この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社（本社＝大阪市西区、代表取締役社長＝川原喜治）は、乾癬の治療で医療機関を受診している584人を対象に、医療機関の受診状況、現在行っている治療内容、薬物治療の実態や評価（満足度）、新しい治療薬（飲み薬、塗り薬、皮下注射薬）に対するニーズなどを探るためアンケート調査を実施、その結果を発表した。
医療機関を受診したきっかけは、「単なる皮膚炎、湿疹ではないと思ったので」
「症状が広がって（悪化して）きたので」を挙げた人がおよそ半数。
乾癬の症状で医療機関を受診したきっかけを尋ねたところ、584人全体では「単なる皮膚炎、湿疹ではないと思ったので」を挙げた人が49.7％で最も多い。
次いで、「症状が広がって（悪化して）きたので」が47.1％、「かゆみが強くなってきたので」が42.6％、「人目が気になるので」が38.2％と続き、これら4項目を挙げた人がそれぞれ4～5割程度と多い。
以下、「市販薬で効果がなかったので」（16.8％）、「気分の落ち込み、ストレスを感じるようになってきたので」（8.7％）、「他の疾患（症状）で受診したついでに」（6.3％）、「家族・友人などに勧められて」（5.8％）、「関節痛がでるようになったので」（5.7％）、「かかりつけの医師に専門医受診を勧められて」（5.1％）、「インターネットで病気を調べて」（4.8％）の順。
上位回答のうち、「かゆみが強くなってきたので」を挙げた人の割合を年代別にみると、“40代以下”で半数を超えたのに対し、“50代以上”では3～4割とやや低い。
“月1回程度以上”受診している人は全体で36.8％、“中等症以上”では半数程度。
医療機関への受診頻度をみると、「月1回程度」が29.5％で最も多い。次いで、「2ヶ月に1回程度」が21.1％、「3ヶ月に1回程度」が20.7％で続く。以下、「4ヶ月～6ヶ月に1回程度」が10.6％、「乾癬の症状が悪化したときだけ」が6.7％、「月2回程度」と「それ（6ヶ月に1回）以下」が4.1％、「週1回程度（以上）」が3.3％と続き、“月2回程度以上”受診している人が7.4％、“月1回程度以上”受診している人が36.8％であった。
現在の重症度別にみると、“月1回程度以上”受診している人の割合は、軽症が32.3％、中等症が48.7％、重症／最重症が53.3％であった。“中等症以上”では半数程度の人が“月1回程度以上”受診している結果となった。
現在行っている治療法は「外用薬」が9割強、「内服薬」が3割強、
「生物学的製剤」と「光線治療」が1割程度。
現在の医療機関で行っている乾癬の治療内容を尋ねたところ、584人全体では「外用薬（塗り薬）による治療」が92.3％（539人）で最も多い。次いで、「内服薬（飲み薬）による治療」が32.9％（192人）で続いた。
以下、「生物学的製剤（点滴・皮下注射薬）による治療」が10.1％（59人）、「光線（光を患部に照射）による治療」が9.1％（53人）であった。
現在の重症度別にみると、「外用薬（塗り薬）による治療」を回答した人の割合はいずれも9割前後。「内服薬（飲み薬）による治療」を回答した人の割合は、軽症で3割弱（27.3％）、中等症（43.5％）および重症／最重症（43.3％）で4割超であった。また、「生物学的製剤（点滴・皮下注射薬）による治療」と「光線（光を患部に照射）による治療」を回答した人の割合は、重症／最重症で2割を超え、他の重症度より10ポイント前後高くなっている。
【調査要覧】
＜調査対象＞
乾癬の治療で医療機関を受診・服薬している20歳以上の男女
＜サンプル数＞
584
＜調査期間＞
WEBによるアンケート調査
＜調査エリア＞
全国
＜調査期間＞
2020年9月
＜資料名＞
「乾癬の患者調査」
―薬物治療の実態と満足度、塗り薬・飲み薬・皮下注射薬の新薬ニーズを探る―
http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/pr310200118
発刊日：2020年10月15日 頒価：540,000円（税抜）
【会社概要】
会社名：TPCマーケティングリサーチ株式会社
所在地：大阪府大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容：マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版
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