2020年10月26日 13:00

【矢野経済研究所プレスリリース】CAD/CAM/CAEシステム市場に関する調査を実施(2020年)~2019年度のCAD/CAM/CAEシステム市場規模は3,958億円と好調に推移~

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株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内のCAD/CAM/CAEシステム市場を調査し、分野別やアプリケーション別の販売実績、メーカー別シェア、今後の課題や展望を明らかにいたしました。

1.市場概況

日本国内のCAD/CAM/CAEシステム市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、2019年度は3,958億円で前年度比5.2%増と好調に推移した。多くの企業の収益が過去最高を記録するなかで、製造業での設備投資が増加したことが要因となる。2019年10月の消費税増税で個人消費は冷え込んだものの、企業における設備投資額は依然として高い水準を維持した。

2.注目トピック~テレワークの普及によりクラウドへの移行が加速

新型コロナウイルス感染症の影響により、働き方が大きく変わってきている。
製造業の技術者においても、テレワークを活用し、自宅でCAD/CAM/CAEシステムをクラウドにつないで設計作業を行い、Web会議で打ち合わせやデザインレビューまで行うといった働き方が定着しつつある。
国内におけるCAD/CAM/CAEは、ほぼオンプレミスが主体となっている。しかし、今後はクラウドや仮想化技術をベースとした新しいプラットフォームへの移行が急速に進展するだろう。新型コロナウイルス感染症への対応は、この動きを加速させる要因となっている。

3.将来展望

新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、2020年度は状況が大きく変化している。2020年度のCAD/CAM/CAE市場(メーカー出荷金額ベース)は4,081億円(前年度比3.1%増)になる見込みである。2020年度の設備投資は、新型コロナウイルス感染拡大前に決定し実行されるため、成長は減速するがプラス成長を維持する見通しである。
企業収益が悪化し設備投資額が減少する影響は2021年度に現れる見込みで、2021年度のCAD/CAM/CAE市場は、前年度比でマイナス15~20%程度と大きく下落する見通しである。CAD/CAM/CAEシステムメーカーにとっては正念場になるものと予測する。

※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2555

調査要綱
1.調査期間: 2020年6~9月
2.調査対象: 機械系CAD/CAM/CAEシステムメーカー、EDAシステムメーカー、土木・建築系CADシステムメーカー
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談、ならびに文献調査併用
4.発刊日:2020年09月30日

お問い合わせ
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株式会社矢野経済研究所 マーケティング本部 広報チーム
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会社概要

商号
株式会社矢野経済研究所(カブシキガイシャヤノケイザイケンキュウジョ)
代表者
水越 孝(ミズコシ タカシ)
所在地
〒164-8620
東京都中野区本町2-46-2 中野坂上セントラルビル
TEL
03-5371-6900
業種
コンサルティング・シンクタンク
上場先
未上場
会社HP
https://www.yano.co.jp/

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