スマートフォンを利用して展示解説などを楽しめるミュージアム向け無料ガイドアプリ「ポケット学芸員」(開発元:早稲田システム開発株式会社(東京都新宿区)のサービスが、4月1日に新宿区立漱石山房記念館(東京都新宿区)に導入されましたので、本日4月21日に発表いたします。
■導入の背景とポケット学芸員選定理由
新宿区立漱石山房記念館では、多様なニーズに対応し、来館者の利便性の向上を図るため記念館の活動や展示情報の充実といった積極的な情報発信を行っており、さらなる情報発信強化を検討していました。また、新型コロナウィルス感染症の影響で、ギャラリートークや展示解説など対面型のガイドを中止せざるを得ない状況となったため、既存の音声ガイドの需要の増加が見込まれ、システムの感染防止対策を検討することが必要となりました。そこで、それらの課題を解決するため、スマートフォンアプリによる情報発信を行うことになりました。「ポケット学芸員」は、利用中の収蔵品管理システムに付随する機能であるため導入コストがかからないことも理由のひとつですが、配信するデータの入力等を委託することなく自前ででき、配信コンテンツの変更等が容易であることから、今後も自館で活用できると評価され、採用に至りました。
■配信コンテンツの特徴
今回は、記念館で無料貸出している、「音声ガイド」専用機器と同じ内容を配信しています。来館者はご自身のスマートフォンで「ポケット学芸員」を使ってガイドを利用できるだけでなく、スマートフォンを持たない人は従前どおり専用機器で利用できるようになっています。
■新宿区立漱石山房記念館について
夏目漱石は、新宿で生まれ育ち、晩年の9年間を「漱石山房」と呼ばれた新宿区早稲田南町の家で暮らしました。漱石山房と呼ばれたこの場所では、『三四郎』『こころ』『道草』などの数々の代表作が執筆され、「木曜会」と呼ばれる文学サロンが開かれていました。当館は、この跡地に2017年にできたミュージアムです。夏目漱石と新宿、漱石の生涯、漱石作品の世界、漱石を取り巻く人々、漱石と俳句、漱石と書画などのテーマについて紹介する通常展示のほか、新宿区が所蔵する草稿や書簡、初版本などの資料も展示公開しています。また、1階では「漱石山房」の一部が再現展示されていて、書斎や弟子たちと交流した客間、ベランダ式回廊など、当時の様子を想像しながら鑑賞を楽しむことができます。漱石作品や関連図書を読みながら、漱石にちなんだオリジナルメニューを楽しむことができるカフェも併設されていて、ゆっくりと文学に浸ることができるミュージアムです。
■ポケット学芸員の概要
「ポケット学芸員」は、スマートフォンを利用して展示解説を閲覧・視聴できるガイドアプリです。ひとつのアプリを複数のミュージアムで共用的に使える点が特徴で、スマートフォンにインストールしておけば、全国のサービス実施館で展示ガイドを利用することができます。
ガイド内容は、それぞれの博物館・美術館が独自に工夫して制作する仕組みを採用。館によってテキスト画面だけでなく写真や動画、音声など多様なスタイルで情報が配信されています。
アプリホームページ : http://welcome.mapps.ne.jp/pocket
アプリのFacebookページ : https://www.facebook.com/pocketcurator/?fref=ts
<2021年3月時点でサービス提供中および提供予定のミュージアム>
北海道博物館/北海道開拓の村/札幌芸術の森野外美術館/サッポロピリカコタン/だて歴史文化ミュージアム/史跡北黄金貝塚講演/八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館/八戸市博物館/史跡根城の広場/岩手県立博物館/諸橋近代美術館/ミュージアムパーク茨城県自然博物館/予科練平和記念館/徳川ミュージアム/飯能市立博物館 きっとす/埼玉県立近代美術館/造幣さいたま博物館/浦安市郷土博物館/世田谷区立郷土資料館/世田谷区立岡本公園民家園/世田谷区立次大夫堀公園民家園/くにたち郷土文化館/慶應義塾大学/賀川豊彦記念松沢資料館/福生市郷土資料室/北区飛鳥山博物館/紙の博物館/昭和館/船の科学館/消防博物館/郷さくら美術館/青梅市郷土博物館/神奈川県立歴史博物館/大和市つる舞の里歴史資料館/あつぎ郷土博物館/小林古径記念美術館/小松市立博物館/福井市立郷土歴史博物館/名勝養浩館庭園/福井県立歴史博物館/福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館/敦賀市立博物館/髙橋まゆみ人形館/長野市立博物館/松本市時計博物館/松本市山と自然博物館/日本童画美術館 