モニュメントや陶壁作品を手掛ける造形作家として、また練り込み作品の陶芸家として知られる會田雄亮(あいだ ゆうすけ)さん。今回は、そんな會田さんご本人の貴重な作品と共に、その想いと技術を継ぎ制作を続けてきた忍野(おしの)窯の冬の器を揃えました。
會田 雄亮
會田雄亮さんは、30代でボストン美術館付属美術学校の講師を務め、イタリアの国際陶芸コンペでも金賞を受賞するなど、早くからその才能を広く国内外で認められてきました。
造園系彫刻家、環境デザイン造形作家としても知られ、モニュメントや陶壁作品も全国各地で制作をしてきました。
今回は、そんな會田さんの作品の中から、キャセロール、グラタン作品をご紹介いたします。キャセロール作品は、1968年にイタリア ファエンツァ国際陶芸コンペにて金賞受賞した品でもあり、最大の特徴である持ち手のデザイン「双耳(そうじ)」は、その後の陶芸家にも大きな影響を与えました。
2015年に、83歳で惜しくも亡くなられた會田雄亮さん。ご本人が制作された作品を直接ご覧いただける貴重な機会です。是非この機会に足をお運びください。
會田雄亮さんは、30代でボストン美術館付属美術学校の講師を務め、イタリアの国際陶芸コンペでも金賞を受賞するなど、早くからその才能を広く国内外で認められてきました。
造園系彫刻家、環境デザイン造形作家としても知られ、モニュメントや陶壁作品も全国各地で制作をしてきました。
今回は、そんな會田さんの作品の中から、キャセロール、グラタン作品をご紹介いたします。キャセロール作品は、1968年にイタリア ファエンツァ国際陶芸コンペにて金賞受賞した品でもあり、最大の特徴である持ち手のデザイン「双耳(そうじ)」は、その後の陶芸家にも大きな影響を与えました。
2015年に、83歳で惜しくも亡くなられた會田雄亮さん。ご本人が制作された作品を直接ご覧いただける貴重な機会です。是非この機会に足をお運びください。
練り込みの器
會田雄亮さんが監修を務める會田雄亮忍野窯では、陶芸家 會田雄亮の想いを紡ぎ、多くの工程と高度な技術力が要求される練り上げ(練り込み)の食器を、一つひとつ丁寧に作りあげています。
二種類以上の色土を色々に重ね合わせて、断面に出来る模様をそのまま器に形成する技法をである練込は、くみ上げた模様を崩さないように成形しなければならず、また、乾燥や焼成中に切れを起こしやすい為、成形には細心の注意が必要とされます。陶芸技法の中でも非常に手間の掛かる、そして難解な仕事のひとつと言われていますが、色土の重ね合わせによって出来る色調の深みは絵付けなどでは出せない味わいを生み出すことができ、奥深い魅力を醸し出しています。
會田雄亮さんが監修を務める會田雄亮忍野窯では、陶芸家 會田雄亮の想いを紡ぎ、多くの工程と高度な技術力が要求される練り上げ(練り込み)の食器を、一つひとつ丁寧に作りあげています。
二種類以上の色土を色々に重ね合わせて、断面に出来る模様をそのまま器に形成する技法をである練込は、くみ上げた模様を崩さないように成形しなければならず、また、乾燥や焼成中に切れを起こしやすい為、成形には細心の注意が必要とされます。陶芸技法の中でも非常に手間の掛かる、そして難解な仕事のひとつと言われていますが、色土の重ね合わせによって出来る色調の深みは絵付けなどでは出せない味わいを生み出すことができ、奥深い魅力を醸し出しています。
會田雄亮プロフィール
略歴
1931年
東京に生まれる
1956年
千葉大卒、宮之原謙氏に師事 陶芸の道に入る
1961-64
渡米 ボストン美術館付属美術学校講師
1968
イタリア ファエンツァ国際陶芸コンペ 金賞受賞
1972-79
(社)日本クラフトデザイン協会理事長
1974
日本インテリアデザイン協会賞 受賞
1977
第2回吉田五十八賞受賞
1986-90
通産省デザイン奨励審議会委員
1987
ポルトガル国際陶芸シンポジウム招待参加
1991
(社)日本建築美術工芸協会理事
1992
東北芸術工科大学芸術学部教授
1993
デザイン功労賞受賞
1994
ボストン美術館シンポジウム招待参加 ゲストスピーカー
1998
東北芸術工科大学学長
2002
東北芸術工科大学名誉教授
2004
日韓中 国際陶芸展(北京中国美術館)招待出品
2004-05
『會田雄亮展』~変貌する陶土~巡回展開催 江別・山形・東京
2006
愛知県立芸術大学客員教授
2014
個展 新宿伊勢丹(1987-2014)
2015
逝去
2016
會田雄亮回顧展 新宿伊勢丹
