コミュニケーションスクール「コミュトレ」を運営している株式会社アイソルート(代表取締役野田雄彦、以下「当社」)は、立命館大学 教育開発推進機構 教授・藤本学先生の「対人コミュニケーション」の研究から生み出された「コミュニケーション・スキル尺度ENDCOREs」(以下「エンドコアズ」)を用いたアンケート調査を実施しました。
藤本先生の「エンドコアズ」では、全24問の質問項目の結果から、「自己統制」「表現力」「読解力」「自己主張」「他者受容」「関係調整」の6スキルに対して、それぞれ7段階のスキル得点をつけてコミュニケーション能力を判定します。
7段階のスキル得点は「1-かなり苦手/2-苦手/3-やや苦手/4-ふつう/5-やや得意/6-得意/7-かなり得意」を基準としています。
以下は、調査期間2021年1月~3月の間に、当社Webサイト上にて、「ビジネススキル」学習に興味を持つ20代~40代の男女272名から回答を得たものです。
【調査結果】
1.スキル得点の平均値
272名の回答から「自己統制」「表現力」「読解力」「自己主張」「他者受容」「関係調整」の6スキルの平均値、および、24問の質問項目ごとの平均値を算出し、傾向を分析しました。
1-1.6スキルの平均値
平均値の最高得点は7、最低得点は1です。
【調査結果】
1.スキル得点の平均値
272名の回答から「自己統制」「表現力」「読解力」「自己主張」「他者受容」「関係調整」の6スキルの平均値、および、24問の質問項目ごとの平均値を算出し、傾向を分析しました。
1-1.6スキルの平均値
平均値の最高得点は7、最低得点は1です。
今回の調査で、最も高い平均値となったのは「他者受容」の4.75でした。次いで高い平
均値は「自己統制」の4.0となりました。一方で最も低い平均値は「自己主張」の2.94、次いで低い平均値は「表現力」の3.14でした。
1-2.24問の質問項目ごとの平均値
平均値の最高得点は7、最低得点は1です。
均値は「自己統制」の4.0となりました。一方で最も低い平均値は「自己主張」の2.94、次いで低い平均値は「表現力」の3.14でした。
1-2.24問の質問項目ごとの平均値
平均値の最高得点は7、最低得点は1です。
6スキルを細分化した24の質問項目では、「相手の意見や立場を尊重する」が最も高い平均値4.86でした。一方、最も低い平均値は「自分の考えを言葉でうまく表現する」の2.48となりました。
2.平均値から読み取れる傾向
今回の調査では、自分自身を抑える「自己統制」が6スキル中で最も高く、自己を表に出す<表出系>の「自己主張」「表現力」のスキルが低い傾向です。
一方、他者に対する<反応系>の「他者受容」「読解力」のスキルが高くなりました。
この結果から「空気を読む」力があり、「自分を抑え、他者を立てる」コミュニケーションを得意とする日本人ならではの国民性が読み取れます。
ビジネスシーンでは、「プレゼン」「スピーチ」「セールス」「交渉・折衝」など、自分の考えを正しく表現し、伝える場が数多くあるものの、スキル得点は低い傾向にあります。
3.スキル得点のデータ分布
さらに詳細にスキル得点(最高得点は7、最低得点は1)のデータの分布を分析すると、「自己主張」に関しては最も多く集まった回答(最頻値)が「2」(苦手)です。回答者の72%が「3」(やや苦手)以下です。「6」(得意)以上と答えた回答者は1%に留まっています。
質問項目「自分の考えを言葉でうまく表現する」に関しては最頻値が「2」です。スキル得点の分布を見ると81%が3以下であり、ほとんどの人が苦手意識を持っています。
前項目で最も高い平均得点を示した質問項目「相手の意見や立場を尊重する」は89%が「4」(普通)以上でした。
4.スキル得点の分布から読み取れる傾向