イルフ童画館/窪田空穂記念館/松本市立博物館/岐阜県博物館/刈谷市歴史博物館/多治見市モザイクタイルミュージアム/中津川市鉱物博物館/史跡草津宿本陣/草津市立草津宿街道交流館/逸翁美術館/小林一三記念館/大阪市立東洋陶磁美術館/大阪市立科学館/造幣博物館/神戸ビーフ館/但馬牛博物館/姫路市立美術館/造幣局広島支局造幣展示室/松江歴史館/松江ホーランエンヤ伝承館/島根県立美術館/ふくやま文学館/中原中也記念館/萩博物館/香川県立ミュージアム/瀬戸内海歴史民俗資料館/高松市讃岐国分寺跡資料館/特別史跡讃岐国分寺跡史跡公園/高松市美術館/高松市公文書館/上島町岩城郷土館/高知県立美術館/高知県立歴史民俗資料館/横山隆一記念まんが館/福岡アジア美術館/北九州市立文学館/北九州市立いのちのたび博物館/佐賀県立博物館・美術館/佐賀県多久市/長崎歴史文化博物館/熊本県立美術館/熊本博物館/熊本県立装飾古墳館/臼杵市歴史資料館/種子島開発総合センター「鉄砲館」/鹿児島県歴史・美術センター黎明館/鹿児島県立博物館/かごしま環境未来館/天城町歴史文化産業科学資料センター「ユイの館」/
ポケット学芸員は、 Google Play/App Storeにて、無料でダウンロードいただけます。「ポケット学芸員」と検索してください。 本リリースをスマートフォンでご覧いただいている方は、以下URLからもダウンロードいただけます。
iOS: https://itunes.apple.com/jp/app/pocket-curator/id1088763931?mt=8
Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.waseda.pocket.curator
(推奨OS :android 5.0以上 iOS 10.0以上)
【導入館】
新宿区立漱石山房記念館
〒162-0043 新宿区早稲田南町7
電話 : 03-3205-0209
https://soseki-museum.jp/
【ポケット学芸員の導入について】
新宿区文化観光産業部文化観光課文化資源係
電話 : 03-5273-4126
新宿区立漱石山房記念館では、多様なニーズに対応し、来館者の利便性の向上を図るため記念館の活動や展示情報の充実といった積極的な情報発信を行っており、さらなる情報発信強化を検討していました。また、新型コロナウィルス感染症の影響で、ギャラリートークや展示解説など対面型のガイドを中止せざるを得ない状況となったため、既存の音声ガイドの需要の増加が見込まれ、システムの感染防止対策を検討することが必要となりました。そこで、それらの課題を解決するため、スマートフォンアプリによる情報発信を行うことになりました。「ポケット学芸員」は、利用中の収蔵品管理システムに付随する機能であるため導入コストがかからないことも理由のひとつですが、配信するデータの入力等を委託することなく自前ででき、配信コンテンツの変更等が容易であることから、今後も自館で活用できると評価され、採用に至りました。
■配信コンテンツの特徴
今回は、記念館で無料貸出している、「音声ガイド」専用機器と同じ内容を配信しています。来館者はご自身のスマートフォンで「ポケット学芸員」を使ってガイドを利用できるだけでなく、スマートフォンを持たない人は従前どおり専用機器で利用できるようになっています。
■新宿区立漱石山房記念館について
夏目漱石は、新宿で生まれ育ち、晩年の9年間を「漱石山房」と呼ばれた新宿区早稲田南町の家で暮らしました。漱石山房と呼ばれたこの場所では、『三四郎』『こころ』『道草』などの数々の代表作が執筆され、「木曜会」と呼ばれる文学サロンが開かれていました。当館は、この跡地に2017年にできたミュージアムです。夏目漱石と新宿、漱石の生涯、漱石作品の世界、漱石を取り巻く人々、漱石と俳句、漱石と書画などのテーマについて紹介する通常展示のほか、新宿区が所蔵する草稿や書簡、初版本などの資料も展示公開しています。また、1階では「漱石山房」の一部が再現展示されていて、書斎や弟子たちと交流した客間、ベランダ式回廊など、当時の様子を想像しながら鑑賞を楽しむことができます。漱石作品や関連図書を読みながら、漱石にちなんだオリジナルメニューを楽しむことができるカフェも併設されていて、ゆっくりと文学に浸ることができるミュージアムです。