主な環境造形作品
1967
杉並区杉並開館、ロビー陶壁
1970-71
京王プラザホテル、陶壁、陶と水の庭
1971-72
名古屋観光ホテル、陶によるロビー、陶壁
1977
新宿三井ビル、モニュメント、広場の造形
1979-81
神戸ポートアイランド、陶と水のモニュメント
1983
山形市庁舎 ロビー陶壁
1985-86
山梨県立小瀬スポーツ講演 モニュメント
1986
静岡市庁舎 ロビー陶壁
1988
FAUC商品開発研究所 ロビー陶壁
1998-99
北海道立スポーツセンター モニュメント
2000
山形駅西霞城セントラル広場 モニュメント
2000-04
科学技術活用プラザ モニュメント8ヶ所
2003
東京女子医大総合外来センター 陶の庭
2006
札幌市山口斎場陶壁 陶の庭他8ヶ所
2006
FANUC陶壁 ”上限の月よ明日を開け”
2008
旭川日本赤十字病院モニュメント
2009
FANUC CNC工場陶壁 “雲海に立つ”
2011
FANUC 陶壁 “宇宙に立つ”(36m)
2014
京王プラザホテ ラウンジ 陶の庭 ”月に詩う”
2017
大阪ステーションシティ「暁の広場」モニュメント”暁に立つ”
略歴
1931年
東京に生まれる
1956年
千葉大卒、宮之原謙氏に師事 陶芸の道に入る
1961-64
渡米 ボストン美術館付属美術学校講師
1968
イタリア ファエンツァ国際陶芸コンペ 金賞受賞
1972-79
(社)日本クラフトデザイン協会理事長
1974
日本インテリアデザイン協会賞 受賞
1977
第2回吉田五十八賞受賞
1986-90
通産省デザイン奨励審議会委員
1987
ポルトガル国際陶芸シンポジウム招待参加
1991
(社)日本建築美術工芸協会理事
1992
東北芸術工科大学芸術学部教授
1993
デザイン功労賞受賞
1994
ボストン美術館シンポジウム招待参加 ゲストスピーカー
1998
東北芸術工科大学学長
2002
東北芸術工科大学名誉教授
2004
日韓中 国際陶芸展(北京中国美術館)招待出品
2004-05
『會田雄亮展』~変貌する陶土~巡回展開催 江別・山形・東京
2006
愛知県立芸術大学客員教授
2014
個展 新宿伊勢丹(1987-2014)
2015
逝去
2016
會田雄亮回顧展 新宿伊勢丹
主な環境造形作品
1967
杉並区杉並開館、ロビー陶壁
1970-71
京王プラザホテル、陶壁、陶と水の庭
1971-72
名古屋観光ホテル、陶によるロビー、陶壁
1977
新宿三井ビル、モニュメント、広場の造形
1979-81
神戸ポートアイランド、陶と水のモニュメント
1983
山形市庁舎 ロビー陶壁
1985-86
山梨県立小瀬スポーツ講演 モニュメント
1986
静岡市庁舎 ロビー陶壁
1988
FAUC商品開発研究所 ロビー陶壁
1998-99
北海道立スポーツセンター モニュメント
2000
山形駅西霞城セントラル広場 モニュメント
2000-04
科学技術活用プラザ モニュメント8ヶ所
2003
東京女子医大総合外来センター 陶の庭
2006
札幌市山口斎場陶壁 陶の庭他8ヶ所
2006
FANUC陶壁 ”上限の月よ明日を開け”
2008
旭川日本赤十字病院モニュメント
2009
FANUC CNC工場陶壁 “雲海に立つ”
2011
FANUC 陶壁 “宇宙に立つ”(36m)
2014
京王プラザホテ ラウンジ 陶の庭 ”月に詩う”
2017
大阪ステーションシティ「暁の広場」モニュメント”暁に立つ”
■開催期間:2021年11月1日(月)~ 30日(火)
■時間:11:00~20:00 (東京ミッドタウンの営業時間に準ずる)
■場所:THE COVER NIPPON (東京ミッドタウン ガレリア3F)
詳細はこちらから
https://thecovernippon.jp/20211029_aidayusuketen/?utm_source=DN&utm_campaign=referral&utm_term=DM20211004
■時間:11:00~20:00 (東京ミッドタウンの営業時間に準ずる)
■場所:THE COVER NIPPON (東京ミッドタウン ガレリア3F)
詳細はこちらから
https://thecovernippon.jp/20211029_aidayusuketen/?utm_source=DN&utm_campaign=referral&utm_term=DM20211004