株式会社ホーム社は、2021年3月26日(金)に村山由佳の最新エッセイ『命とられるわけじゃない』を発売いたします。
NHK『ネコメンタリー』『猫がいなけりゃ息もできない』で知られる最愛の猫〈もみじ〉を看取ってから1年後、平成最後の春。確執の深かった母を亡くした著者は、葬儀で1匹の猫と出会う。その小さな猫が、止まっていた時間をふたたび動かして……。
ホーム社文芸図書WEBサイト「HB」(https://hb.homesha.co.jp/)での連載時も大きな反響を集めた、今がしんどい人、老いゆく心身に向き合う人、大切なものを失った人、親との関係に悩む人、そして猫を愛するすべての人におすすめしたい1冊です。
NHK『ネコメンタリー』『猫がいなけりゃ息もできない』で知られる最愛の猫〈もみじ〉を看取ってから1年後、平成最後の春。確執の深かった母を亡くした著者は、葬儀で1匹の猫と出会う。その小さな猫が、止まっていた時間をふたたび動かして……。
ホーム社文芸図書WEBサイト「HB」(https://hb.homesha.co.jp/)での連載時も大きな反響を集めた、今がしんどい人、老いゆく心身に向き合う人、大切なものを失った人、親との関係に悩む人、そして猫を愛するすべての人におすすめしたい1冊です。
【内容紹介】
今はたとえ辛くとも、一日また一日をどうにかやり過ごして生きてさえいれば、
その先で、思いもよらなかった恩寵が与えられることだってあるのだ――。
理想の田舎暮らしを出奔し、東京暮らしから軽井沢へ。激しい恋愛や作家としての飛躍を経て、二度目の離婚。最愛の父と猫を相次いで亡くし……波乱万丈な半生から、今たどりついた「地に足のついた幸せ」の境地とは。
「若さはそれだけで美しく尊いけれども、だからといって若いばかりが能じゃない」
「〈後悔〉と〈愛惜〉とは別のものだ」「愛情は、限られた食糧ではない」
「譲れないことも、許せないことも、人生に一つか二つあれば充分」
「どれほどしんどく思えても、生きてゆく途上で起こるたいていのことは、そう――とりあえず、〈命とられるわけじゃない〉のだ」
……など、経験からつむぎだされた優しい箴言が随所に光る。
【目次】
はじめに
1 雪も桜も舞い落ちて
心の穴ぼこ/長い散歩/三度目の/春にゆく/生活の実感/対面
2 別れが出会いを連れてくる
再会/もの言う瞳/なつかしい重み/お願い/神さま/うちの子に/命名/もみじのおかげ/もみじのしわざ
3 偶然という名の
説明のつかないこと/〈後悔〉と〈愛惜〉/愛情は限られた食糧ではない/執筆と庭いじりと/平成最後の日
4 人の子のかわりでなく
令和最初の日/難産/二匹目/三匹目/きっと、いたずら/再び、命名/母性神話と猫
5 愛を注ぐ器
「ま、ええではナイカ」/生きものとの契約/命とられるわけじゃない
おわりに──銀次の言いぶん
本書に登場した猫たち
今はたとえ辛くとも、一日また一日をどうにかやり過ごして生きてさえいれば、
その先で、思いもよらなかった恩寵が与えられることだってあるのだ――。
理想の田舎暮らしを出奔し、東京暮らしから軽井沢へ。激しい恋愛や作家としての飛躍を経て、二度目の離婚。最愛の父と猫を相次いで亡くし……波乱万丈な半生から、今たどりついた「地に足のついた幸せ」の境地とは。
「若さはそれだけで美しく尊いけれども、だからといって若いばかりが能じゃない」
「〈後悔〉と〈愛惜〉とは別のものだ」「愛情は、限られた食糧ではない」
「譲れないことも、許せないことも、人生に一つか二つあれば充分」
「どれほどしんどく思えても、生きてゆく途上で起こるたいていのことは、そう――とりあえず、〈命とられるわけじゃない〉のだ」
……など、経験からつむぎだされた優しい箴言が随所に光る。
【目次】
はじめに
1 雪も桜も舞い落ちて
心の穴ぼこ/長い散歩/三度目の/春にゆく/生活の実感/対面
2 別れが出会いを連れてくる
再会/もの言う瞳/なつかしい重み/お願い/神さま/うちの子に/命名/もみじのおかげ/もみじのしわざ
3 偶然という名の
説明のつかないこと/〈後悔〉と〈愛惜〉/愛情は限られた食糧ではない/執筆と庭いじりと/平成最後の日
4 人の子のかわりでなく
令和最初の日/難産/二匹目/三匹目/きっと、いたずら/再び、命名/母性神話と猫
5 愛を注ぐ器
「ま、ええではナイカ」/生きものとの契約/命とられるわけじゃない
おわりに──銀次の言いぶん
本書に登場した猫たち
猫たちや軽井沢暮らしの写真を多数収録。
味わい深い著者直筆コメントも必見。
[著者プロフィール]
村山由佳(むらやま・ゆか)
1964年東京都生まれ。立教大学卒業。 93年『天使の卵─エンジェルス・エッグ─』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞を受賞。2021年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。『放蕩記』『ミルク・アンド・ハニー』『猫がいなけりゃ息もできない』『もみじの言いぶん』など著書多数。
【書誌情報】
書名:『命とられるわけじゃない』
著者:村山由佳
発売日:2021年3月26日(金)
定価:本体1,500円+税
体裁:四六判ソフトカバー 240P+カラー口絵4P
発行:ホーム社/発売:集英社
ISBN978-4-8342-5345-0
[電子書籍版は4月配信予定]
村山由佳(むらやま・ゆか)
1964年東京都生まれ。立教大学卒業。 93年『天使の卵─エンジェルス・エッグ─』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞を受賞。2021年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。『放蕩記』『ミルク・アンド・ハニー』『猫がいなけりゃ息もできない』『もみじの言いぶん』など著書多数。
【書誌情報】
書名:『命とられるわけじゃない』
著者:村山由佳
発売日:2021年3月26日(金)
定価:本体1,500円+税
体裁:四六判ソフトカバー 240P+カラー口絵4P
発行:ホーム社/発売:集英社
ISBN978-4-8342-5345-0
[電子書籍版は4月配信予定]