■ポケット学芸員の概要
「ポケット学芸員」は、スマートフォンを利用して展示解説を閲覧・視聴できるガイドアプリです。ひとつのアプリを複数のミュージアムで共用的に使える点が特徴で、スマートフォンにインストールしておけば、全国のサービス実施館で展示ガイドを利用することができます。
ガイド内容は、それぞれの博物館・美術館が独自に工夫して制作する仕組みを採用。館によってテキスト画面だけでなく写真や動画、音声など多様なスタイルで情報が配信されています。
アプリホームページ : http://welcome.mapps.ne.jp/pocket
アプリのFacebookページ : https://www.facebook.com/pocketcurator/?fref=ts
<2021年3月時点でサービス提供中および提供予定のミュージアム>
北海道博物館/北海道開拓の村/札幌芸術の森野外美術館/サッポロピリカコタン/だて歴史文化ミュージアム/史跡北黄金貝塚講演/八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館/八戸市博物館/史跡根城の広場/岩手県立博物館/諸橋近代美術館/ミュージアムパーク茨城県自然博物館/予科練平和記念館/徳川ミュージアム/飯能市立博物館 きっとす/埼玉県立近代美術館/造幣さいたま博物館/浦安市郷土博物館/世田谷区立郷土資料館/世田谷区立岡本公園民家園/世田谷区立次大夫堀公園民家園/くにたち郷土文化館/慶應義塾大学/賀川豊彦記念松沢資料館/福生市郷土資料室/北区飛鳥山博物館/紙の博物館/昭和館/船の科学館/消防博物館/郷さくら美術館/青梅市郷土博物館/神奈川県立歴史博物館/大和市つる舞の里歴史資料館/あつぎ郷土博物館/小林古径記念美術館/小松市立博物館/福井市立郷土歴史博物館/名勝養浩館庭園/福井県立歴史博物館/福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館/敦賀市立博物館/髙橋まゆみ人形館/長野市立博物館/松本市時計博物館/松本市山と自然博物館/日本童画美術館 イルフ童画館/窪田空穂記念館/松本市立博物館/岐阜県博物館/刈谷市歴史博物館/多治見市モザイクタイルミュージアム/中津川市鉱物博物館/史跡草津宿本陣/草津市立草津宿街道交流館/逸翁美術館/小林一三記念館/大阪市立東洋陶磁美術館/大阪市立科学館/造幣博物館/神戸ビーフ館/但馬牛博物館/姫路市立美術館/造幣局広島支局造幣展示室/松江歴史館/松江ホーランエンヤ伝承館/島根県立美術館/ふくやま文学館/中原中也記念館/萩博物館/香川県立ミュージアム/瀬戸内海歴史民俗資料館/高松市讃岐国分寺跡資料館/特別史跡讃岐国分寺跡史跡公園/高松市美術館/高松市公文書館/上島町岩城郷土館/高知県立美術館/高知県立歴史民俗資料館/横山隆一記念まんが館/福岡アジア美術館/北九州市立文学館/北九州市立いのちのたび博物館/佐賀県立博物館・美術館/佐賀県多久市/長崎歴史文化博物館/熊本県立美術館/熊本博物館/熊本県立装飾古墳館/臼杵市歴史資料館/種子島開発総合センター「鉄砲館」/鹿児島県歴史・美術センター黎明館/鹿児島県立博物館/かごしま環境未来館/天城町歴史文化産業科学資料センター「ユイの館」/
ポケット学芸員は、 Google Play/App Storeにて、無料でダウンロードいただけます。「ポケット学芸員」と検索してください。 本リリースをスマートフォンでご覧いただいている方は、以下URLからもダウンロードいただけます。
iOS: https://itunes.apple.com/jp/app/pocket-curator/id1088763931?mt=8
Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.waseda.pocket.curator
(推奨OS :android 5.0以上 iOS 10.0以上)
【導入館】
新宿区立漱石山房記念館
〒162-0043 新宿区早稲田南町7
電話 : 03-3205-0209
https://soseki-museum.jp/
【ポケット学芸員の導入について】
新宿区文化観光産業部文化観光課文化資源係
電話 : 03-5273-4126