株式会社あさ出版(代表取締役:佐藤和夫、所在地:東京都豊島区)は、菅野恵理子著『MIT マサチューセッツ工科大学音楽の授業~世界最高峰の「創造する力」の伸ばし方~』を2020年9月12日(土)に刊行いたします。
なぜ「科学」と「音楽」が共に学ばれているのか?
廊下に流れてくる楽器の音や歌声。科学の最新研究書が並ぶ前を、ヴァイオリンケースを担ぎ仲間と話しながら横切る学生……。これは、世界最高峰の教育機関マサチューセッツ工科大学(通称MIT)の日常風景です。MITは、名前の通り、科学・テクノロジー・工学・数学(STEM教育)を重視していますが、一方、人文学や芸術科目にも力を入れています。中でも人気が高いのが約4割の学生が履修する音楽科目。
本書では、現地での取材を通して、実際の授業内容、講師のインタビューの他、実際の授業で使用されている曲のプレイリストも紹介しています。
VUCA(不安定、不確実、複雑、曖昧)の時代といわれる今、世界最高峰MITで音楽が学ばれる理由を知ることで、これからの生き方を学ぶことができる1冊です。
“MIT”マサチューセッツ工科大学の音楽の授業内容 ※一部書籍から抜粋要約
人間を知る・感じる
《ワールドミュージック入門 》 世界の音楽を体感する
ワールドミュージックでは人間が営んできた文化の多様性や地理的広がりを学ぶことになる。
なぜ「科学」と「音楽」が共に学ばれているのか?
廊下に流れてくる楽器の音や歌声。科学の最新研究書が並ぶ前を、ヴァイオリンケースを担ぎ仲間と話しながら横切る学生……。これは、世界最高峰の教育機関マサチューセッツ工科大学(通称MIT)の日常風景です。MITは、名前の通り、科学・テクノロジー・工学・数学(STEM教育)を重視していますが、一方、人文学や芸術科目にも力を入れています。中でも人気が高いのが約4割の学生が履修する音楽科目。
本書では、現地での取材を通して、実際の授業内容、講師のインタビューの他、実際の授業で使用されている曲のプレイリストも紹介しています。
VUCA(不安定、不確実、複雑、曖昧)の時代といわれる今、世界最高峰MITで音楽が学ばれる理由を知ることで、これからの生き方を学ぶことができる1冊です。
“MIT”マサチューセッツ工科大学の音楽の授業内容 ※一部書籍から抜粋要約
人間を知る・感じる
《ワールドミュージック入門 》 世界の音楽を体感する
ワールドミュージックでは人間が営んできた文化の多様性や地理的広がりを学ぶことになる。
人間がいるところには文化があり、文化には音楽による感情表現や社会共同体の団結を高めるような演奏習慣がある。世界各地で古来から伝わる民俗音楽や伝統的楽器は、何を表現しているのだろうか。
世界の音楽を学んだり、楽器に触れたりすることは、各地の人々の生き様を理解し、共感することにつながり、グローバル社会で活躍する未来世代の一助になるだろう。
新しい関わり方を探究する
《ラップトップ・アンサンブル 》 パソコンを楽器に
音楽テクノロジーをパフォーマンスにいかした「ラップトップ・アンサンブル」は最新の科目である。
授業では、ジェスチャー・コントローラー、ライブコーディング、インタラクティブス・ミュージック・システム、実験音楽、即興音楽、テレマティックス・パフォーマンス(情報を送受信しながら演奏を行う)、マルチメディア・パフォーマンスなど、20~21世紀におけるさまざまな音楽実践を学ぶ。
身体と楽器の関係性、共演者同士の関係性、演奏者と聴衆の関係性など、すべての関係性にインタラクティブ性を取り入れていく。テクノロジーが開く新しい音楽体験は、新しい社会体験でもある。だからこそ自由に、かつそれがもたらす価値について考えることが求められる。
他者に、自然に、耳を傾ける
《MITシンフォニーオーケストラ 》
音楽学科の科目でもっとも古いのがこの「MITシンフォニーオーケストラ」である。1884年に前身となるMITテックオーケストラが結成され、その後解散し、戦後1947年に再結成された。メンバーはさまざまな学部・学科に所属しており多岐にわたる。
