2021年10月25日 13:00

88年前、創業時の「和装マネキン」のノウハウに、現代の技術を融合  環境にやさしい「紙製マネキン」を開発 2022年春、販売開始  12月22日~23日開催の展示会で初披露

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イベントプランニングや展示ディスプレイなどの空間をデザイン・プロデュースする株式会社 彩(さい)ユニオン(本社:京都市中京区、代表取締役社長:大久保 憲志 以下、当社)は、自社開発した「紙製マネキン」を2022年春より販売開始します。
尚、今回販売を開始する「紙製マネキン」は、2021年12月22日(水)~23日(木)で開催する自社主催の展示会会場で展示します。
◆湿気の多い日本、紙の長期強度や、固まった後の収縮率の予測の難しさをクリアし完成
当社は持続可能な社会を目指し、環境負荷低減を目的に「環境にやさしいマネキン、トルソ、展示什器」を開発しています。従来のマネキンは、化学製品であるFRP(繊維強化プラスチック)で製造されることが一般的であり、リサイクルの難易度が高く、産業廃棄物となるケースが多くありました。
今回提供を開始する「紙製マネキン」は、開発済の「紙製トルソ」と同様に1933年創業時の「紙製和装マネキン」のノウハウに現代の技術をプラスし開発しています。竹と紙貼りで製作した和装マネキンの製作は当社の原点であり、そのノウハウがあるからこそ実現できると考えました。
胴体部分のみの「紙製トルソ」とは違い、足、手の細い部分まで紙製で製作するには高度な技術が必要でした。「紙製マネキン」を製作するにあたり、和装マネキンは日本人形の技術が基本となっているため、日本人形の作り方や、紙張り子などの伝統工芸の技術もあらためて学び直しました。
特に難しかった点は“自立方法”です。最近ではボディを取り外すことなく、ウエアの着せ替えができる“ウエストリフト”の使用が多くなったことから、紙と木材だけで製作する「紙製マネキン」の実現の可能性が見え、製作に着手する決断ができました。製作開始後は、紙が固まった後の収縮率や、湿気の影響を受けた際の長期強度が予測できず、何度も試作を繰り返し完成に至っています。
※トルソ:トルソは、イタリア語の「torso(胴体)」が由来。アパレルショップ等で衣料ディスプレイに使用される上半身型の人形。頭部、胴体のみの場合と、頭部と腕のいたものなどの種類がある。全身の人形をマネキンと呼称している。
●紙製マネキンについて
今回開発した「紙製マネキン」は「紙製トルソ」と同様に、当社オリジナルの人気シリーズである「Colors(カラーズ)」のエコラインとして販売を予定しております。
使用素材は紙、木材、スチールのみで、石油由来素材を使用していないため、使用後は素材を分解し、リサイクル、リユースできます。性能については紙製でありながらも軽量化を実現するとともに、実用に耐えられる強度を確保しております。
素材以外の特徴としては、紙ならではの上品な質感は他には出せない世界を表現できます。マネキンの原型においても日本でイチから開発し、今のトレンドの服を綺麗に見せられるよう、こだわり抜いたフォルムになっています。
紙製のため、表面の汚れは消しゴムで軽く擦り、薄く削ることができます。素材の特性上、水に弱いことから屋外での使用は注意が必要です。万が一、濡れた場合はすぐにタオル等で水気を拭き取り、乾かすようにします。
サステナブル商品は、環境に配慮した素材であることはもちろんですが、廃棄する際にリサイクルがしやすいことも大切です。当社の「紙製マネキン」と「紙製トルソ」は、女性でも簡単にリユース素材とリサイクル素材に分けることができます。近年、世界的にどのブランドもサステナブル素材で製作される中、店頭で商品を着せるマネキンがFRPでは商品との解離が生まれるため、マネキンも合わせて100%サステナブルとなれば、さらにブランドイメージのアップにも繋がると感じています。
今後も当社は、更なる需要の高まりに備え、環境負荷低減の商材を開発してまいります。

<Colors(カラーズ)の特長>
カラーズは「抽象タイプ」のマネキンです。腕部には筋肉をつけず、顔は凹凸を極力そぎ落とし、抽象化したことで、ウイッグの着用、少しメイクに手を加えることで見た目の雰囲気を大きく変えることができ、幅広い年齢層のアパレルに対応します。

●彩ユニオンの環境への取り組み
(1)FRP(繊維強化プラスチック)不使用、自社開発「紙製マネキン」「紙製トルソ」の開発
(2)環境負荷低減マネキンの販売(4種類)
・100%再生可能なマネキン:REPLEX(リプレックス)
・自然由来素材を使用したマネキン:BIO+(バイオプラス)
・使用済み衣類、靴などを再利用したマネキン:INTRA-WASTE(イントラウエスト)
・耐久性が高く、長期使用が可能なマネキン:DURACOM(デュラコム)
(3)ハンスブート社(HANS BOODT本社:オランダ )の「セカンド・ライブ・プログラム」において、彩ユニオンが日本での窓口となり、当社が販売したハンスブート社のマネキンの回収・リサイクルを実施
(4)業務内容ごとに各SDGsのゴールを設定し、持続可能な社会の取り組みを進めています。
・合法木材、FSC、PEF、産地証明をキーワードに森林認証材の使用(の徹底)
・パーティクルボード、MDF、集成材をキーワードにした再利用木材、また廃材を再利用した什器開発や使用の徹底
・鉄のリサイクルや自然派塗料使用の徹底
・popupストア、店舗、店内ディスプレイ、ウィンドウディスプレイ施工では従来の約半分のサステナブル化を図る

【展示会について】
株式会社 彩ユニオン 展示会 SAIUNION STYLE 2021
開催日時:2021年12月22日(水)~23日(木)
開催場所:東京都立産業貿易センター浜松町館3階
詳細のお問い合わせ先: saiuni-web@saiunion.co.jp

【企業概要】
昭和8年(1933年)に和装マネキンの製造販売・レンタル業として京都で創業。その後、店舗室内装飾に欠かせないディスプレイ什器・演出物・造形物にまで事業を拡大、現在は什器の製造・レンタル、ディスプレイの企画から施工までの空間ディスプレイのトータルデザインをワンストップで提供しています。

社名 株式会社 彩ユニオン
本社所在地 京都市中京区七観音町630 読売京都ビル10階 TEL(075)252-2321
広報連絡先: 東京オフィス 東京都港区海岸3丁目3-19 TEL(03)3769-8101
代表者 代表取締役会長:澤井 和興
代表取締役社長:大久保 憲志
設立 1933年(昭和8年)3月1日
資本金 9,800万円
社員数 131名(2020年7月1日現在)
<事業内容> 
ディスプレイ什器・マネキン人形・演出物の製造・販売・レンタル
イベント・展示会の企画・運営・施工
店舗のデザイン・施工、各種オリジナル製品の販売

プレスリリースに関する報道関係者お問い合わせ先
彩ユニオン広報事務局 担当:柴山(070-1389-0172)
TEL:03-5411-0066   
Fax:03-3401-7788  
メール:pr@netamoto.co.jp

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • 2021年10月25日 13:00
  • 環境
  • 美容、ファッション

会社概要

商号
株式会社 彩ユニオン(カブシキガイシャサイユニオン)
代表者
澤井 和與(サワイ カズオキ)
所在地
〒604-8162
京都府中京区七観音町630 読売京都ビル10階
TEL
075-252-2321
業種
デザイン・イベント
上場先
未上場
従業員数
500名未満
会社HP
https://saiunion.co.jp/

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