戎光祥出版株式会社(東京都千代田区/代表取締役:伊藤光祥)は、『南北朝武将列伝 北朝編』(編者:亀田俊和・杉山一弥)を2021年5月25日に発売いたします。
鎌倉幕府滅亡に伴う混乱のなか、南北両朝に分かれて約60年の長きにわたって争われた南北朝内乱は、それまでの常識や価値観を破壊する激動の時代の幕開けともなりました。そのなかで、北朝を支えた室町幕府方には、足利尊氏、高師直、京極道誉など魅力的な武将たちが数多く登場します。
彼らはこれまで皇国史観の下〝逆賊〟といった評価もなされてきましたが、最新の研究により、新たな姿が見えてきました。
本書では気鋭の研究者16名が筆を執り、魅力溢れる武将たちの熱き生きざまと熾烈を極めた南朝方との戦いの実像を解き明かします。南北朝時代の魅力が詰まった1冊です。
【本書のポイント】
・『観応の擾乱』(中公新書)のヒットで話題の亀田俊和氏など、南北朝時代研究の第一人者が執筆しています。
・足利尊氏、高師直ら全国的に活躍した有名武将だけでなく、将軍を支えた足利一門、小笠原貞宗、島津貞久といった地方で活躍した武将など全53武将を掲載しました。
・軍記物である『太平記』や後世の伝承などをもとに、イメージ先行で語られてきた武将たちの動向を当時の史料から見つめ直すことで、縁故、野心、打算、利己心など、武将たちが北朝方に投じたリアルな実像を活写しています。
【目次】
第一部 東国武将編
足利基氏―東国の安定に尽くした初代鎌倉公方 杉山一弥
高師冬―常陸攻略で活躍した関東執事 杉山一弥
畠山国清―伊豆に散った薩埵山体制の功労者 杉山一弥
上杉憲顕―上杉一族繁栄の礎を築いた重鎮 駒見敬祐
岩松直国―尊氏と直義の間で揺れ動く新田一族 駒見敬祐
河越直重―平一揆を束ねる武蔵武士の名門 駒見敬祐
足利氏満―鎌倉府の勢力拡大に成功した二代公方 石橋一展
宇都宮氏綱―初期の鎌倉府を支えた「薩埵山体制」の柱石 石橋一展
小山義政―鎌倉府と対峙し続けた不屈の闘将 石橋一展
吉良貞義・満義・貞家―尊氏に蹶起を促した一門の長老 谷口雄太
小笠原貞宗・政長・長基―内乱に翻弄された信濃守護家 花岡康隆
桃井直常―一貫して忠誠を尽くした熱烈な直義党 亀田俊和
土岐頼遠―猛将のたった一度の過ち 木下聡
土岐頼康―美濃・尾張・伊勢を押さえる東海の雄 木下聡
第二部 西国武将編
足利尊氏―室町幕府を樹立した南北朝時代の覇者 亀田俊和
足利直義―兄との対決に惑う幕府軍総司令官 田中誠
足利直冬―必然ではなかった父尊氏との対決 花田卓司
足利義詮―幕府を軌道に乗せた二代将軍 田中誠
高師直―権勢無双を極めた初代幕府執事 山田敏恭
高師泰―兄師直に劣らぬ軍事的才覚 山田敏恭
石橋和義―栄光と挫折を一身に味わった一門の名門 谷口雄太
斯波高経・義将―室町幕府重職・三管領家筆頭への道 谷口雄太
六角氏頼―近江守護の礎を築いた佐々木氏惣領 新谷和之
京極道誉―尊氏・義詮の信任厚い〝バサラ大名〟 新谷和之
仁木頼章―尊氏を補佐し責務を全うした執事 亀田俊和
仁木義長―〝勇士〟と称えられた歴戦の猛将 亀田俊和
細川和氏・頼春―管領・守護家につながる細川氏嫡流 川口成人
細川顕氏・直俊・定禅・皇海―細川氏の繁栄を象徴する四兄弟 川口成人
細川清氏―初期幕府屈指の叩き上げの武闘派 亀田俊和
細川頼之―義満を支え細川氏繁栄の礎を築いた管領 川口成人
赤松円心・則祐―室町幕府樹立最大の功労者 花田卓司
山名時氏・師義―大勢力を築いた中国地方の重鎮 伊藤大貴
武田信武―尊氏に忠義を尽くした武田家中興の祖 花田卓司
大内義弘―幕府体制の安定化に貢献した西国の雄 松井直人
一色範氏・直氏―九州統治を担った鎮西管領 小澤尚平
少弐頼尚・冬資―征西府と対峙する九州北部幕府方の中心 小澤尚平
今川了俊―強硬姿勢で九州制圧を進めた鎮西探題 新名一仁
