2022年04月12日 09:00

兵粮は誰が調達? 軍事情報はどうやって伝達された? 意外と知らない鎌倉時代の合戦のリアルに迫る! 『鎌倉時代の合戦システム』(著者:松本一夫)4月12日発売

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戎光祥出版株式会社(東京都千代田区/代表取締役:伊藤光祥)は、『鎌倉時代の合戦システム―軍勢催促・戦闘作法・情報伝達・軍功認定』(著者:松本一夫)を2022年4月12日に発売いたします。
治承・寿永内乱、承久の乱、蒙古合戦と、鎌倉時代には数多くの合戦が行われたことはよく知られています。そして、それぞれの戦闘がどのようになされたかについては、治承・寿永内乱は『平家物語』、蒙古合戦は「蒙古襲来絵詞」によって語られるイメージを想起する方が多いのではないでしょうか。
しかし、『平家物語』は軍記物と呼ばれる物語、「蒙古襲来絵詞」は竹崎季長の主観に基づいて描かれた絵画資料であり、どこまで当時の実態が反映されているのか、ということに注意しなければなりません。
そこで本書では、『平家物語』や「蒙古襲来絵詞」を使用しつつも、一次史料たる同時代の古文書の分析から、軍勢催促、軍役負担、参陣の作法、戦闘の実像、軍功認定、恩賞給付などなど、鎌倉時代の合戦の実態を活写します。古文書の分析という難しく感じる方がいるかもしれませんが、本書では現代語訳も付されており、理解がしやすくなっています。
兵粮はいったい誰が用意したのか? そして戦場にはどのようにして情報が届けられたのか? 知っているようで知らないトリビアが満載の内容で、現在放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のお供としてもおすすめの1冊です。

【目次】
第一部 鎌倉時代の合戦の実態
第一章 戦争の実態から探る鎌倉武士
1.治承・寿永内乱における戦闘/2.蒙古合戦で躍動する竹崎季長
第二章 兵粮米はいかに調達されたか
1.治承・寿永内乱時の兵粮調達/2.蒙古合戦時の兵粮調達
第三章 軍事情報はいかに伝達されたか
1.治承・寿永内乱期の情報伝達/2.南北朝内乱期の情報伝達

第二部 軍勢催促から恩賞受給までの流れ
第一章 軍勢催促と参陣
1.治承・寿永内乱期から鎌倉前期の実態/2.動員に苦戦した蒙古合戦/3.過渡期だった参陣の作法
第二章 軍忠申請と軍功認定
1.治承・寿永内乱期の戦闘報告/2.鎌倉前・中期の軍忠申請/3.蒙古合戦以降の大きな変化はなぜ起きたか
第三章 恩賞制度の整備と給付の実態
1.平安後期から幕府成立期の恩賞給付/2.鎌倉前・中期の恩賞給付/3.恩賞給付の実務担当者/4.蒙古合戦後の恩賞給付

【商品情報】
書名:『鎌倉時代の合戦システム―軍勢催促・戦闘作法・情報伝達・軍功認定』(戎光祥選書ソレイユ009)
著者:松本一夫
定価:1,800円+税
ISBN:978-4-86403-423-4
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/634/

【著者紹介】
松本一夫(まつもと・かずお)
1959年、栃木県宇都宮市生まれ。
1982年、慶應義塾大学文学部卒業。2001年、博士(史学)。
前栃木県立上三川高等学校長。
主な業績に、『東国守護の歴史的特質』(岩田書院、2001年)、『下野中世史
の世界』(岩田書院、2010年)、『小山氏の盛衰-下野名門武士団の一族史』
(戎光祥出版、2015年)、『中世武士の勤務評定-南北朝期の軍事行動と恩賞
給付システム』(戎光祥出版、2019年)等がある。

【会社概要】
社名:戎光祥出版株式会社
代表:代表取締役 伊藤光祥
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
ホームページ:https://www.ebisukosyo.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/ebisukosyo
Facebook:https://www.facebook.com/774833955871080/

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会社概要

商号
戎光祥出版株式会社(エビスコウショウシュッパンカブシキガイシャ)
代表者
伊藤 俊幸(イトウ トシユキ)
所在地
〒102-0083
東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
TEL
03-5275-3361
業種
新聞・放送・出版・広告・印刷
上場先
未上場
会社HP
https://www.ebisukosyo.co.jp/

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