12月2日ーグローバル市場調査会社のイプソス株式会社は、様々な決済手段の利用状況について2020年1月から毎月調査を実施し、前月の消費について決済方法の実態を捉えるキャッシュレスマンスリー実態調査をオンラインアンケートにより聴取しました。11月の調査結果を一部ご案内いたします。
<結果の要約>
● 11月調査の結果、キャッシュレス化は依然停滞。
● しかし、QR決済での決済金額は拡大を続けている。
● QR決済の決済金額拡大はPayPay、au PAYの利用率増の影響。
毎月の支払いに利用した各決済手段の金額割合がわかる調査:11月調査でもキャッシュレスの進行はみられない
イプソスは2020年1月から毎月、約2,400名に対して、前月1か月間のクレジットカード、QRコード決済、デビットカード、電子マネーとプリペイドカード、現金の利用実態についてのオンラインアンケートを実施しています。
前月の固定的に支払うものを除き、飲食やお買い物などの消費で決済している金額の割合を聴取し、さらに、各決済手段の利用回数を聞いており、金額と利用回数の両方を把握できます。
以下は2020年8月~11月調査の現金とクレジットカード、QRコード決済の利用金額割合の推移グラフです。7月~10月の各月の支払いについて表しています。
<結果の要約>
● 11月調査の結果、キャッシュレス化は依然停滞。
● しかし、QR決済での決済金額は拡大を続けている。
● QR決済の決済金額拡大はPayPay、au PAYの利用率増の影響。
毎月の支払いに利用した各決済手段の金額割合がわかる調査:11月調査でもキャッシュレスの進行はみられない
イプソスは2020年1月から毎月、約2,400名に対して、前月1か月間のクレジットカード、QRコード決済、デビットカード、電子マネーとプリペイドカード、現金の利用実態についてのオンラインアンケートを実施しています。
前月の固定的に支払うものを除き、飲食やお買い物などの消費で決済している金額の割合を聴取し、さらに、各決済手段の利用回数を聞いており、金額と利用回数の両方を把握できます。
以下は2020年8月~11月調査の現金とクレジットカード、QRコード決済の利用金額割合の推移グラフです。7月~10月の各月の支払いについて表しています。
現金の金額割合は9月時点ではキャッシュレス化の逆行とも見られましたが、10月に入っては約1%減少し、38.4%に戻りました。7月以降は2か月連続の上昇や減少は見られておらず、小さく上下を続けているため、キャッシュレス化停滞と考えられます。
また、クレジットカードの金額割合は9月に続いて10月も下がり、42.3%となりました。キャッシュレス化をけん引してきたクレジットカードですが、8月以降は減少傾向にあります。
一方、9月に続いて、10月もQR決済の金額割合が上昇しました。7月以降、少しずつではありますが毎月QR決済の金額割合が上昇し、10月は今年最高値の11.6%となりました。電子マネー・プリペイドカードも先月に比べて0.6%ほど上昇し、10月はQR決済と電子マネー・プリペイドカードがキャッシュレス化を進めているように見えます。
QR決済利用拡大はPayPay、au PAYの利用率増加の影響!
このようなQR決済の金額割合の上昇には一体どのブランドが影響していたのでしょうか?下記グラフは今年1月と10月の各QR決済の利用率を表したものです。
また、クレジットカードの金額割合は9月に続いて10月も下がり、42.3%となりました。キャッシュレス化をけん引してきたクレジットカードですが、8月以降は減少傾向にあります。
一方、9月に続いて、10月もQR決済の金額割合が上昇しました。7月以降、少しずつではありますが毎月QR決済の金額割合が上昇し、10月は今年最高値の11.6%となりました。電子マネー・プリペイドカードも先月に比べて0.6%ほど上昇し、10月はQR決済と電子マネー・プリペイドカードがキャッシュレス化を進めているように見えます。
QR決済利用拡大はPayPay、au PAYの利用率増加の影響!
