2020年9月19日(土)に開催された二足歩行ロボット格闘技大会「第7回ROBO-ONE auto」(主催:一般社団法人二足歩行ロボット協会)において、株式会社トリプルアイズ(本社:東京都千代田区、代表取締役:福原 智、以下トリプルアイズ)が参加したトリプルアイズ with シンプルファイターチームのRobovie-Z(ロボビーゼット)が優勝を遂げました。
■二足歩行ロボットの頂点へ。今年はリモートにより世界からも参加者が
ROBO-ONE(ロボワン)は、2002年より始まった二足歩行ロボットによる格闘競技大会で、ものづくり技術の向上と二足歩行ロボットの普及を目指して開催されています。今大会はCovid19感染拡大防止のためリモートによる大会となりました。
試合は3ラウンド制で、ROBO -ONE autoでは、競技者はコントローラーに触れることは禁じられ、ロボットが自ら敵を認知して倒せば加点、誤ったターゲットを倒すと減点というルール。トーナメント方式で日本中から、そして海外から集まった二足歩行ロボットの頂点を決めます。
今回トリプルアイズは、ヴイストン株式会社、大阪工業大学ものづくりセンターの近藤隆路先生とチームを組み、大会に出場しました。トリプルアイズ は画像認識を担当、ヴイストン社はロボットを提供、近藤先生が大会に出場するというチーム構成でした。トリプルアイズではAIZE事業戦略本部の社員が、ロボットが取得した画像から目標とするオブジェクトを認識する機能の作成を行いました。
■際立っていた画像認識のスピードと精度
当日、決勝トーナメントに残ったロボットは10体。他のロボットが転倒したり、誤ったターゲットを攻撃したりする中、トリプルアイズ with シンプルファイターチームのRobovie-Zは、ターゲットを正確に認識し、着実にポイントを加算して決勝に駒を進めました。決勝でもパーフェクトな成績を収め、見事優勝を射止めました。特に、スタートしてから敵を認知するまでのスピードと精度が際立っていたのが印象的でした。
今回の優勝により、Robovie-ZはROBO -ONE auto部門で1位にランキングされました。
画像認識を担当したAIZE事業戦略本部・河井翔太郎のコメント
「開発で苦労したことは、認識精度の向上についてです。 環境に左右されず安定して目標とする物体を認識できるようにするため、学習データの修正、そして検証を何度も繰り返しました。 優勝できたのは、Robovie-Zの最適化された動作と認識精度の高さのおかげだと思います。」
今後もトリプルアイズ は、AI、ロボットの研究・開発に邁進してまいります。どうぞご期待ください。
https://www.3-ize.jp/