フランスの建材企業Tanguy Materials社が、管理システムの合理化のために
インフォアの流通・卸売業向けクラウドERPを採用
~ 複数のERPシステムを一元化されたソリューションに統合 ~
インフォアの流通・卸売業向けクラウドERPを採用
~ 複数のERPシステムを一元化されたソリューションに統合 ~
あらゆる業界に特化したクラウド型業務ソフトウェアを展開する米Infor(以下インフォア)は、フランスの建材企業であるTanguy Materials社< https://www.tanguy.fr/ >が、自社サービスのデジタル化を加速し、変化し続ける市場の課題と機会に対応するための最適なツールとして、インフォアの流通・卸売業向けクラウドERP 「Infor CloudSuite Distribution Enterprise」< https://www.infor.com/ja-jp/products/cloudsuite-distribution-enterprise >を採用したことを発表します。
Tanguy Materials社は、1925年に西フランスに創立以来、家族経営のグループ企業として3代にわたって建材を販売および生産(比率としては販売80%、生産20%)を中心として事業を発展させてきました。約30年前、事業範囲の拡大を決定した同グループは、いくつかの企業買収を経て、子会社を約17社に再編しました。現在、同グループは950人以上の従業員を抱えており、2019年の総売上高は2億5,000万ユーロを超えています。
Tanguy Materials社のプロジェクトディレクターであるJean-Pierre Carn氏は、次のように述べています。
「当社のITプロジェクトは、2018年末に始まりました。当社の目標は、さまざまな買収を通して得た3つのERPシステムおよび70のユーザーインターフェイスを、ひとつのスケーラブルな最新の管理システムにまとめ、システムを調和させることでした。主な対象分野としては、顧客関係管理、商業管理、顧客信用管理、会計・財務管理が挙げられ、長期的には生産管理も視野に入れていました。」
入札では、専門分野に特化したベンダーと汎用的なベンダーを含む9つのソリューションが検討されました。その中から、Tanguy Materials社は6つのソリューションを選択し、最終的には3つに候補を絞りました。候補となったベンダーには、約1,200の質問(プロジェクト開始時に必要な要件を分類したもの)を含む仕様書が渡され、108の複雑なシナリオを想定したデモの実施を求められました。
Jean-Pierre Carn氏は、次のように述べています。
「多くの基準によりインフォアのソリューションの採用を決定しましたが、一番の理由となったのは、競合他社や他市場の企業にも導入され、成功を導いてきた実績でした。また、機能レベルにおいても、インフォアのソリューションは弊社の在庫管理やサプライチェーンマネジメント、価格設定などの業務課題に適合していました。」
Jean-Pierre Carn氏は、次のように続けています。
「インフォアの統合パートナーであるHetic3社< https://www.helant.fr/nouvelle-societe-hetic3/ >の貢献があったこと、およびアプリケーション管理をアウトソーシングして保守業務から長期的に解放されるという選択肢があったことが、最後の決め手となりました。クラウドというオプションは、当初は検討していませんでしたが、当社のニーズと財務能力に応じてオンデマンドで利用できるという柔軟性と拡張性の面で真価をもたらすでしょう。」
Tanguy Materials社は、2019年初めにプロジェクトを開始した後、即座に運営委員会を立ち上げました。本委員会は、経営委員会のメンバー、主要なユーザー、さまざまな活動分野の管理者、9つの領域の管理者(プロジェクトの範囲領域:購買、販売、価格設定ポリシー、品目在庫、ロジスティクス、請求、顧客信用、IT、財務)で構成されました。
現在、プロジェクトは導入の第一フェーズの最終局面にあり、Tanguy Materials社のチームは、インフォアの機能が適合して、表明した要件に対応していることを評価しています。2020年末まで続くことが予想されている次のフェーズでは、同グループの全活動において共通するコアモデルを構築し、その後ソリューションを構成し、最終的には主要ユーザーが社内の全ユーザーにトレーニングを実施する予定です。
その後は、2021年内に3つの導入フェーズが予定されており、異なるERPシステムから新たにCloudSuiteに順次移行する予定です。プロジェクトの終了時には、トレーニングを完了したユーザーは800人となり、そのうち300人は、新システムと連動するサードパーティ製のトラッキングソリューションも使えるようになる予定です。
※当リリースは、2020年5月6日にフランスで発表されたリリースの抄訳をベースにしています。
< https://www.infor.com/news/tanguy-materials-chooses-infor-cloudsuite-distribution-enterprise >
●Tanguy Materials社について:
詳しくは、URLよりご確認ください。< https://www.tanguy.fr/ >
●Hetic3について
Helios Groupの傘下にあるHetic3社は、約20年に及ぶスキルと経験を備えた企業です。ERPソリューションの統合に定評のあるHetic3社は、Infor M3の販売と導入を行う主要パートナーとしての地位を確立することを目指しています。同社の業務知識とERPとしてのM3に関する専門知識が融合することで、顧客に真の付加価値と保証をもたらします。約70人のコンサルタントが約130社の顧客ベースに従事しており、販売、統合、サードパーティアプリケーションの保守の3つの分野を中心に活動しています。さらに詳しくは、< https://www.helant.fr/nouvelle-societe-hetic3/ >をご覧ください。
●インフォア、インフォアジャパンについて
インフォアは、クラウドを用いた業界特化型のビジネスアプリケーションにおけるグローバルリーダーです。17,300人を超える社員が、170か所以上の地域で68,000以上のお客様を支援しています。インフォアのソフトウェアは、お客様の業務の進化に向けたデザインとなっています。さらに詳しくは< www.infor.com >(英語)をご覧ください。インフォアジャパンは、米国インフォアの日本法人として、各種エンタープライズソリューションの販売、導入、コンサルティングを行っています。詳しくは< https://www.infor.com/ja-jp/ >をご覧ください。
インフォアのお客様には下記が含まれます。
・航空宇宙企業20社
・ハイテク企業上位10社のうち9社
・米国最大のヘルスケア提供ネットワーク25のうち14社
・米国の大都市20のうち19
・自動車サプライヤ20社のうち18社
・産業用製品販売上位20社のうち14社
・グローバル小売企業上位20社のうち13社
・醸造企業上位5社のうち4社
・グローバル銀行20行のうち17行
・最大規模のグローバルホテルブランド10社のうち9社
・グローバルな高級ブランド上位10社のうち7社