スキル得点の分布からは、多くの人が一般的な「話す力」(ノンバーバルコミュニケーションを含む)に苦手意識を持っている結果となりました。裏を返せば、「話す力」を強化することが、大きな競争力に繋がると推測されます。
(「ノンバーバルコミュニケーション」とは言葉によらない、非言語コミュニケーションのことです。今回はジェスチャーや態度、表情、声のトーンや大きさ、話すスピードや滑らかさも「話す力」に含んでいます)
【調査実施:コミュトレについて】
株式会社アイソルートが運営するコミュニケーションスクール「コミュトレ」では、日本のビジネスパーソンのコミュニケーション能力を向上させるべく、目的ごとに17種類のコースを設け、実践トレーニングを行ってきました。受講生は実際にキャリアアップや職場の人間関係向上など、一定の成果を上げています。
これまで測定困難だった「コミュニケーション能力」を数値化する、藤本先生の「エンドコアズ」を用いた調査は、当社のコミュニケーションスクール「コミュトレ」のトレーニングプログラムにとっても、大変有益でした。
「コミュトレ」では、既に2021年から、藤本先生の「エンドコアズ」の考え方を取り入れたトレーニングプログラムを実施しています。
会場トレーニング:東京、大阪、名古屋/オンライントレーニング:全国
2.平均値から読み取れる傾向
今回の調査では、自分自身を抑える「自己統制」が6スキル中で最も高く、自己を表に出す<表出系>の「自己主張」「表現力」のスキルが低い傾向です。
一方、他者に対する<反応系>の「他者受容」「読解力」のスキルが高くなりました。
この結果から「空気を読む」力があり、「自分を抑え、他者を立てる」コミュニケーションを得意とする日本人ならではの国民性が読み取れます。
ビジネスシーンでは、「プレゼン」「スピーチ」「セールス」「交渉・折衝」など、自分の考えを正しく表現し、伝える場が数多くあるものの、スキル得点は低い傾向にあります。
3.スキル得点のデータ分布
さらに詳細にスキル得点(最高得点は7、最低得点は1)のデータの分布を分析すると、「自己主張」に関しては最も多く集まった回答(最頻値)が「2」(苦手)です。回答者の72%が「3」(やや苦手)以下です。「6」(得意)以上と答えた回答者は1%に留まっています。
質問項目「自分の考えを言葉でうまく表現する」に関しては最頻値が「2」です。スキル得点の分布を見ると81%が3以下であり、ほとんどの人が苦手意識を持っています。
前項目で最も高い平均得点を示した質問項目「相手の意見や立場を尊重する」は89%が「4」(普通)以上でした。
4.スキル得点の分布から読み取れる傾向
スキル得点の分布からは、多くの人が一般的な「話す力」(ノンバーバルコミュニケーションを含む)に苦手意識を持っている結果となりました。裏を返せば、「話す力」を強化することが、大きな競争力に繋がると推測されます。
(「ノンバーバルコミュニケーション」とは言葉によらない、非言語コミュニケーションのことです。今回はジェスチャーや態度、表情、声のトーンや大きさ、話すスピードや滑らかさも「話す力」に含んでいます)
【調査実施:コミュトレについて】
株式会社アイソルートが運営するコミュニケーションスクール「コミュトレ」では、日本のビジネスパーソンのコミュニケーション能力を向上させるべく、目的ごとに17種類のコースを設け、実践トレーニングを行ってきました。受講生は実際にキャリアアップや職場の人間関係向上など、一定の成果を上げています。
これまで測定困難だった「コミュニケーション能力」を数値化する、藤本先生の「エンドコアズ」を用いた調査は、当社のコミュニケーションスクール「コミュトレ」のトレーニングプログラムにとっても、大変有益でした。
「コミュトレ」では、既に2021年から、藤本先生の「エンドコアズ」の考え方を取り入れたトレーニングプログラムを実施しています。
会場トレーニング:東京、大阪、名古屋/オンライントレーニング:全国