株式会社SUI(代表取締役:片岡武志)は、同社が運営する教育情報サイト「ソクラテスのたまご」で実施した特集企画『#学校ってなんだろう』をこのたび書籍化いたしました。新型コロナウイルスによる長期休校を機に保護者を中心に多くの人が感じた「学校って何のためにあるんだろう」という素朴な疑問。オンラインの活用等で学びが得られるとしたら学校に通う理由は何なのか。学校教育の意義とは何か。各分野の専門家20名からの提言やメッセージが詰まった一冊です。
<専門家からのメッセージを一部抜粋>
「約150年間変えずに続けてきた教育システムは、限界を迎えている」
哲学者・教育学者 苫野一徳さん
“お互いのことを尊重する・みんなが対等な人間だと理解する”ということを土台にして、“自分が生きたいように生きるための力を育む”ことが学校の本質です。
これからの時代は、”みんな何もかも一緒という教育にはもうあまり意味はない“ということを多くの人がもっと認識する必要がありますね。
「約150年間変えずに続けてきた教育システムは、限界を迎えている」
哲学者・教育学者 苫野一徳さん
“お互いのことを尊重する・みんなが対等な人間だと理解する”ということを土台にして、“自分が生きたいように生きるための力を育む”ことが学校の本質です。
これからの時代は、”みんな何もかも一緒という教育にはもうあまり意味はない“ということを多くの人がもっと認識する必要がありますね。
「現代は、社会構造の変化によってつくりだされた、“学校依存社会”」
教育社会学者 内田良さん
「過労死ライン」を超えて働く教員が、小学校で約三割、中学校で約六割にも達しているのです。
先生たちが「子どもたちのため」という”魔法の言葉“をいったんわきにおき、先生自身がこれまでの働き方を振り返ることだと思います。
「大切なのは学校?教科書?学習は新たな成長を遂げるときを迎えている」
陰山ラボ代表 陰山英男さん
教科書や学校にこだわらなければ、学習しなければならないことは意外に少ない、 少ないけれど重要なことをきちんと習得することが大切なんだ。
コロナ後の社会はいままでと大きく異なったものになる、と言われていますが、私は新しい学び方が一気に花開くという成長の道筋になっていくのではないかと思っています。
「ソクラテスのたまご」について/編集部の想い
『ソクラテスのたまご』は、各分野の専門家とともに教育に関する正しい情報を発信する、大人のための教育メディアです。「学校とは何か」という問いに対する様々な専門家の見解をまとめた本書を通じて、保護者をはじめとする多くの大人たちがこれからの時代の「学校」や「教育」についてあらためて考えるきっかけにしていただければ幸いです。
https://soctama.jp/
【書籍概要】
『#学校ってなんだろう』
発刊日:12月15日
出版元:学事出版株式会社
著者:ソクラテスのたまご編集部