GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?
この度、公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団の運営する大分県立美術館では、12月4日(土)~2022年1月23日(日)に「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」を開催します。
横尾忠則(1936年生まれ)は、1960年代初頭よりグラフィック・デザイナー、イラストレーターとして活動を開始し、日本の土俗的なモティーフとポップ・アート的な感覚を融合させた独自の表現で注目されました。1980年代には「画家・芸術家」へと活動領域を移し、斬新なテーマと表現による作品を次々と発表し、高い評価を得ます。タイトルの「原郷」とは、横尾によれば、すべての人間の魂の故郷であり、現世での生を終えたのちに還って行くところでもあり、さらには宇宙でもあります。画家が繰り返し立ち戻り、様々なイメージや記憶の連関を見出している、鬱蒼とした森のような領域。この「原郷」こそが、変幻自在でいつも新鮮な驚きをもたらしてくれる、その独特なイメージ世界が生み出される源泉なのです。
大分初の大規模個展として、絵画を中心に、グラフィックの代表作を加えた豊富な出品作品によって横尾忠則の生涯の展開を辿りながら、その芸術の特性を明らかにします。
<開催概要>
【会場】大分県立美術館 1階 展示室A
【会期】12月4日(土)~2022年1月23日(日) ※休展日なし
10:00~19:00 ※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
【観覧料】一般 1200(1000)円、大学・高校生 1000(800)円
※( )内は前売りおよび20名以上の有料団体料金
※中学生以下は無料
※大分県芸術文化友の会 びびKOTOBUKI無料(同伴者1名半額)、TAKASAGO無料、UME団体料金
※障がい者手帳等をご提示の方とその付添者(1名)は無料
※学生の方は入場の際、学生証をご提示ください
【主催】公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団・大分県立美術館、朝日新聞社、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会
【特別協力】横尾忠則現代美術館、国立国際美術館
【共催】OAB大分朝日放送
【後援】大分県、大分県教育委員会、大分県民芸術文化祭実行委員会、NPO法人大分県芸振、大分合同新聞社、西日本新聞社、エフエム大分、J:COM大分ケーブルテレコム、大分経済新聞
横尾忠則
1936年、兵庫県西脇市生まれ。高校卒業後、神戸でデザイナーとしての活動を始め、1960年に東京に進出、グラフィック・デザイナー、イラストレーターとして脚光を浴びる。
1980年にニューヨーク近代美術館で大規模なピカソ展を見て感銘を受けたことを契機に、「画家・芸術家」へと活動領域を拡大。現在に至るまで、斬新なテーマと表現による作品を次々と発表し、国内外で高い評価を得る。
<関連イベント>
「GENKYO 横尾忠則」関連 ワンコインリレーコンサートvol.3 蓮沼執太フィル
【日 時】12月14日(火) 開演(1)14:00 (2)19:00
【場 所】iichiko音の泉ホール
【出 演】蓮沼執太 ほか
【詳 細】 https://emo.or.jp/event/3304/
【お問合せ】iichiko総合文化センター 097-533-4004
https://emo.or.jp/event/3304/
監修者によるギャラリートーク
南雄介(本展監修者・前愛知県美術館館長)
【日時】12月4日(土) 14:00~15:00
【講師】南雄介(本展監修者・前愛知県美術館館長)
【会場】大分県立美術館 1階 展示室A
【定員】30名(定員に達したため申込終了)
https://www.opam.jp/events/detail/1001
学芸員による ギャラリートーク
【日時】12月11日(土)、25日(土)、2022年1月8日(土)、22日(土) 各日14:00~15:00
【会場】大分県立美術館 1階 展示室A
【参加費】無料(要展覧会観覧券)
※申込み不要当日参加可
https://www.opam.jp/events/detail/1015
問い合わせ:公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団
大分県立美術館 学芸企画課 木藤・梶原/ 管理課広報担当 渡邉・植木・土屋
Tel 097-533-4500 E-mail:info@opam.jp
第1章
少年時代をテーマにした作品や、西脇・神戸時代のポスター作品等を展示。
絵の好きな少年がグラフィック・デザイナーになるまでをたどります。
《想い出と現実の一致》1998年 富山県美術館
第2章
日本の土俗的なモティーフとポップ・アート的な感覚を融合し、独自の表現を開花させた、60年代のグラフィック・デザインや絵画をご紹介します。
《TADANORI YOKOO》1965年 国立国際美術館
日本の土俗的なモティーフとポップ・アート的な感覚を融合し、独自の表現を開花させた、60年代のグラフィック・デザインや絵画をご紹介します。
《TADANORI YOKOO》1965年 国立国際美術館
第3章
画家として本格的に活動を開始した1980年から2000年までの絵画を展示。森、肉体、神話、滝など、多岐にわたるテーマを、鮮やかな色彩と様々な手法や素材により視覚化していった、迫力に満ちた作品が並びます。
《ミケランジェロと北斎の因果関係》1990年 横尾忠則現代美術館
画家として本格的に活動を開始した1980年から2000年までの絵画を展示。森、肉体、神話、滝など、多岐にわたるテーマを、鮮やかな色彩と様々な手法や素材により視覚化していった、迫力に満ちた作品が並びます。
《ミケランジェロと北斎の因果関係》1990年 横尾忠則現代美術館
第4章
2000年代から今にかけての「現況」に注目し、自身の過去の作品を反復・変換した連作や、肉体的な限界を逆手にとって絵画を多様に変化させてゆく近年の作品をご紹介します。
《追憶あれこれ》2019年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)
2000年代から今にかけての「現況」に注目し、自身の過去の作品を反復・変換した連作や、肉体的な限界を逆手にとって絵画を多様に変化させてゆく近年の作品をご紹介します。
《追憶あれこれ》2019年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)