畠山直顕―国大将と守護をつとめた日向攻略の責任者 新名一仁
島津貞久・氏久―三ヶ国守護を保持する南九州の重鎮 新名一仁
【商品情報】
書名:『南北朝武将列伝 北朝編』
編者:亀田俊和・杉山一弥
定価:2,700円+税
ISBN:978-4-86403-381-7
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/595/
【編者紹介】
亀田俊和(かめだ・としたか)
1973年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。
現在、国立台湾大学日本語文学系助理教授。
主な著作に、『室町幕府管領施行システムの研究』(思文閣出版、2013年)、『南朝の真実』(吉川弘文館、2014年)、『高師直』(吉川弘文館、2015年)、『高一族と南北朝内乱』(戎光祥出版、2016年)、『足利直義』(ミネルヴァ書房、2016年)、『征夷大将軍・護良親王』(戎光祥出版、2017年)、『観応の擾乱』(中央公論新社、2017年)などがある。
杉山一弥(すぎやま・かずや)
1973年生まれ。國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期単位取得満期退学。博士(歴史学)。
現在、國學院大學文学部兼任講師・早稲田大学文学部非常勤講師。
主な著作に、『室町幕府の東国政策』(思文閣出版、2014年)、『室町遺文』関東編・第一巻~第三巻(共編、東京堂出版、2018~2020年、続刊中)、『図説 鎌倉府』(編著、戎光祥出版、2019年)、『中世史講義【戦乱篇】』(共著、筑摩書房、2020年)などがある。
【会社概要】
社名:戎光祥出版株式会社
代表:代表取締役 伊藤光祥
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
ホームページ:https://www.ebisukosyo.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/ebisukosyo
Facebook:https://www.facebook.com/774833955871080/
彼らはこれまで皇国史観の下〝逆賊〟といった評価もなされてきましたが、最新の研究により、新たな姿が見えてきました。
本書では気鋭の研究者16名が筆を執り、魅力溢れる武将たちの熱き生きざまと熾烈を極めた南朝方との戦いの実像を解き明かします。南北朝時代の魅力が詰まった1冊です。
【本書のポイント】
・『観応の擾乱』(中公新書)のヒットで話題の亀田俊和氏など、南北朝時代研究の第一人者が執筆しています。
・足利尊氏、高師直ら全国的に活躍した有名武将だけでなく、将軍を支えた足利一門、小笠原貞宗、島津貞久といった地方で活躍した武将など全53武将を掲載しました。
・軍記物である『太平記』や後世の伝承などをもとに、イメージ先行で語られてきた武将たちの動向を当時の史料から見つめ直すことで、縁故、野心、打算、利己心など、武将たちが北朝方に投じたリアルな実像を活写しています。
【目次】
第一部 東国武将編
足利基氏―東国の安定に尽くした初代鎌倉公方 杉山一弥
高師冬―常陸攻略で活躍した関東執事 杉山一弥
畠山国清―伊豆に散った薩埵山体制の功労者 杉山一弥
上杉憲顕―上杉一族繁栄の礎を築いた重鎮 駒見敬祐
岩松直国―尊氏と直義の間で揺れ動く新田一族 駒見敬祐
河越直重―平一揆を束ねる武蔵武士の名門 駒見敬祐
足利氏満―鎌倉府の勢力拡大に成功した二代公方 石橋一展
宇都宮氏綱―初期の鎌倉府を支えた「薩埵山体制」の柱石 石橋一展
小山義政―鎌倉府と対峙し続けた不屈の闘将 石橋一展
吉良貞義・満義・貞家―尊氏に蹶起を促した一門の長老 谷口雄太
