戎光祥出版株式会社(東京都千代田区/代表取締役:伊藤光祥)は、『南北朝武将列伝 南朝編』(編者:亀田俊和・生駒孝臣)を2021年2月12日に発売いたします。
鎌倉幕府滅亡に伴う混乱のなか、南北両朝に分かれて約60年の長きにわたって争われた南北朝内乱は、それまでの常識や価値観を破壊する激動の時代の幕開けともなりました。そのなかで、後醍醐天皇の子孫を首班とする南朝方には、楠木正成・新田義貞・北畠顕家など魅力的な武将たちが数多く登場します。
彼らはこれまで天皇に対する〝忠義〟のために戦った〝忠臣〟と評価されてきましたが、最新の研究により、〝忠臣〟だけでは片付けられない新たな姿が見えてきました。
本書では気鋭の研究者12名が筆を執り、魅力溢れる武将たちの熱き生きざまと熾烈を極めた北朝方との戦いの実像を解き明かします。南北朝時代の魅力が詰まった1冊です。
【本書のポイント】
・『観応の擾乱』(中公新書)のヒットで話題の亀田俊和氏など、南北朝時代研究の第一人者が執筆しています。
・楠木正成、新田義貞ら有名武将だけでなく、護良親王をはじめとする後醍醐天皇の皇子、千種忠顕といった公家武将など全31武将を掲載しました。話題の「北条時行」も収録しています。
・後世の伝承などをもとに、これまで〝忠臣〟というイメージで語られてきた武将たちの動向を当時の史料から見つめ直すことで、縁故、野心、打算、利己心など、武将たちが南朝方に投じたリアルな実像を活写しています。
【目次】
第一部 東国武将編
南部師行―陸奥将軍府で重用された八戸家当主 滝尻侑貴
南部政長―糠部を支配する北奥の雄 滝尻侑貴
北畠顕家―若くして散った悲劇の貴公子 亀田俊和
伊達行朝―北畠顕家とともに転戦した奥州軍の中心 駒見敬祐
結城宗広・親朝・親光―信任厚い南奥の名門 駒見敬祐
宇都宮公綱―〝坂東一の弓矢取〟と言われた名将 駒見敬祐
北畠親房―後醍醐・後村上を支えた南朝の指導者 大薮海
小田治久―親房を助けた常陸南朝方の名族 中根正人
春日顕国―東国に散った村上源氏の血流 中根正人
新田義貞―運命を決めた三つの選択 谷口雄太
新田義顕・義興・義宗―義貞の恐るべき子どもたち 谷口雄太
余録 新田嫡流を支えた脇屋義助・義治 谷口雄太
宗良親王―東国各地を転戦した後醍醐の分身 牡丹健一
北条時行―南朝に投じた北条氏嫡流 牡丹健一
諏訪直頼―小笠原氏打倒にかけた生涯 花岡康隆
第二部 西国武将編
護良親王―尊氏打倒に燃える悲劇の親王将軍 牡丹健一
楠木正成―後醍醐忠臣という虚像 生駒孝臣
楠木正行―〝悲劇の武将〟の実像 生駒孝臣
楠木正儀―〝南朝将軍〟の虚実 生駒孝臣
四条隆資―各地の南朝方と天皇を取り次ぐ公家武将 花田卓司
千種忠顕―六波羅を落とした官軍の総大将 花田卓司
名和長年―三木一草最後の生き残り 生駒孝臣
大内弘世―防長を支配した中国地方の重鎮 萩原大輔
懐良親王―九州を席捲した征西将軍府の首領 三浦龍昭
菊池武光―征西府軍の中心となった〝九州将軍〟 三浦龍昭
恵良惟澄―分裂した阿蘇大宮司家 三浦龍昭
【商品情報】
書名:『南北朝武将列伝 南朝編』
編者:亀田俊和・生駒孝臣
定価:2,700円+税
ISBN:978-4-86403-380-0
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/583/
【編者紹介】
亀田俊和(かめだ・としたか)
1973年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。
現在、国立台湾大学日本語文学系助理教授。
主な著作に、『室町幕府管領施行システムの研究』(思文閣出版、2013年)、『南朝の真実』(吉川弘文館、2014年)、『高師直』(吉川弘文館、2015年)、『高一族と南北朝内乱』(戎光祥出版、2016年)、『足利直義』(ミネルヴァ書房、2016年)、『征夷大将軍・護良親王』(戎光祥出版、2017年)、『観応の擾乱』(中央公論新社、2017年)などがある。
生駒孝臣(いこま・たかおみ)
1975年生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程日本史学専攻修了。博士(歴史学)。
現在、花園大学文学部専任講師。
主な著作に、『中世の畿内武士団と公武政権』(戎光祥出版、2014年)、『楠木正成・正行』(戎光祥出版、2017年)、「楠木正成は、本当に〈異端の武士〉だったのか?」(呉座勇一編『南朝研究の最前線』朝日新聞出版、2020年)などがある。
【会社概要】
社名:戎光祥出版株式会社
代表:代表取締役 伊藤光祥
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