身体と楽器の関係性、共演者同士の関係性、演奏者と聴衆の関係性など、すべての関係性にインタラクティブ性を取り入れていく。テクノロジーが開く新しい音楽体験は、新しい社会体験でもある。だからこそ自由に、かつそれがもたらす価値について考えることが求められる。
他者に、自然に、耳を傾ける
《MITシンフォニーオーケストラ 》
音楽学科の科目でもっとも古いのがこの「MITシンフォニーオーケストラ」である。1884年に前身となるMITテックオーケストラが結成され、その後解散し、戦後1947年に再結成された。メンバーはさまざまな学部・学科に所属しており多岐にわたる。
演奏者である学生たちは、他者の音や自然の音楽に耳を傾け、音に対する意識を高めること。また、さまざまな世界観や文化性が反映された音楽を、身体全体で理解し、共に奏でることを学ぶ。
【書籍概要】
書籍名 :MIT マサチューセッツ工科大学音楽の授業~世界最高峰の「創造する力」の伸ばし方~
刊行日 :2020年9月12日(水)
価格 :1,800円(税別)
著者名 :菅野恵理子ページ数:360ページ
ISBN :978-4-86667-228-1
紹介ページ:http://www.asa21.com/book/b525754.html
【目 次】
はじめに
第1章 なぜ「科学」と「音楽」が共に学ばれているのか?
第2章 人間を知る・感じる
第3章 しくみを知る・創る
第4章 新しい関わり方を探究する
第5章 他者・他文化・他分野と融合する
第6章 MITの教育から探る、未来を生きる世代に必要なこと
第7章 「いま・ここ」と「はるか未来」を見据えて
おわりに
本書で紹介している曲をこちらで聴くことができます。
https://tinyurl.com/yxqqvae5
【著者プロフィ―ル】
菅野恵理子(すがの・えりこ)
音楽ジャーナリストとして海外での豊富な音楽教育取材・国際コンクール演奏評をもとに、音楽で人を育て、社会を繋げることをテーマとして調査研究・執筆・講演などを行っている。著書に『ハーバード大学は「音楽」で人を育てる』『未来の人材は「音楽」で育てる』(共にアルテスパブリッシング)。オンライン連載に『海外の音楽教育ライブリポート』(ピティナHP)などがある。上智大学外国語学部卒業。在学中に英ランカスター大学へ交換留学し、社会学を学ぶ。全日本ピアノ指導者協会研究会員。
●ホームページ https://www.erikosugano.com/
菅野恵理子(すがの・えりこ)
書籍名 :MIT マサチューセッツ工科大学音楽の授業~世界最高峰の「創造する力」の伸ばし方~
刊行日 :2020年9月12日(水)
価格 :1,800円(税別)
著者名 :菅野恵理子ページ数:360ページ
ISBN :978-4-86667-228-1
紹介ページ:http://www.asa21.com/book/b525754.html
【目 次】
はじめに
第1章 なぜ「科学」と「音楽」が共に学ばれているのか?
第2章 人間を知る・感じる
第3章 しくみを知る・創る
第4章 新しい関わり方を探究する
第5章 他者・他文化・他分野と融合する
第6章 MITの教育から探る、未来を生きる世代に必要なこと
第7章 「いま・ここ」と「はるか未来」を見据えて
おわりに
本書で紹介している曲をこちらで聴くことができます。
https://tinyurl.com/yxqqvae5
【著者プロフィ―ル】
菅野恵理子(すがの・えりこ)
音楽ジャーナリストとして海外での豊富な音楽教育取材・国際コンクール演奏評をもとに、音楽で人を育て、社会を繋げることをテーマとして調査研究・執筆・講演などを行っている。著書に『ハーバード大学は「音楽」で人を育てる』『未来の人材は「音楽」で育てる』(共にアルテスパブリッシング)。オンライン連載に『海外の音楽教育ライブリポート』(ピティナHP)などがある。上智大学外国語学部卒業。在学中に英ランカスター大学へ交換留学し、社会学を学ぶ。全日本ピアノ指導者協会研究会員。
●ホームページ https://www.erikosugano.com/
菅野恵理子(すがの・えりこ)