「美容に関心ある」と答えた人、2人に1人はプラズマ美顔器に注目
「身内にがん患者がいる」と答えた人、2人に1人はプラズマ療法に注目
4,500人意識調査クロス集計分析を発表 AQU先端テクノロジー総研
先端テクノロジーの市場調査会社、AQU 先端テクノロジー総研(千葉市)が4,500人を対象にプラズマ応用製品サービスについて意識調査を実施、クロス集計分析(4月12日)を行ったところ、「美容に関心ある」と回答した人の49.5%、ほぼ2人に1人が、プラズマ美顔器を使ってみたいと思っている。また「身内にがん患者がいる」と回答した人の53.9%、2人に1人が、プラズマ療法を行ってみたい(使ってみたい)と思っている。さらに犬猫などを飼っている人で、「動物病院にお世話になっている」と回答した人の50.8%、およそ2人に1人が、プラズマ治療を行ってみたい(使ってみたい)と思っている、ということが分かった。
家電メーカーのシャープの空気清浄機プラズマクラスターは、累計販売台数1億台を突破している。現在、プラズマの技術の応用は低温プラズマの研究により用途が大きく広がっており、医療、農業、美容などに可能性が出ている。プラズマの医療への応用は、臨床試験、治験に時間がかかることから、実用化普及には時間がかかるものの、着実に研究が進展している。
ここでは、がん治療でのプラズマ技術の進展が注目される一方で、プラズマ療法について日本の研究者が、アメリカのがん学会で2016年に発表、全米統合医療学会の賞を受賞しているなどから、プラズマ医療、プラズマ療法などについて感想コメントしてもらった。がんなどの難病克服法には様々なものがあるが、プラズマ療法などについても一定の評価があるため、プラズマ医療、プラズマ療法などについて、どのような使い方に関心や期待があるか、質問した。その結果、プラズマ医療の評価期待が大きいこと、また、プラズマ療法などの可能性が大きいことが伺えた。
「死亡率の高いがんを克服できる可能性は、大変魅力的といえます。医療の新しい局面を迎えることが出来たら、良いと思います。」(19歳、男性、学生)、「現代の癌治療は、リスクや副作用が大きなものとなっているし、副作用の無い免疫療法だとなかなか思うような効果が得られず限界を感じるので、副作用が極力無く且つ効果が得られる癌治療の方法として活用出来たら良いと思います。癌以外のさまざまな病気にも役立てられたら理想です。」(49歳、女性、パート・アルバイト)と、医療の新しい局面を感じているとの意見があった。
また、プラズマ療法という新しい取組については、「私も難病を患っているので、プラズマを医療で役立てて欲しい。とても期待してます。」(46歳、女性、パート・アルバイト)、「プラズマ療法を、ガン治療のただの代替療法のひとつというレベルではなく、標準療法として認められる程度にまで進化させて欲しい。」(66歳、男性、パート・アルバイト)、「がんが治るなら、プラズマ療法を試したい。」(41歳、女性 、パート・アルバイト)と高い評価、期待の声が寄せられた。
いっぽう、動物病院での犬や猫の虫歯について、痛みが生じないといわれるプラズマ治療に期待する声があった。「個人的には犬を飼っているので、虫歯治療にプラズマが使われているのは魅力的だ。」(43歳、女性、パート・アルバイト)、「体に害がないなら、動物病院でも取り入れてあげて欲しい。」(34歳、女性、パート・アルバイト)といった意見があった。
さらに、プラズマを医療、療法、美容等だけでなく、プラズマが社会に役立つツールになることを期待しており、安心安全面からも議論して活用して欲しい、との声もあった。
「がんの新たな療法にプラズマ療法が開発され、医療だけではなく美容にも応用されている。プラズマが社会に役立つツールになることを期待している。」(41歳、男性、パート・アルバイト)、「新型コロナをはじめいろいろな病気に効果を発揮する可能性がある。」(72歳、男性、経営者・役員)、「プラズマの技術には今後期待するが、まだ知識が乏しいので安心安全な面からもしっかり議論して活用してほしい。」(50歳、男性、その他)と貴重な意見があった。
なお、低温プラズマは医療分野、農業分野をはじめ、今後の可能性に期待する声が多く寄せられており、当社では近日、プラズマ研究者に期待する、協力者のコメントを公開する予定となっている。
※注、用語説明【低温プラズマ】
プラズマには粒子すべての温度が高い高温プラズマ(熱いプラズマ)と、電子温度のみが高い低温プラズマ(冷たいプラズマ)がある。高温プラズマは「エネルギーを作るプラズマ」として核融合やアーク放電(溶接、切断、溶射)などに使われる。
いっぽう、低温プラズマは「産業応用プラズマ」として半導体づくりのための微細加工、薄膜の合成、表面改質、殺菌などに使われている。近年、医療、農業などへの利用研究が進展している。
プラズマという言葉は日常生活で使うことはめったにないともいえるが、自然界においては、ありふれた現象であり、宇宙空間の99.99%はプラズマ状態であるという。よく知られるプラズマ現象としては、太陽(コロナ)、雷、オーロラなどがある。また身のまわりでは、蛍光灯やろうそくの炎、また空気清浄機などもプラズマと関係している。
■ニュースリリース https://www.aqu.com/aqu-news/2022-4-14.pdf
■最新調査報告書
『 低温プラズマ、新ビジネスの可能性と需要探索、市場展望に関する調査
-プラズマ医療・農業・美容などの研究開発動向と新ビジネス戦略- 』
https://www.aqu.com/plasma-business/ (準備中)
■関連調査報告書
『宇宙テクノロジー、量子メドベッドの可能性と市場展望に関する調査
-情報開示を契機に注目される最先端テクノロジーの未来戦略-』
https://www.aqu.com/space-tech-medbed/
■調査趣旨
・ プラズマには粒子すべての温度が高い高温プラズマ(熱いプラズマ)と、電子温度のみが高い低温プラズマ(冷たいプラズマ)がある。高温プラズマは「エネルギーを作るプラズマ」として核融合やアーク放電(溶接、切断、溶射)などに使われる。
・ いっぽう、低温プラズマは「産業応用プラズマ」として半導体づくりのための微細加工、薄膜の合成、表面改質、殺菌などに使われている。近年、医療、農業などへの利用研究が進んできた。そこで、低温プラズマの応用製品サービスに着目、プラズマについての現状認識、評価、需要をとらえることで今後の市場予測の参考とする。
■意識調査実施日 2022 年4 月4 日~4 月7 日
■クロス集計分析 2022 年4 月12 日
■調査の実施 AQU先端テクノロジー総研 低温プラズマ応用市場調査プロジェクト
■調査対象
・ インターネットユーザーにおいて、会社員・公務員、経営者、主婦、学生等を対象に、 10代、20代、30代、40代、50代、60代以上(均等)、合計4,500人の協力を得て意識調査を実施した。(有効回答数、4,500人) Q6、Q7については、1回目のアンケート結果に基づき、プラズマ応用製品サービスについて「ぜひ使ってみたい」と回答した関心度の高い500人を対象として、2回目アンケートを実施、より深い質問を実施した。
※お問い合わせ連絡先
株式会社AQU先端テクノロジー総研
https://www.aqu.com/
〒260-0027
千葉市中央区新田町36-15
千葉テックビル6F
子安、那須
info@aqu.com