2020年9月10日から22日まで岡山髙島屋(岡山市)で開催の北海道物産展において、株式会社トリプルアイズ(本社:東京都千代田区、代表取締役:福原 智、以下トリプルアイズ)が開発した画像認識プラットフォームAIZE(アイズ)が、感染防止対策の一環として混雑監視に採用されました。
■人工知能(AI)で来場者数をカウント・予測
岡山髙島屋では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3月から物産展の開催を自粛していましたが、半年ぶりの復活となりました。コロナ禍での物産展開催は岡山県下では初の試みということもあり、テレビ、新聞などをはじめ大きな注目を集めています。
岡山髙島屋は、メイン会場への一度の来場者数を最大350人に絞る、 会場を3か所に分散させるなど徹底的な感染防止対策を行っていますが、 人工知能(AI)を駆使した来場者数のカウント・調整・予測も対策の目玉の一つです。
AI混雑予測は、会場入り口にセットしたカメラからクラウド上のAIエンジンにデータを送り、来場者数を解析するというもの。これによって時間ごとの来場者数をカウント・予測し、入場制限を行ったり、館内モニターに混雑情報を提供することで、お客様が安心して訪れることができる仕組みです。
■感染防止と経済活性化の両立をAIが実現する
コロナ禍で、最も経済的に影響を受けているのがイベントや催事など集客を前提としている事業です。今回の試みにより、AIによる混雑監視の効果が検証されることで、全国にAIを活用した感染防止対策が広がることが期待されます。
新型コロナの感染拡大によって、小売業の経営そのものが大きく変わってきています。この影響は、来店するお客様の行動にもあらわれており、安全・安心を確保できるお店のみがお客様から選ばれています。コロナ終息後までを見据えた店舗経営においては、感染対策と顧客マーケティングを兼ね備えたAIシステムの導入が必須となります。
画像認識プラットフォームAIZEは、トリプルアイズが取り組んできた囲碁AIの研究から生まれた、ディープラーニングによる画像認識システムです。クラウドに画像データを送信し、ディープラーニングの手法でAIが解析します。世界最大級の512次元の特徴量を顔画像から検出、個別認識できます。年齢・性別・感情さえも認識できるAIエンジンを備え、その可能性は多岐にわたります。
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