U.FLコネクタ、PCBアンテナを含む3つのアンテナ・オプションが選べるこのトライラジオ・モジュールは、あらゆるタイプのIoTデバイスへのデザイン・インが容易です。
製品開発者は、専用の評価キット(EVK)のほか、最新のNXP i.MX開発ボードなどのホスト・プラットフォームとシームレスに接続するM.2カードを使用して、簡単にハードウェアを検証することができます。
「NXPが先ごろ発表したIW612は、スマート・ホームや産業向けのユースケースでシームレスかつセキュアな接続を可能にする業界初のトライラジオ・デバイスであり、新しいMatterプロトコルなどさまざまなエコシステムへの対応にも最適です。NXP Gold Partnerのユーブロックスは、この革新的ソリューションを活用した初の企業の1つであり、同社の新しいMAYA-W2モジュールは、堅牢かつセキュアで信頼性の高い接続を必要とする高性能な民生用最終製品の開発を迅速化することになるでしょう」と、NXP(R) Semiconductors社マーケティング(コネクティビティ)部門シニア・ディレクターのTom Eichenberg氏は語っています。
幅広いアプリケーション領域がターゲット
MAYA-W2は、幅広いIoTアプリケーションに高度なWi-Fi 6技術を提供する、初の産業グレードのWi-Fiモジュールです。一般的なユースケースとしては、ソーラー・インバーターやEV充電施設、医療、スマート・ビルディング、スマート・ホーム(Matterなど)、スマート工場で使用されるワイヤレス・ハブやゲートウェイなどが挙げられます。そのほかにも、業務用電気製品、資産管理や車両運行管理、小売業向けソリューションなどに利用される可能性を秘めています。
さらに、Bluetooth LE Audioを導入したことで、新しいオーディオ・ストリーミング機能を利用した補聴器といったユースケースの道も拓けます。
「私たちは、お客様と作業を進める中で、Wi-Fi 4以上にセキュアで信頼性の高いWi-Fi接続に対する明確なニーズがあることに気付きました。MAYA-W2は、特に混雑したネットワークの処理に関してWi-Fi性能を大幅に向上させるとともに、Bluetooth LE 5.2とThreadもサポートします。このトライラジオ機能により、低出力のIoT/メッシュ・ネットワークのゲートウェイやブリッジに最適な製品となっています」と、ユーブロックスのプロダクト・マネージャーのSebastian Schreiberは述べています。
MAYA-W2モジュールと評価キットのサンプルは、2022年6月より、要望に応じて提供される予定です。
ユーブロックスについて
スイスのユーブロックス社(SIX:UBXN)は、自動車、産業、および消費者市場におけるポジショニングとワイヤレス通信の世界的なテクノロジーリーダーであり、信頼性の高いソリューション、サービスおよび製品により、人や車両、機械の正確な位置を特定、セルラーネットワークおよび短距離ネットワークを介してワイヤレスでの通信を可能にします。チップ、モジュール、安全なデータサービスと幅広いポートフォリオを備えたu-bloxは、顧客がIoT (Internet of Things) の革新的で信頼性の高いソリューションを迅速かつコスト効率よく開発できるようにする独自のポジションを築いています。スイスのタールヴィルに本社を置き、ヨーロッパ、アジア、米国にオフィスを構えています。詳細についてはwww.u-blox.comをご覧ください。
最新情報は、Facebook、LinkedIn、Twitter @ublox、YouTubeでもご覧いただけます。
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〒107-0052東京都港区赤坂4-8-6赤坂余湖ビル6階
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