このようなQR決済の金額割合の上昇には一体どのブランドが影響していたのでしょうか?下記グラフは今年1月と10月の各QR決済の利用率を表したものです。
1月時点と比べて大きく利用率が上昇したのはPayPay、そしてau PAYでした。大手通信キャリアとつながる決済サービスがQR決済の利用拡大に大きく寄与しているようです。他に楽天Pay、d払いも利用率が上昇していますが、約1%程度であり、メルペイとFamiPayは約0.5%の上昇です。PayPayとau PAYほどの上昇ではありませんでした。
全体的なキャッシュレス化の進行は停滞しているものの、QR決済の利用は着実に拡大しています。そして、どうやらその拡大の担い手は見えてきた、という現状のようです。
調査の詳細について
イプソス金融チームは、消費者動向や日本国内外の金融サービスの利用状況などを幅広く捉え、エンドユーザーに対するサービスの改善を図る金融機関様に資する情報提供を行ってまいります。
調査結果のレポート本編では、さらに詳細なデータをご提供しています。上記以外にも年代別、性別の他、各クレジットカード利用者別のキャッシュレス化の進度、決済回数と支払い金額シェア、どの決済手段がどの程度増減しているのかなどを具体的に把握できます。
本調査のより詳細なデータをご購入いただいた場合、この結果をもとにした深堀調査も提供しています。ご興味ございましたら是非弊社までご連絡ください。
調査概要
調査方法 オンライン調査
調査時期 2020年1月15日~20日、2月14日~17日、3月13日~16日、4月17日~22日、5月15日~19日、6月15日~19日、7月15日~19日、8月15日~19日、9月15日~19日、10月15日~19日、11月15日~19日
調査対象者 日本全国18~79歳男女
サンプルサイズ 1月2,401名、2月2,401名、3月2,400名、4月2,400名、5月 2,400名、6月2,400名、7月2,400名、8月2,400名、9月2,400名、10月2,400名、11月2,400名
■ ■ ■ イプソスについて ■ ■ ■
1975年創業。イプソスはリサーチのプロフェッショナルが経営する世界第3位のグローバル市場調査会社です。世界90カ国の拠点では、18,000人以上のスタッフが、5,000を越えるクライアントにサービスを提供しています。年間の実施インタビュー数は4,700万件以上に上ります。GreenBook Research Industry Trend Report 2020で最もイノベイティブなリサーチ会社に選ばれました。
Ipsos in Japan ホームページ: https://www.ipsos.com/ja-jp
【本件に関するお問い合わせ先】
イプソス株式会社 マーケティング&コミュニケーション担当
Email: japan.info@ipsos.com
全体的なキャッシュレス化の進行は停滞しているものの、QR決済の利用は着実に拡大しています。そして、どうやらその拡大の担い手は見えてきた、という現状のようです。
調査の詳細について
イプソス金融チームは、消費者動向や日本国内外の金融サービスの利用状況などを幅広く捉え、エンドユーザーに対するサービスの改善を図る金融機関様に資する情報提供を行ってまいります。
調査結果のレポート本編では、さらに詳細なデータをご提供しています。上記以外にも年代別、性別の他、各クレジットカード利用者別のキャッシュレス化の進度、決済回数と支払い金額シェア、どの決済手段がどの程度増減しているのかなどを具体的に把握できます。
本調査のより詳細なデータをご購入いただいた場合、この結果をもとにした深堀調査も提供しています。ご興味ございましたら是非弊社までご連絡ください。
調査概要
調査方法 オンライン調査
調査時期 2020年1月15日~20日、2月14日~17日、3月13日~16日、4月17日~22日、5月15日~19日、6月15日~19日、7月15日~19日、8月15日~19日、9月15日~19日、10月15日~19日、11月15日~19日
調査対象者 日本全国18~79歳男女
サンプルサイズ 1月2,401名、2月2,401名、3月2,400名、4月2,400名、5月 2,400名、6月2,400名、7月2,400名、8月2,400名、9月2,400名、10月2,400名、11月2,400名
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1975年創業。イプソスはリサーチのプロフェッショナルが経営する世界第3位のグローバル市場調査会社です。世界90カ国の拠点では、18,000人以上のスタッフが、5,000を越えるクライアントにサービスを提供しています。年間の実施インタビュー数は4,700万件以上に上ります。GreenBook Research Industry Trend Report 2020で最もイノベイティブなリサーチ会社に選ばれました。
Ipsos in Japan ホームページ: https://www.ipsos.com/ja-jp
【本件に関するお問い合わせ先】
イプソス株式会社 マーケティング&コミュニケーション担当
Email: japan.info@ipsos.com