2022年3月15日、スイス、タルウィル - スイスのu-blox AG（日本法人：ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表入山 鋭士）は、Bluetooth方向検知および屋内測位アプリケーション向けu-blox ANT-B10アンテナ・ボードを発表しました。商用最終製品への組み込みを想定して設計されたこのアンテナ・ボードは、低消費電力の高精度屋内測位を可能にし、Bluetooth方向検知および屋内測位ソリューションの評価、テスト、商品化をスピードアップします。
Bluetooth屋内測位は、モバイル・タグが発信するBluetooth方向検知信号の複数の固定アンカー・ポイントにおける到達角（AoA）を利用して、タグの位置をサブメートル級の精度でリアルタイムに計算します。Bluetoothの広大なエコシステムとプラットフォーム間の相互運用性を活用したこの技術は、低コストかつ高精度であり、設置と保守が比較的容易であることから支持を集めています。
AoA屋内測位アンカーを数秒で組み立て
ANT-B10は、方向検知および屋内測位向けの自己完結型Bluetooth Low Energyアンテナ・ボードです。8個の個別パッチ・アンテナで構成されるアンテナ・アレイを搭載し、u-blox NINA-B411 Bluetooth 5.1モジュールを中心に構築されています。このソリューションは、モバイル・トラッカーのタグが発信するRF信号をモジュールの無線角度計算プロセッサで処理した後、追加のプロセスを必要とせずに、計算された到達角度を出力します。
リリースにはXPLR-AOA-3エクスプローラー・キットも含まれます。このキットには、開発者がANT-B10の評価とテストを迅速簡単に行うためのアプリケーション・ボード、およびユーブロックスの方向検知アルゴリズムが付属しています。アプリケーション・ボードに搭載された統一規格のピン・ヘッダーにより、ANT-B10とサードパーティ製アンテナ・ボードのブリングアップとテストを容易に行うことができます。また、2つのボードを接続することで、即戦力のAoA屋内側アンカーを数秒で作成することができます。
最終製品への組み込みがただちに可能
ANT-B10とXPLR-AOA-3は、好評を博しているXPLR-AOA-1およびXPLR-AOA-2キットを含むユーブロックスの既存の屋内測位向け製品を補完するものです。ソリューション開発者は、ANT-B10のBluetoothモジュールで動作するu-connectLocateを使用することで、ATコマンドを使用して簡単に角度計算アルゴリズムを実行できます。これらを組み合わせることで、このソリューション・スイートをただちに最終製品に組み込むことが可能です。
Bluetooth屋内測位と方向検知の一般的なユースケースには、倉庫などの産業環境における資産の追跡、病院、小売環境、博物館における人や物の追跡などがあります。さらに、コネクテッド・ビルディングに導入されている入退室管理システムでは、角度検知によって、ユーザーがドアのどちら側にいるかを判断することができます。
テクノロジー・エコシステムへの積極的な参画
ANT-B10ボードは、受信信号の到達角を判断して方向を検知するために、8個すべてのパッチ・アンテナでこれらの信号を同時に処理します。複数のRFパスを複数のRFスイッチに接続する実装の場合、電力需要が不必要に増大し、誤差が生じるため、ANT-B10ボードでは、業界最先端の単一RFスイッチ・コンポーネントを使用しています。ユーブロックスのパートナーであるCoreHW社製のこのコンポーネントは、8個のアンテナをマイクロ秒単位でサイクルさせます。
「このような素晴らしいオールラウンドの屋内測位ソリューションの一翼を担えることをうれしく思います。ユーブロックスは、Bluetooth屋内測位ソリューションへの参入障壁を低くし、この技術を普及させることに、真摯に取り組んでいます」と、CoreHW社コンポーネント部門VPのMika Jäsberg氏は語っています。
「ANT-B10とXPLR-AOA-3キットの導入により、RFからクラウドまで、Bluetoothを利用した屋内測位および方向検知向けの完全なソリューションを提供できることをうれしく思います。開発者の皆様は、このソリューションによって角度計算とマルチパス抑制における弊社の専門知識を活用し、開発コストの削減と市場投入までの期間短縮を実現していただけます」と、ユーブロックスの近距離無線プロダクト・ストラテジー部門のGiorgos Marakisは述べています。
ANT-B10ボードは本日より提供開始です。ANT-B10のサンプル提供はすでに開始しています。
ユーブロックスについて
スイスのユーブロックス社（SIX:UBXN）は、自動車、産業、および消費者市場におけるポジショニングとワイヤレス通信の世界的なテクノロジーリーダーであり、信頼性の高いソリューション、サービスおよび製品により、人や車両、機械の正確な位置を特定、セルラーネットワークおよび短距離ネットワークを介してワイヤレスでの通信を可能にします。チップ、モジュール、安全なデータサービスと幅広いポートフォリオを備えたu-bloxは、顧客がIoT （Internet of Things） の革新的で信頼性の高いソリューションを迅速かつコスト効率よく開発できるようにする独自のポジションを築いています。スイスのタールヴィルに本社を置き、ヨーロッパ、アジア、米国にオフィスを構えています。詳細についてはwww.u-blox.comをご覧ください。
最新情報は、Facebook、LinkedIn、Twitter @ublox、YouTubeでもご覧いただけます。
＜お問い合わせ先＞