小笠原貞宗・政長・長基―内乱に翻弄された信濃守護家 花岡康隆
桃井直常―一貫して忠誠を尽くした熱烈な直義党 亀田俊和
土岐頼遠―猛将のたった一度の過ち 木下聡
土岐頼康―美濃・尾張・伊勢を押さえる東海の雄 木下聡
第二部 西国武将編
足利尊氏―室町幕府を樹立した南北朝時代の覇者 亀田俊和
足利直義―兄との対決に惑う幕府軍総司令官 田中誠
足利直冬―必然ではなかった父尊氏との対決 花田卓司
足利義詮―幕府を軌道に乗せた二代将軍 田中誠
高師直―権勢無双を極めた初代幕府執事 山田敏恭
高師泰―兄師直に劣らぬ軍事的才覚 山田敏恭
石橋和義―栄光と挫折を一身に味わった一門の名門 谷口雄太
斯波高経・義将―室町幕府重職・三管領家筆頭への道 谷口雄太
六角氏頼―近江守護の礎を築いた佐々木氏惣領 新谷和之
京極道誉―尊氏・義詮の信任厚い〝バサラ大名〟 新谷和之
仁木頼章―尊氏を補佐し責務を全うした執事 亀田俊和
仁木義長―〝勇士〟と称えられた歴戦の猛将 亀田俊和
細川和氏・頼春―管領・守護家につながる細川氏嫡流 川口成人
細川顕氏・直俊・定禅・皇海―細川氏の繁栄を象徴する四兄弟 川口成人
細川清氏―初期幕府屈指の叩き上げの武闘派 亀田俊和
細川頼之―義満を支え細川氏繁栄の礎を築いた管領 川口成人
赤松円心・則祐―室町幕府樹立最大の功労者 花田卓司
山名時氏・師義―大勢力を築いた中国地方の重鎮 伊藤大貴
武田信武―尊氏に忠義を尽くした武田家中興の祖 花田卓司
大内義弘―幕府体制の安定化に貢献した西国の雄 松井直人
一色範氏・直氏―九州統治を担った鎮西管領 小澤尚平
少弐頼尚・冬資―征西府と対峙する九州北部幕府方の中心 小澤尚平
今川了俊―強硬姿勢で九州制圧を進めた鎮西探題 新名一仁
畠山直顕―国大将と守護をつとめた日向攻略の責任者 新名一仁
島津貞久・氏久―三ヶ国守護を保持する南九州の重鎮 新名一仁
【商品情報】
書名:『南北朝武将列伝 北朝編』
編者:亀田俊和・杉山一弥
定価:2,700円+税
ISBN:978-4-86403-381-7
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/595/
【編者紹介】
亀田俊和(かめだ・としたか)
1973年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。
現在、国立台湾大学日本語文学系助理教授。
主な著作に、『室町幕府管領施行システムの研究』(思文閣出版、2013年)、『南朝の真実』(吉川弘文館、2014年)、『高師直』(吉川弘文館、2015年)、『高一族と南北朝内乱』(戎光祥出版、2016年)、『足利直義』(ミネルヴァ書房、2016年)、『征夷大将軍・護良親王』(戎光祥出版、2017年)、『観応の擾乱』(中央公論新社、2017年)などがある。
杉山一弥(すぎやま・かずや)
1973年生まれ。國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期単位取得満期退学。博士(歴史学)。
現在、國學院大學文学部兼任講師・早稲田大学文学部非常勤講師。
主な著作に、『室町幕府の東国政策』(思文閣出版、2014年)、『室町遺文』関東編・第一巻~第三巻(共編、東京堂出版、2018~2020年、続刊中)、『図説 鎌倉府』(編著、戎光祥出版、2019年)、『中世史講義【戦乱篇】』(共著、筑摩書房、2020年)などがある。
【会社概要】
社名:戎光祥出版株式会社
代表:代表取締役 伊藤光祥
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
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