「新しい生活様式」で取り戻しつつある日常ですが、運動会、文化祭といった大きな学校行事について、やむを得ず中止、延期とする学校も少なくありません。
学校法人 青叡舎学院 勇志国際高等学校(野田将晴校長)では、令和2年11月1日(日)に「勇志祭」(文化祭)をオンラインで開催することを決定しました。
例年、熊本学習センター(熊本市中央区)の通学コース生が中心になって校舎近くの公園で開催している勇志祭ですが、今年度はオンラインのため、全国の生徒が参加できます。併せて当日の模様をYouTubeにてライブ配信することも決定しています。
現在、熊本学習センターの通学コース生を中心にした実行委員が、事前準備、企画運営に当たっています。
◎生徒によるオンライン文化祭
勇志国際高校では、普段から、職員と生徒、生徒同士のコミュニケーションツールとしてSlackなどのITツールを活用しています。現在、Slack内の勇志祭専用チャンネルでは、生徒たちが活動内容の共有、意見交換を活発に行っています。
勇志祭の特設サイトも開設。作品や動画例を実行委員自ら作成してアップするなど、よりイメージしやすく、より多くの作品が集まるよう工夫しています。
また、全国の生徒とリアルタイムで情報共有できることから、作品募集に関するお知らせや、開催イベントの参加申込につながっています。
当日は、勇志祭の特設サイト上で、作品展示やライブ配信、テーマに沿った動画をたくさんつなぐ「動画チェーン」や「大喜利」など、オンラインを活かした参加型企画を数多く行います。
◎PBL授業で「企業CM」制作に挑戦
珍しい企画としては、「企業CM」もあります。勇志祭に協賛いただいた企業様のCMを、今年度より通学コースで新しく取り入れている「PBL授業」で制作し、当日発表いたします。
PBL(Problem-based learning)授業は、生徒たち自身で問題を発見し、解決の糸口を見つける過程で知識や経験を得ていく授業で、プレゼンテーション能力や思考力、自発性を養うことも目的としています。
今回、生徒たちは、PBL授業の時間内で、グループごとに担当企業について調べたり、CMの内容や構成を考えたり、実際に企業訪問したりしながら、撮影から動画編集まで行いました。動画編集は、勇志国際高校の生徒なら希望すれば自由に使える「Adobe Creative Cloud」を利用しています。
◎森田涼花さんゲスト出演決定!
当日の大きな見どころのひとつは、元アイドリング!!!メンバーで、現在は女優、声優として活躍する森田涼花さんのゲスト出演です!
当日は石垣島から生出演、司会者とのトークをはじめ、生徒からの質問にも答えてくれます。また、最後にはギター弾き語りの披露もあります。
松坂桃李さん主演『侍戦隊シンケンジャー』でイエローに抜擢、女優デビューをされた森田さん。生徒たち、保護者の皆様にとっても、憧れの存在ではないでしょうか。アイドリング!!!卒業後は、女優として数々の舞台やドラマで活躍し、近年では原沙知絵さん主演の『女ともだち』や『世にも奇妙な物語』などに出演されています。
勇志国際高校は、通学コースとネットコースがある通信制高校です。
どちらのコースも、日々の課題提出はもとより、生徒間、生徒職員間のコミュニケーションにおいても、ICTツールを積極的に取り入れています。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンライン開催となった、今年の勇志祭。生徒たちにとっては初めてづくし、挑戦がいっぱいの1日となることでしょう。現在も、試行錯誤を繰り返しながら、成功に向けて取り組んでいます。皆さん、ぜひご注目ください。
【開催日時】 令和2年11月1日(日)10時~15時
【配信方法】 勇志祭特設サイトからYouTubeライブ配信
勇志祭特設サイト https://yushisai.yushi.news/
勇志国際高校HP http://www.yushi-kokusai.jp
【森田涼花さんプロフィール】
1992年9月7日生まれ 京都府出身。
マウスプロモーション所属。
2006年 アイドリング!!!にアイドリング11号として加入。
2009年? 『侍戦隊シンケンジャー』花織ことは役で女優デビュー。
2012年 アイドリング!!!を卒業後、主に舞台・映像作品を中心に活動。
主な出演作
長塚圭史演出 新ロイヤル大衆舎『王将』君子役
加藤拓也演出『心臓が濡れる』池田咲季役
鴻上尚史演出 音楽劇『ローリング・ソング』原口綾奈役
同年 映画『明月幾時有 Our Time Will Come』(アン・ホイ監督作)が第37回「香港アカデミー賞」にて作品賞含め5冠を獲得。
今後は声優として活動予定。