ユーブロックスジャパン株式会社
〒107-0052東京都港区赤坂4-8-6赤坂余湖ビル6階
Application Marketing, Automotive
仲 哲周
電話：090-1263-9796
e-mail: tesshu.naka@u-blox.com
Bluetooth屋内測位は、モバイル・タグが発信するBluetooth方向検知信号の複数の固定アンカー・ポイントにおける到達角（AoA）を利用して、タグの位置をサブメートル級の精度でリアルタイムに計算します。Bluetoothの広大なエコシステムとプラットフォーム間の相互運用性を活用したこの技術は、低コストかつ高精度であり、設置と保守が比較的容易であることから支持を集めています。
AoA屋内測位アンカーを数秒で組み立て
ANT-B10は、方向検知および屋内測位向けの自己完結型Bluetooth Low Energyアンテナ・ボードです。8個の個別パッチ・アンテナで構成されるアンテナ・アレイを搭載し、u-blox NINA-B411 Bluetooth 5.1モジュールを中心に構築されています。このソリューションは、モバイル・トラッカーのタグが発信するRF信号をモジュールの無線角度計算プロセッサで処理した後、追加のプロセスを必要とせずに、計算された到達角度を出力します。
リリースにはXPLR-AOA-3エクスプローラー・キットも含まれます。このキットには、開発者がANT-B10の評価とテストを迅速簡単に行うためのアプリケーション・ボード、およびユーブロックスの方向検知アルゴリズムが付属しています。アプリケーション・ボードに搭載された統一規格のピン・ヘッダーにより、ANT-B10とサードパーティ製アンテナ・ボードのブリングアップとテストを容易に行うことができます。また、2つのボードを接続することで、即戦力のAoA屋内側アンカーを数秒で作成することができます。
最終製品への組み込みがただちに可能
ANT-B10とXPLR-AOA-3は、好評を博しているXPLR-AOA-1およびXPLR-AOA-2キットを含むユーブロックスの既存の屋内測位向け製品を補完するものです。ソリューション開発者は、ANT-B10のBluetoothモジュールで動作するu-connectLocateを使用することで、ATコマンドを使用して簡単に角度計算アルゴリズムを実行できます。これらを組み合わせることで、このソリューション・スイートをただちに最終製品に組み込むことが可能です。
Bluetooth屋内測位と方向検知の一般的なユースケースには、倉庫などの産業環境における資産の追跡、病院、小売環境、博物館における人や物の追跡などがあります。さらに、コネクテッド・ビルディングに導入されている入退室管理システムでは、角度検知によって、ユーザーがドアのどちら側にいるかを判断することができます。
テクノロジー・エコシステムへの積極的な参画
ANT-B10ボードは、受信信号の到達角を判断して方向を検知するために、8個すべてのパッチ・アンテナでこれらの信号を同時に処理します。複数のRFパスを複数のRFスイッチに接続する実装の場合、電力需要が不必要に増大し、誤差が生じるため、ANT-B10ボードでは、業界最先端の単一RFスイッチ・コンポーネントを使用しています。ユーブロックスのパートナーであるCoreHW社製のこのコンポーネントは、8個のアンテナをマイクロ秒単位でサイクルさせます。
「このような素晴らしいオールラウンドの屋内測位ソリューションの一翼を担えることをうれしく思います。ユーブロックスは、Bluetooth屋内測位ソリューションへの参入障壁を低くし、この技術を普及させることに、真摯に取り組んでいます」と、CoreHW社コンポーネント部門VPのMika Jäsberg氏は語っています。
「ANT-B10とXPLR-AOA-3キットの導入により、RFからクラウドまで、Bluetoothを利用した屋内測位および方向検知向けの完全なソリューションを提供できることをうれしく思います。開発者の皆様は、このソリューションによって角度計算とマルチパス抑制における弊社の専門知識を活用し、開発コストの削減と市場投入までの期間短縮を実現していただけます」と、ユーブロックスの近距離無線プロダクト・ストラテジー部門のGiorgos Marakisは述べています。
ANT-B10ボードは本日より提供開始です。ANT-B10のサンプル提供はすでに開始しています。
ユーブロックスについて
スイスのユーブロックス社（SIX:UBXN）は、自動車、産業、および消費者市場におけるポジショニングとワイヤレス通信の世界的なテクノロジーリーダーであり、信頼性の高いソリューション、サービスおよび製品により、人や車両、機械の正確な位置を特定、セルラーネットワークおよび短距離ネットワークを介してワイヤレスでの通信を可能にします。チップ、モジュール、安全なデータサービスと幅広いポートフォリオを備えたu-bloxは、顧客がIoT （Internet of Things） の革新的で信頼性の高いソリューションを迅速かつコスト効率よく開発できるようにする独自のポジションを築いています。スイスのタールヴィルに本社を置き、ヨーロッパ、アジア、米国にオフィスを構えています。詳細についてはwww.u-blox.comをご覧ください。
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＜お問い合わせ先＞
ユーブロックスジャパン株式会社
〒107-0052東京都港区赤坂4-8-6赤坂余湖ビル6階
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仲 哲周
電話：090-1263-9796
e-mail: tesshu.naka@u-blox.com
