アイビーシー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:加藤 裕之、以下 IBC)と APRESIA Systems 株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:末永 正彦、以下 APRESIA Systems)は、IBC が開発・販売するシステム情報管理ソフトウェア「System Answer G3」と APRESIA Systems が開発した高度パケット監視制御機能である「バーストレコーダー」の連携によるバーストトラフィック監視製品を 2020 年 9 月 1 日より提供開始しましたのでお知らせいたします。
ネットワークやサーバーなどの ICT インフラを管理されている方々は、ネットワーク上で短期間に大量の通信が発生するバーストトラフィックの把握や分析に課題を抱えていることが往々にしてあります。従来の監視手法である SNMP では取得データの粒度が粗いため詳細が把握できない、Syslog を確認しようにもログが膨大で工数が大幅に掛かる、さまざまな監視項目と突き合わせて分析するため高度なスキルが求められるなど、バーストトラフィックの原因究明は一筋縄ではいきません。一方、トラフィック解析専門ツールでは収集データが大量となるため、分析を行うには多大な工数とノウハウが必要となります。
そこで、ICT システムの性能監視に長年取り組んできた専門ベンダーである IBC と、国内ネットワーク機器メーカーの草分け的存在である APRESIA Systems が手を組み、「バーストレコーダー」のヒストグラム(度数分布図)情報を「System Answer G3」が受け取れる形式に変換して API 連携するスクリプトを 2019 年 6 月に開発しました。
その結果、SNMP 経由で性能情報を収集していた「System Answer G3」に、バーストトラフィックに関する詳細情報をテレメトリー(遠隔情報収集)形式で取り込むことにより、「System Answer G3」の管理画面でネットワーク機器の性能情報とともにバーストトラフィックの情報を総合的に一元管理することができ、システム運用者の方々の負荷を大きく軽減できるようになりました。
ネットワークやサーバーなどの ICT インフラを管理されている方々は、ネットワーク上で短期間に大量の通信が発生するバーストトラフィックの把握や分析に課題を抱えていることが往々にしてあります。従来の監視手法である SNMP では取得データの粒度が粗いため詳細が把握できない、Syslog を確認しようにもログが膨大で工数が大幅に掛かる、さまざまな監視項目と突き合わせて分析するため高度なスキルが求められるなど、バーストトラフィックの原因究明は一筋縄ではいきません。一方、トラフィック解析専門ツールでは収集データが大量となるため、分析を行うには多大な工数とノウハウが必要となります。
そこで、ICT システムの性能監視に長年取り組んできた専門ベンダーである IBC と、国内ネットワーク機器メーカーの草分け的存在である APRESIA Systems が手を組み、「バーストレコーダー」のヒストグラム(度数分布図)情報を「System Answer G3」が受け取れる形式に変換して API 連携するスクリプトを 2019 年 6 月に開発しました。
その結果、SNMP 経由で性能情報を収集していた「System Answer G3」に、バーストトラフィックに関する詳細情報をテレメトリー(遠隔情報収集)形式で取り込むことにより、「System Answer G3」の管理画面でネットワーク機器の性能情報とともにバーストトラフィックの情報を総合的に一元管理することができ、システム運用者の方々の負荷を大きく軽減できるようになりました。
【図1:「System Answer G3」と「バーストレコーダー」の連携イメージ】
その後も両社は連携を強化し、バーストトラフィック監視をより簡単にかつ効率的に実現できる製品開発に取り組むことで、このたび新たに以下 2 点を実現させることができました。
1.トラフィック解析によるバーストトラフィックの詳細な調査
「バーストレコーダー」とトラフィック解析ツール「Traffic-Analyzer」を連動させることにより、設定した閾値を超過した後の流入トラフィックに対して、宛先や送信元のアドレス、ポート、プロトコルなどの詳細情報を解析できるようになりました。さらに、「System Answer G3」に情報を共有することで閾値超過後のトラフィック情報をリスト形式で容易に把握することができます。
2.ヒストグラム情報のパーセント表示によるトラフィックの容易な把握
トラフィックを正確に把握するには、トラフィックのカウント値を確認するだけでは困難です。「バーストレコーダー」では 125 マイクロ秒単位からトラフィックの解析が可能です。仮に 500 マイクロ秒単位で解析した場合でも、1 分間で 120,000 カウントと膨大なヒストグラム情報となります。そこで、抽象的なカウント値ではなく、カウント値の総量を 100 % とした割合表示とすることで、トラフィック状況を容易に理解することができます。もちろん「System Answer G3」と連携することで、100 % を上限としたグラフも表示可能です。
【図2:ヒストグラム情報のパーセント表示によるトラフィックの容易な把握】
スクリプトによる API 連携を通じて、システム情報管理ソフトウェア「System Answer G3」と高度パケット監視制御機能「バーストレコーダー」がシームレスに連携することで、ヒストグラム情報を容易にグラフ表示することができ、バーストトラフィックの把握や分析を効率よく行うことが可能になります。
発見の難しい瞬間ピークをとらえることで、株取引、為替取引、EC サイトなど、瞬間的にデータ通信量が増大するビジネスにおいて、通信の安定化を実現し、機会損失を回避することが可能となります。
本製品は、Interop Tokyo 2019 の「Best of Show Award」のデモ部門において、『Telemetry によるバーストトラフィックの把握と解析(Grasp and Analysis of Burst Traffic by Telemetry)』として、有力メディア各社のキーマンと、学術界の識者によって編成される審査委員会により、300 近いエントリーの中からファイナリストに選出されました。
<企業情報>
【アイビーシーについて】
IBC は、2002 年の設立以来、性能監視分野に特化した事業を展開しており、ネットワークシステムの稼働状況や障害発生の予兆などを把握するネットワークシステム性能監視ツールの開発・販売およびコンサルティングを手掛けています。
社 名:アイビーシー株式会社
本 社:〒104-0033 東京都中央区新川 1 丁目 8 番 8 号 アクロス新川ビル 8 F
代 表 者:代表取締役社長 加藤 裕之
設 立:2002 年 10 月
事業内容:ネットワークシステム性能監視ツールの開発 / 販売 / サポート
ネットワークシステムの性能評価サービス
ネットワークシステムの設計・構築、コンサルティング
IoT セキュリティ基盤サービスの開発 / 提供
各種機器、ソフト販売
【APRESIA Systems について】
APRESIA Systems 株式会社は、国内に本社を持つ、L2 / L3スイッチ「APRESIA シリーズ」を中心とした情報ネットワーク機器を製造・販売するメーカーです。長年培った技術に磨きをかけ、高度化する通信技術に対応しつつ、情報システムという社会に必要不可欠なインフラへ更なる付加価値を提供することで、お客様の発展を支えてまいります。
社 名:APRESIA Systems 株式会社
本 社:〒104-0045 東京都中央区築地二丁目 3 番 4 号 築地第 1 長岡ビル 8 階
代 表 者:代表取締役社長 末永 正彦
設 立:2016 年 9 月
事業内容:情報システム製品及びソフトウェアの開発・製造・販売並びに保守
<本件に関するお問い合わせ>
■アイビーシー株式会社
電話 :03-5117-2780
E-mail:info@ibc21.co.jp
■APRESIA Systems株式会社
・URL: https://www.apresia.jp/solution/
・製品、サービスについて
企画本部 ビジネス開発部:剱
電話:03-6369-0401
・ニュースリリースについて
企画本部 経営企画部:中筋
電話:03-6369-0391