株式会社セレス(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:都木 聡、証券コード:3696、以下セレス)の出資先であるシビラ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役 藤井 隆嗣、以下シビラ)は、株式会社電通グループ(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、証券コード4324、以下電通グループ)と6月8日にWeb3.0※1時代における新たな情報流通インフラ構築・普及に向けての協業において資本業務提携することに合意し、当社も追加出資いたしましたのでお知らせいたします。
近年、欧州GDPRを始めとする個人情報の取扱いに関する規制強化に伴いW3C※2などの標準化団体はセキュリティと利便性を両立するWeb3.0時代の標準規格(DIDs※3、Verifiable Credentials※4、WebAuthn(FIDO2※5) )等の策定が進められています。また、NFT(Non-fungible token)も注目されており、アプリケーションデベロッパーや一般ユーザーがブロックチェーン上のトークンを扱うには、秘密鍵やウォレットなどの専門知識やブロックチェーン利用料支払いのために暗号資産を保有している必要など一般社会への普及には様々な課題があります。
シビラは、これまで独自ブロックチェーンの開発や数多くのブロックチェーン技術を用いたプロジェクトに参加した実績を有しています。これらを背景にシビラは、Web 3.0 を構成する標準規格やブロックチェーンについての専門知識を持たない開発者やエンドユーザーがデジタルアセット(Verifiable Credential、NFT)等を扱うことをサポートするID as a Service「dAuth」を開発しました。
セレスは、スマートフォン向けインターネットメディアを企画・開発し運営することを主業としており、現金や電子マネー等に交換可能なポイントサービスを運営しております。そのポイントは一種の仮想通貨(トークン)と定義しており、グローバルに普及が進む暗号資産(トークン)・ブロックチェーン技術とは非常に親和性が高いと考えております。非現金決済社会(≒トークンエコノミー)が進む中で、当社では暗号資産販売所「CoinTrade」を運営している連結子会社の株式会社マーキュリーと、持分法適用関連会社である国内大手暗号資産取引所のビットバンク株式会社にて、暗号資産・ブロックチェーン関連事業を展開しております。
セレスは、Web3.0に関する技術及びブロックチェーン技術と実績を有するシビラと資本業務提携することにより、「モッピー」や「CoinTrade」などをブロックチェーン市場とこれまで関わりのなかった一般ユーザーでも簡単にデジタルアセットを使用できるようにし、Web3.0の普及が前提となるトークンエコノミーを発展させ、当社の暗号資産・ブロックチェーン関連事業を推進してまいります。
セレスでは今後も、暗号資産・ブロックチェーン関連事業をはじめとしてインターネット上の価値を現実世界の価値へと転換するサービスを展開し、皆様の豊かな生活の実現を図るため、様々なサービスを継続してまいります。
※1 Web3.0:データに対するアクセス権・所有権を自己主権型で管理する SSI の考え方に則り、デジタル資産を軸にアイデンティティ構築を行う、価値のインターネット。
※2 W3C:WWW(World Wide Web)で使用される各種技術の標準化を推進するために設立された標準化団体。HTTP や HTMLなど、昨今のインターネットの規格を策定してきた実績がある。
※3 DIDs:デジタルアイデンティティ識別子のプロトコル。第三者の助力なしで検証可能な分散型デジ
タルアイデンティティの構築を可能にするための識別子の仕様を定義する。
※4 Verifiable Credentials:デジタルアイデンティティ証明のプロトコル。オンラインで検証可能な
デジタル個人情報を実現するための証明データの仕様を定義する。
※5 FIDO2:パスワードレスオンライン認証のプロトコル。公開鍵暗号をベースとした安全かつ利便性
の高い認証方式を実現するため、生体認証機能などを備えた外部認証器とのインターフェースや
Web ブラウザに実装される API(WebAuthentication API)の仕様を定義する。
■シビラ会社概要
会社名:シビラ株式会社
代表者:代表取締役 藤井 隆嗣
所在地:大阪府大阪市北区曽根崎新地1丁目13番22号 御堂筋フロンティア
URL:https://sivira.co/index-ja.html
■セレス 会社概要
会社名:株式会社セレス
代表者:代表取締役社長 都木 聡
所在地:東京都世田谷区用賀四丁目 10 番1号 世田谷ビジネススクエア タワー24F
URL:https://ceres-inc.jp/