ホームページ:https://www.ebisukosyo.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/ebisukosyo
Facebook:https://www.facebook.com/774833955871080/
彼らはこれまで天皇に対する〝忠義〟のために戦った〝忠臣〟と評価されてきましたが、最新の研究により、〝忠臣〟だけでは片付けられない新たな姿が見えてきました。
本書では気鋭の研究者12名が筆を執り、魅力溢れる武将たちの熱き生きざまと熾烈を極めた北朝方との戦いの実像を解き明かします。南北朝時代の魅力が詰まった1冊です。
【本書のポイント】
・『観応の擾乱』(中公新書)のヒットで話題の亀田俊和氏など、南北朝時代研究の第一人者が執筆しています。
・楠木正成、新田義貞ら有名武将だけでなく、護良親王をはじめとする後醍醐天皇の皇子、千種忠顕といった公家武将など全31武将を掲載しました。話題の「北条時行」も収録しています。
・後世の伝承などをもとに、これまで〝忠臣〟というイメージで語られてきた武将たちの動向を当時の史料から見つめ直すことで、縁故、野心、打算、利己心など、武将たちが南朝方に投じたリアルな実像を活写しています。
【目次】
第一部 東国武将編
南部師行―陸奥将軍府で重用された八戸家当主 滝尻侑貴
南部政長―糠部を支配する北奥の雄 滝尻侑貴
北畠顕家―若くして散った悲劇の貴公子 亀田俊和
伊達行朝―北畠顕家とともに転戦した奥州軍の中心 駒見敬祐
結城宗広・親朝・親光―信任厚い南奥の名門 駒見敬祐
宇都宮公綱―〝坂東一の弓矢取〟と言われた名将 駒見敬祐
北畠親房―後醍醐・後村上を支えた南朝の指導者 大薮海
小田治久―親房を助けた常陸南朝方の名族 中根正人
春日顕国―東国に散った村上源氏の血流 中根正人
新田義貞―運命を決めた三つの選択 谷口雄太
新田義顕・義興・義宗―義貞の恐るべき子どもたち 谷口雄太
余録 新田嫡流を支えた脇屋義助・義治 谷口雄太
宗良親王―東国各地を転戦した後醍醐の分身 牡丹健一
北条時行―南朝に投じた北条氏嫡流 牡丹健一
諏訪直頼―小笠原氏打倒にかけた生涯 花岡康隆
第二部 西国武将編
護良親王―尊氏打倒に燃える悲劇の親王将軍 牡丹健一
楠木正成―後醍醐忠臣という虚像 生駒孝臣
楠木正行―〝悲劇の武将〟の実像 生駒孝臣
楠木正儀―〝南朝将軍〟の虚実 生駒孝臣
四条隆資―各地の南朝方と天皇を取り次ぐ公家武将 花田卓司
千種忠顕―六波羅を落とした官軍の総大将 花田卓司
名和長年―三木一草最後の生き残り 生駒孝臣
大内弘世―防長を支配した中国地方の重鎮 萩原大輔
懐良親王―九州を席捲した征西将軍府の首領 三浦龍昭
菊池武光―征西府軍の中心となった〝九州将軍〟 三浦龍昭
恵良惟澄―分裂した阿蘇大宮司家 三浦龍昭
【商品情報】
書名:『南北朝武将列伝 南朝編』
編者:亀田俊和・生駒孝臣
定価:2,700円+税
ISBN:978-4-86403-380-0
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/583/
【編者紹介】
亀田俊和(かめだ・としたか)
1973年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。
現在、国立台湾大学日本語文学系助理教授。
主な著作に、『室町幕府管領施行システムの研究』(思文閣出版、2013年)、『南朝の真実』(吉川弘文館、2014年)、『高師直』(吉川弘文館、2015年)、『高一族と南北朝内乱』(戎光祥出版、2016年)、『足利直義』(ミネルヴァ書房、2016年)、『征夷大将軍・護良親王』(戎光祥出版、2017年)、『観応の擾乱』(中央公論新社、2017年)などがある。
生駒孝臣(いこま・たかおみ)
1975年生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程日本史学専攻修了。博士(歴史学)。
現在、花園大学文学部専任講師。
主な著作に、『中世の畿内武士団と公武政権』(戎光祥出版、2014年)、『楠木正成・正行』(戎光祥出版、2017年)、「楠木正成は、本当に〈異端の武士〉だったのか?」(呉座勇一編『南朝研究の最前線』朝日新聞出版、2020年)などがある。
【会社概要】
社名:戎光祥出版株式会社
代表:代表取締役 伊藤光祥
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
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